数字の魔女3(完)
「数字の魔女」3(完)
(この魔法が発動すれば全ての有機物は…
心なしか視界も暗くなってきた…)
ちょっと!後ろは何してるの!
あなた達みんな終わりよ!
…?
チョウ…か、そうかこれが…!風が…目にのゴミが…!いや……
こんなことで終わるか…!
式展開!!!
!!
先輩!待たせました!星読みの魔法使い。
上位魔法、メテオラ!行きます!
巨大隕石がすぐ頭上に…!
あなた!こんなのかましたら、みんな死ぬわよ!
う、うわあああ!!
いてて…
なにが…あったの…
二人の魔法使いは…
なんか…
助かったみたいですね。周りもなんともなってないですし、数字の魔法使いさん。
え…?
あぁ…
いってーっ……
先輩!ひどいですよ!
なんか、風がビューって吹いてきて…
術式が維持できませんでした!
何言ってるのよ。あんなのほんとに落ちてきたら死ぬだけよ。
失敗して正解ね!
あはは…
どうして…
何か、腑に落ちませんか?
私の円周率の記録は、今日で終わっていた。
今日、死ぬんだろうと思っていたのに…
あはは…いいじゃないですか。
生きてるんだから。
これからは、記述に従うんじゃなくて、好きに生きたらどうです?
一体どうすれば…
私たちと、一緒に来てくれませんか。
え?
では…行きますよっと…
ほら!行くよー
あ、先輩!
待ってくださーい…!
ふふ…
因果関係に再計算だ…仕方ないわね…
ほーら!
後輩ちゃんもよろしく!
うわ!なんですかこの人!連れて行くんですか…
ええ。必要な人よ。
ええ…
あ、ところで、あの蝶は結局なんかの役に立ったんです?
ああ…どうもあの蝶は、
あなたに用があったみたいよ?
えぇ…?
まあ、終わりよければすべてよしですね!
さすが先輩!
…大丈夫かなこの人達についていって…
心で言っててもなんとなく聞こえてるからね
数字の人?
大丈夫だよ。
うわ!後輩…!こいつやばくないか…!
実はそうなんですよ…!やっと理解者が…
おい!聞こえてんだよ!
勢いだけで書いた。
楽しかったよ、、、ありがとう。