流れ星
月と一緒に地球の周りを回る人口の星、『人工衛星』。
あの日、その内の1つが地球の重力に寄せられ地球に落ちた。
街灯の様、月の光が暗闇を照らす美しい夜空の夜、一人の青年が小さなアパートの屋根に上り、輝く瞳で美しい夜空を眺めていた。期待だけを胸に上京してきた彼は、毎日が自らの夢のためだと日々、仕事に熱心であった。
しかし夢の街東京では、田舎の美しい夜空を目のすることが無く、恋しく思っていた。
ところが、今日の夜空は大変美しかった。すばらしいものであった。そのため、気持ちが高ぶり彼は屋根に上り今、夜空を見上げているのであった。
「あぁ、なんて美しい夜空だろう・・・。オト村に居たときは空はかってに綺麗な夜空になっていたけど、それがいかに高価なものだったか、気づかなかった…」
と、彼が思いにふけている、その時、夜空に一筋の閃光が走った。
「あっ、流れ星・・・・・・。ちぇ、お願いし損ねちゃったなぁ。でも、また来るかもしれないな。。。少し眺めていようっと」
「おいっ、あいつ何いってんだ?人工衛星の墜落なんか見て」
「―分からん。多分、地球独特の文化なのだろう」
流れ星に願いを込めようとする彼の姿に、旅行に来ていた二人の宇宙人は興味を持ち観察していた。
「なぁ、ためしにここに落ちてきそうな奴、一機落としてみないか?」
「あぁ、それがいい。早速船から電波を流そう」
そそくさと二人は近くの公園の茂みに隠しておいた船に戻り、我々にはわけの分からぬ機械をいじり、電波を発した。
数分後、夜空の奥から、強い光が現れた。
「おっ、きたきた」
「あぁ。さて、あいつはどうするかな?」
「あっ、またきた!あっ、仕事がうまくいきますように、仕事がうまくいきますように、仕事がうまくいきますようにっ、よっし、いえたぁ~、これで夢が叶うぞ!なんか、ますます、やる気が出てくるなぁ~」
「おいおいっ、なんか、同じこと3回もぼやいてるぞ!」
「意味が分からん。だが奴は『夢が叶う』といっていたな」
「あぁ、言ってた言ってた。もしかして、3回言えば、地球人は願いが叶うのか?」
「かもしれないな。まぁ、星、星にはそれぞれ習慣、文化があるから私達には理解できんな」
「そうだな」
二人はそのなぞの解明を諦め自らの船に戻り、浮遊させた。
「そうだ。地球人に夢をかなえるチャンスを沢山与えてやろう!」
「おぉ、それは名案だな。地球人への置き土産だな」
「じゃあ、早速」
「よしっ、行くか」
こうして、二人の訪問者を乗せた船は夜空の奥へと消えていった。
―翌日
ガヤガヤガヤ
ザワザワザワ
今日は、朝からやけに騒がしかった。
ピピピピ。ピピピピ。ピピピ。
一方、あの青年の部屋には機械音が朝のひんやりとした空気に響き渡っていた。
青年は布団から手だけを出し、音源をだらしなく叩いた。その拍子に、それの隣においてあったラヂオがかかり、女の声が聞こえてきた。
『~~~ザ~~ザ、ザザ~~~、せ~、世界中がただ今大パニックになっております。昨夜、突然世界中の人工衛星がほぼ同時刻に落ちるという、怪事件が起こりました。原因はまだ分かっておらず、朝から飛行機の墜落などの事件が多発しております
―流れ星