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数字の魔女2

3人いて鍵かっこだけじゃごちゃごちゃするう、、

読みづらかったらごめん


「数字の魔女」2




先輩…あれが数字の魔女の家ですか…

いままでクソつまらない森の中歩いてきましたけど、やっと見えてきましたよ。



ええ。間違いない。

彼女は研究にノイズがどうのと言って静かな町外れの家に住んでいるらしいからね。

とは言っても、普通に都会に住んでいたこともあるらしい。

ぶっちゃけ自分の人生の記述を見つけてしまって、それに従って生きているという噂よ。



なんですかそれ。そんなの、結局自分の人生が書いてあるわけじゃなくて、書いてある記述に沿って生きてるだけじゃないですか。



そう、だから欠陥があるって言ったでしょ。



…とか言ってる間に付いちゃいましたよ。

どうします?インターホン付いてますけど…押しますか…?



(突如扉が開く)



うわ!



ようこそ、小さな魔法使いのお二人さん。

来ることは分かっていたわ。ほぼ時間通りね。

知っていると思うけど、私は集会の…大魔女様の意向には賛同していないの。



ふふ…それも、円周率に書いてあったセリフですか?



ちょっと先輩?!



…そうよ。何も間違いはない。

私は数字の魔女と呼ばれるもの。あなたたちの目的も全て知っている。

だからこそ、問答の必要はない。死になさい。



先輩!なんか怒ってますけど!



あなたは少し下がってなさい。



なんでですか!私も戦いますよ!



敵前で何をうだうだ言っているのかしら。

ベクトルインテグレーション!

空間に方向性を持たせた不可視の刃。

当たれば捩じ切れて死ぬわ!



うわっ!



先輩!大丈夫ですか!なんか、すごい風が…!



問題ないわ…掠っただけだったみたい。

こっちからも行くよ!



はい!



余裕ね。

円周率第……………位(現存技術で数量化不可)

今、あなた達の死を預言したわ。ここでみんな死になさい!



そうはさせるか!

ゲイン!



そんな棒っ切を呼び出して何ができる!



棒切れかどうか試してみなさいよ!

エンチャント、アキュート!ストレングス!



撲殺…?問題ないわ…

円周率第……………位。

あなたの攻撃を預言した。



…!交わされた!?



先輩!私はどうすれば!



あなたは自分にできることをしなさい!

それでも一応、魔法使いの端くれでしょ!



またお喋り…

ワールドトラッキング(世界履歴の追跡者)

あなたの使える全ての魔法を見たわ。

あなたにはもう負けない。



(!!まずい、記憶を読まれたか)

円周率でもう見えてたんじゃないの…



ええ。でも円周率も完璧ではなかった。

解読の鍵となるものが必要だったのよ。

そして、最も事実に近いものは自分の人生の履歴。記憶。

つまり私は自分の身の回りに起こることしか見ることができなかった。

でもこれで大丈夫。あなたの人生は別の演算魔法で見させてもらった。

この修正を円周率に加えて…

分かるかしら…。



あなたもずいぶん余裕見たいね。ペラペラと…



ええ。終わらせましょう。

リターントゥマトリックス…(全ては神の数式の元に)



上位魔法?!



ええ。そうよ。数分後、準備ができたら私を中心とする一帯の有機物は無機物へと変換される。



馬鹿な!無茶苦茶!

この!

詠唱をやめろ!



円周率第………位

あなたの攻撃を預言したわ。

円周率第…………………………位

バイパスを預言したわ。

詠唱はあと数十秒で終わる。みんな終わりね。



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