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短い話

作者: とっぽっぽ


暗い中、私は呟く。


「どうしてこうなってしまったんだ・・・。」


良くある形だなあ、なんて考えてからこれが小説で現実じゃなければよかったのにと思ってしまう。

事の起こりは・・・・・。


一昨日13:00


「何だそれ?」

「マジマジ!ホントだって!」

「いや、ホントかどうかより内容が意味わからない。」

「どこが?」

「全てだよ!!!」


腐れ幼馴染が意味の分からない話をしてくれやがった!

久しぶりに会おうって連絡が来て待ち合わせに言った直後、

「ちょ、聞いてくれよ~。」

から始まって、聞いてもいない話を話し始め、さらに内容が意味わからない。


新手の嫌がらせかな?


「そんな新手の嫌がらせのためだけに呼び出したのか?」

「わっかんないかな~?仕方がない!もう一度言うよ?」


「先ずは夜中にお百度参りするだろ?」

「そこからキツイ。」

「終わったら××ってスーパー銭湯行くだろ?」

「はあ。」

「一時間半したら出るんだ。そこから骸骨持って西へ行き・・・」

「急に無理!骸骨手に入らない!そこじゃないけど!!!さらには西がどっちか分からない可能性!」

「方位磁石もってけや!」

「だ・か・ら!骸骨問題は!?」

「・・・・・・・・え~、鳥とか?」

「悪かった。人骨想像してたわ。」

「そこから西へ行って骸骨を最初の地蔵に供えるだろ?」

「・・・呪いの儀式かな?」

「次の地蔵に願い事言うだろ?」

「最初じゃないんだ。」

「そしたら次の日、女の生首が起きたら目の前に出るだろ?」

「怖っ!!!やっぱ呪いの儀式じゃねえか!!!」

「そこで、あなたのパンティくださいって言うだろ?」

「首だけの人に?」

「そうすると彼女が出来る!!!」

「全てがぶっ飛んだわ!!!願い事は!?彼女が出来る過程は!?途中まで呪いの儀式で最後落としといて急に彼女が出来る話になるやん!!!」

「わかんないかな~?」

「わかるわからないの以前の問題だよね?俺がおかしいんじゃないよね?もう一度言う!意味が分からない!!!」


この腐れ幼馴染・・・もういいや、腐れは昔から面白い奴だが、ここまでぶっ飛んだ奴ではなかった。

「・・・惜しい人失くした。」

「あれ?俺死んだことにしてない?」

「してない。いなくなったことにした。」

「・・・?どっちがひどいんだ?」

「・・・・・それすらも分からないか。病院かな?神社かな?よし!両方だ!え~い、ついでだ!警察にも行こう!!!おすすめは警察だ!!!」

「犯罪してないよ!?警察薦めんな!」

「もう・・・犯しているよ・・・罪を。」

「・・・どんな?」

「人間生きているだけで・・・・・罪だ!!!」

「人間全員になっちゃった!?!?」



あれ?会話が出来てる?てっきり・・・

「頭がお亡くなりになってない?」

「どういうことだよ!」

「で?やってみた結果は?」

「そんなことやるわけないじゃん?」

「なめてんのかテメー!どこにホントだよって要素があるだよ!!!」

「その話を教えてくれた人に彼女が出来てた!!!」

「信ぴょう性に欠ける!!!その人自身が元からイケメンだろ!それ!」

「こんな人。」

「・・・・・・・・・・・・まあね?人は見た目じゃないからね?・・・・ただ・・・・うん・・・・まあ・・・・・・・信ぴょう性は少しあるかな?」

「な?ホントだろ?」

「まず自分で試せや!」

「やだよ、彼女いるのに。」

「・・・え?まさか・・・・一生友達だと思ってたのに・・・・」

「え?そんなことで友達じゃなくなるの?」

「むしろ敵になったね!おめでとう!そして〇ね!!!」

「ひどい!!!」


そうして腐れを殴り、友情に決別してきて思ってしまった。

・・・・試してみようかなって。

出来なかったら、まあね?若気の至りってことでね?


先ずはお百度参り。

その日の夜中に23時から2時にかけてやってみました。

その後、××ってスーパー銭湯に。


「そういえば店やってんのか?」


・・・・・やってました。24時間営業だそう。

そこで一時間半、鳥の骨と方位磁石で方角確認していざ!!!


「・・・地蔵がある。」


ありました。・・・・・頭のない地蔵が。

地蔵って頭なくても地蔵って分かるよね?

とりあえず骨を供える。

スーパーで買った鶏ガラに入ってた頭の骨を。

意外とないよね?頭の骨。

見つけるのに苦労したよ。


「・・・次の地蔵ってこれ?」


超満面の笑みの地蔵。

めっちゃ怖い!!!


「・・・願いは・・・・彼女で!!!」


とりあえずね?

で、朝5時ごろ帰ってきた。


「次の日の起きたらってことはこれは徹夜かな?」


とりあえず夜八時まで頑張って起きて寝た。

そして・・・・目の前には生首が。

マジか!!!


「あなたの下着をください!!!!!」


で合ってるよな?

・・・・・めっちゃ怖い顔されたけど。

もう一度!


「あなたの下着が欲しいんです!!!」


・・・・・間違ってないはずだが何故かヤバさを感じる。

生首が消えました!

・・・これで彼女出来るのかな?











そして夜。

今現在、あなたの彼女になりますって紙をくわえた生首が目の前に!!!

・・・・どうしてこうなった!?







勿論最後のセリフを間違えたからです。


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