ソード&マジック
序章 始まりの日
ここはとある、北にある学園。
ジョワイユーズ学園、北の王国ノールデゥンにある
ノールデゥン最高峰の学園なのだが30年前にあった
と言われる、デルフ村の跡地に作られた学園なのだ。
この世界には五本の魔剣と聖剣があり、十本の剣を
手に入れた者は世界を変えると言われている。
このデルフ村にもある伝説があり、「男、空から
現れし魔の玉の災いを聖剣と魔剣によってこの村、
守りたり」村ではこの伝説が語り継がれていたが
5年前、またしても魔の球が現れ、球の災いで村は壊滅してしまった。
この災いから逃れた少年は目は黒く死んだ魚のようで髪も黒く首にかかる長さなのでいつも短めのポニテでいつも眠たげでダラけた顔つきのカイト・スインガは独学でノールデゥン最高峰の学園に
入学したのであった。
第1章 ツンデレな転校生
カイトは新学期そうそうに寝坊をしてしまった。
新学期だと言うのに授業があるのだ、まったく
不幸だ。
やっぱり動きにくいな制服はって思ってる場合
じゃないヤバイマジヤバイあと5分しかねーでもここの
曲がり角をまっすぐ行けば・・・
「うぁ!」「キャ!」
曲がり角から出てきた女子とぶつかった
だが倒れそうになった彼女の手を取りなんとか
二人とも倒れずに済んだ
とりあえずカイトは彼女にゲガがないか聞いた。
「大丈夫?ってうちの学校の制服じゃないか。」
彼女は慌てて返事をする。
「は、はい大丈夫です」
カイトは彼女の返事を聞いて遅刻を思い出して。
「俺、急いでるからじゃあ」
と言ってその場をカイトは離れた。
走りながら少し後ろを振り返ると彼女は
カイトを見ていた。
なぜと思ったが急いでいたのでそれ以上考えなかった
「ふー、とりあえず間に合った」
「アンタ新学期、早々から遅刻ギリギリじゃない」
「うっせーな」
コイツはイミナ、イミナ・ハリマウ、俺の幼なじみでヒーリングマスターだ、そして席は俺の前だ
このマスターはそれぞれの魔術の分類のトップに
与えられる称号なのだ、称号は各学年7名いて
二年の一人がヒーリングマスター、イミナなのだ。
カイトの席は窓側の一番後ろだ。
(さっきの子、どこかで・・・・・・)
カイトがこの学園に入学してから二年もたたない
この学園では魔力量でクラスが決まっていて
0〜3までの4つに分けられている。
0は魔力が無限に等しく、1は90〜70、2は65〜40、
3は35〜20となっている。
カイトが教室に入ってから担任が教室に入って来た。
カイトの教室2-Aの担任はジャスティス・タナトス
このジャスティスという男、元アルケミストの称号を
持つ、この学園の先輩講師である。
ジャスティスは教室に入り教卓に立った。
「今日は転校生を紹介する」
「マジで」「ヤッフゥー」「男子かな女子かな」
「やっぱ女子がいいよなぁ〜」
「イケメンの紳士だといいなぁ〜」
(どうでもいい)
クラス内は男子か女子かで騒ぎ切っていた。
「はいはい皆さん静かに」「さあ、入って来なさい」
「はい」
イミナがこちらを向いて「ねーカイト、アンタも見て見なさいよ〜」カイトはイミナの言葉を無視して窓の方を向いた。(うるせー)
転校生の声に聞き覚えがあった、
(昔、どこかで聞いたような・・・・・・)
長い綺麗な赤といつよりはあかね色に近いその髪は
腰近くまでの長さで丁寧に手入れされている様子
だった。
体は全体的にはいい体つきなのだが胸が全くと言うほど無いが目は同じようなあかね色の綺麗な目だった。
カイトは転校生を見たがまた窓の方を向いて今日の
昼はどうするか考え始めていた。
転校生が挨拶を始めたようだ
「はじめまして私の名前はイヴ・レーンダス、
この王国の魔術師軍に入隊するために、
この学園に来ました」
「これからよろしくお願いします!」
クラス内に拍手が充満した、イヴの挨拶のあと
ジャスティスはカイトの方を指で指し、
「イヴ君、君の席はカイト・スインガの隣だ」
「よかったじゃん!」
(全然良くねーし)
イヴはジャスティスが指で指した方を向き、こちらへ
歩いて来た、席に座るなりイヴが声をかけて来た。
「これからよろしくね!」
先にイミナがあいさつを返した
「よろしく、私はイミナ、イミナ・ハリマウで後ろの
コイツがカイトね。」
カイトは無愛想な顔で「あ〜よろしく」
「あなた今日の朝わたしとぶつかった人よね?」と
聞いてきたイヴに
「いいえ違います人違いです」と答えてカイトは顔を
隠すようにそっぽを向いた。
「・・・そう」
カイトはイヴの質問を交わしジャスティスの話を
聞きいた。
朝のホームルームが終わると、1限の授業を
受けるため移動することになった。
1限目は錬金術この学園は4階まであり地下室もある、
カイトが席を立とうとするとジャスティスがカイトの方の向いて(こっちに来い)と言わんばかりに
手を振る。
仕方なくカイトはジャスティスの呼び出しに応じた
「何かようですか?」とめんどくさそうに聞く
「カイト、お前がイヴにいろいろ教えてやってくれ」
少し首傾げたがカイトはジャスティスに答えた
「なんで俺なんですか?」
「ごめんな俺この後やる事あるからさー頼むよ〜」と
言って教室を出て行った。
そのあとジャスティスが言い忘れていたように教室のドアから
「あ〜そうだった、彼女にもお前が案内するって
言ってあるからよろしくーじゃっあ」
ジャスティスは言い忘れを伝えると
そそくさと消えた。
「カイトー、先行ってるわよー」
「わかった」
カイトはイミナに返事を返すと自席で周りを
キョロキョロと見まわすイヴに声をかけた。
「レーンダス、1限目の教室に移動するから錬金術の
道具持ってついて来い」
「あなた急に話しかけないでくれる、ビックリする
じゃない、それとその上から目線の
言い方やめてくれる?」
カイトはめんどくさそうな顔をして
(いちいちめんどくさいなコイツ)と思いながらも
「はいはいわかりましたよ」
「さっきの返事といいあんたの私に対するその態度は何なの?それに呼び捨てにするんだったらイヴって
呼びなさいよ」
「わかったよ イヴさん」
と俺が言うとイヴはムッとしていた
(は〜面倒なことになった)
「何ボーッとしてんのさっさと実験室に
案内しなさい」「はいはい」
仕方なくカイトはイヴを連れて地下にある錬金実験室を目指した。
いちよう魔法付与されている黒いコート着て行った。
地下に続く暗い螺旋階段をライトを持ってゆっくり
降りていると背後から
「カイト〜」
「・・・・・・。」
「カイト〜?」
「・・・・・・。」
「もう聞いてるのー、いい加減に返事しなさいよ!」
「何だよ」「もう少しゆっくり歩いてよ」
「は、どうゆう事だよ?」「言った通りよ」
ますます、言っている意味がわからない。
「わかったよ」
「それとこれからあなたにすることは誰にも
言わないでね 、もし言ったら殺すからね!
それと振り向いたら殴るからね!」
理不尽過ぎる。
そう思いながらもカイトはイヴ言う通りに黙って
ゆっくりと歩き出した。
するとカイトのコートをイヴが背後からつかんでいる
「おい、なに人のコートつかんでだ」
カイトはイヴに言われたことを
忘れ振り向いてしまった。
「見るなって言ったでしょ〜!!」
イヴが拳にウェポンエンチャントをかけた、拳が
赤く光るといきなり殴りかかって来た。
「ぐふ」もしかして暗がりが苦手だったのか・・・。
ウェポンエンチャントとは武器や体術を強くする魔法を体にかける技である。
カイトは拳が来た瞬間に避けようと思ったがコートをイヴにつかまれていたので避けられず、腹に拳を
食らってしまった。
カイトはその反動で階段を転がり落ち、地下一階まで
落ちてしまったカイトのコートをつかんでいた
イヴまで一緒に落ちてしまっていた。
だがイヴには大きなケガがなかったそれはカイトが
イヴにコートを着せ、コートにかけてあった魔法
プロテクションによってイヴを守ったからである。
このプロテクションとは、水に濡れなく、衝撃を吸収
しかも痛まなく出来る魔法だ。
「ここはカイトは・・・・・・いた、寝てるの?
起きろ〜」
イヴはカイトを起こそうと体を揺すったが起きない。
カイトはイヴに自分のコートを着せたためケガを
負っていたしかも頭を強く打ったらしく気絶
していた。
体のあちこちに階段で打ち付けたあとがあった。
「コイツあちこちケガしてるでも私、治癒魔法
使ったことないしどうしようこのまま放って置くのは
危ないしな応急処置ぐらいはしないと
何か使える物は・・・・・・アレなんだろ〜手帳?
アイツのか、もしかしたら治癒魔法書いてあるかも
基本魔法集って書いてあるじゃないえっと〜〜
治癒魔法は・・・・・・あった」
イヴは手帳を見ながら呪文を唱えた。
「我が手に聖なる光をもたらせ」
するとカイトの周りが円の魔法陣に黄色い光を
放ち始めたその光がカイトを覆ってカイトのキズを
癒していく。
「ケガは治ったけど目を覚まさないなとりあえず
アイツのコート掛けてあげるか」
その後イヴはカイトの頭を自分の膝に乗せた。
「たく仕方ないなぁ〜今日だけ特別だからね」
疲れたのかイヴは壁に寄っかかり寝てしまった。
イヴが寝てから数分後カイトは目覚ました。
「うわ、これどうゆう状況だよ俺はこいつに
殴られて階段を落ちそうになってそれで〜?、てか今どこだよ」
とりあえずカイトはイヴの膝から起き上がり袖に
入れて置いた懐中時計を見た。
(授業まであと2分かよ、間に合うのか?
間に合わせるしかねーかこいつを起こすのは時間が
かかるな仕方ないこいつを抱えて走るか)
カイトは掛けられていたコートを着てからイヴを
抱えて呪文を唱える。
「我が眠れし力、解き放て」
カイトはフィジカルブーストを唱えたすると体に
赤い光が纏、力が体から溢れてきた。
フィジカルブーストとは自分の身体能力を一定時間
上げる魔法である。
ものの数分で錬金実験室のドアに着いた、そして
カイトはイヴの肩を両手で譲った。
「おーい、起きろ〜」
数秒でイヴが起きてビックリした表情をして急に頰を
赤く染め、口をパクパクとし始めた。
「わ、私にな、何をした?!」
「えっと・・・俺は目覚めて時間がなかったから
お前をここに運んで、ってまぁ〜とりあえず教室に
入ろうぜ?な?」「わ、わかった」
とりあえずカイト達は教室に入った。
「遅いですよ早く座りなさい」
怒鳴り声で若い女性教師に怒られた。
彼女の名はセリカ・アストレイ A級の魔術師である。
魔術師には階級がありS〜Dまである。
「カイト・ライオネル、イヴ・レーダスどちらか手本として何か錬金してみてくれる?」
(手本かよ俺らまだ一年だろ〜)
「まぁ〜いいですけど」 「私もいいですけど」
と二人とも同時に答えた。
「で、イヴどうするよ?」「私はできなくないけど」
(めんどくせ〜)
「ここは俺がやるわ」
カイトはコートの左右のポケットに手を入れ、
何か探している。
(あれ?ここにあるはずなんだが・・・・・。
ねーな?とするとズボンか。)
カイトは探しものがなかったようで次にズボンの
左右のポケットに手を入れた。
(ここにもない、そうするとイヴか、とりあえず
聞いて返すつもりがなければあの手のだな。)
カイトはズボンのポケットから手を出して
「おいイヴ、俺の手帳どこにあるか知らないか?」
イヴは急にこちらに話しかけられビクとした。
「あんたの手帳なんて知らないわ」
「そっかぁ〜あの手帳ヤバイから早く見つけね〜と
まぁ錬金なら手帳がなくてもできるしな、でも手帳は
取り戻しとくか。スティール」
緑色の円の魔法陣が右手に出て魔法陣が上に上がるとそこから手帳が現れた。
「戻って来たなよ〜しやるかー」
「ちょっと待った」「何だよイヴ」
「今の魔法なんなの?」「別に何でもいいだろ〜」
「簡単に言えばイメージした物を引き寄せる魔法だ」
と言いつつカイトは手帳をズボンの
ポケットに入れた。
「時間がね〜からちゃっちゃっとやるぞ」
カイトは床に銀色の鉄を置き、右腕を教室の床と
平行に伸ばして手のひらをその鉄向けて呪文を
唱えた。
「我、万象よりこい願うは剛毅なる刃」
するとカイトの黒い瞳が一瞬、黄色くなると手から
紫色の円の魔法陣が広がり紫色の光が鉄を包むと鉄は
西洋の剣の形に変化していく、
1分ぐらいで錬成した、鉄からできたとは思えない
剣をカイトは右手で掴んで両手で先生に剣を見せた。
「先生〜こんなでいいですか?」「あ、あ〜」
「ア、アンタ何を錬金してんのよ!」
「そ、そーよ」
イヴもイミナも驚きすぎて言葉に詰まっていた。
「何って、剣だけど?」「剣だけどその剣、鉄からにしてはしっかりしてない?しかも一瞬アンタの
目の色が変わったんだけど?」「そうよ変すぎよ」
「目の色が変わるのはわからない」
「剣は俺の固有魔法で作ったからな」
一瞬、教室が凍りクラス全員がカイトの方を向いた。
(ですよね〜固有魔法なんてまだ一年には
できませんよね〜)
凍った後、一番に先生が口を開いた。
「カイトくん、あなたが使った固有魔法どう
作ったのかしら?」
「それは・・・固有魔法だから秘密って事で、
それでこの剣持って帰っていいですか?」
セリカはキョトンとしていたが「え、ええ〜どうぞ」
カイトはそれを聞いて嬉しそうに
「ありがとうございます」と答えた。
この後の授業は皆、あまり興味なさそうに
聞いていた。
(そりゃそうだあんなの見た後じゃあ〜授業なんて
頭に入らないよなぁ〜)
帰りのホームルームが終わると、カイトはさっさと
教室を出た。
カイトが帰ろと廊下を歩いていると背後から誰かに
呼ばれた。
「おーいカイトー」
(この声はイミナか)「なんだよ」
「帰る前にカイトに聞きたいことがあって錬金で
作ったあの剣てなんて名前なの?」
「デュランダルだけど?」
イミナは何か考える様子を見せると
「なるほど、ありがとう〜じゃあ先に帰るね!」
と言って帰ってしまった。
そのあとカイトは不思議な視線をイミナに当てながらその背中を見送った。
イミナを見送ったあとまた背後から声が聞こえた、
「・・・ト、カイ・・・、カイト聞いてんの?!」
「なんだよ次から次へ・・・ぐふ」(なんだ一体)
カイトが声のする方を振り向いた瞬間、イヴがまた
カイトの腹に拳を叩き込んだのだ。
カイトはその場で腰を落としたがイヴの拳に魔法が
かかってなかったので威力はさっきよりはなかった
少々痛がりながらも立ち上がった。
「いてぇ〜な、ってイヴじゃあねーかなんだよ
おまえも俺に聞きたいことがあるのか?」
とカイトが聞くとイヴは
「別に聞きたい事なんてないわよ、ただ呼んだ
だけよ」と言ってプイッと横に向いた。
「そうかよ、なら俺は帰るぞ」
カイトはイヴの返事を聞くとさっさと帰る方向に
歩き出した。
「ま、待ってよ!」またイヴがカイトを引き止めた。
「何なんだよ、早くしてくれこれから買い物しなきゃならないんだよ」カイトは足を止め、イヴの方に顔を向けた。「早くしてくれ」
「カイト、アンタ先生に私を案内しろって
言われたでしょ!」
カイトは腕を組み思い出していた。「あ、あ〜
そうだったな、じゃあ今日行ってない教室から
案内するか他に行きたいところあれば言えよ」
カイトはそう言うとイヴの右手を取ったするとイヴの
頰が赤くなったがカイトはそんなのに目もくれず、
イヴの手を引っ張って廊下を走り出した。
「ちょ、ちょっと〜待ちなさいよ〜!」その声は
カイトに届かなかった、この後もカイトはイヴの
呼びかけに答えずに教室の説明をして今やっと校門の前にきたところだ。
カイトの案内は1時間ほどで終わったが走って止まるの繰り返しでイヴは息が上がっていた。
「やっと終わったのねってさっさと手を
離しなさいよ!」
イヴはそう言うなりカイトの手を振りほどいた、
カイトはイヴが疲れているのに気づくともう一度
イヴの手を取って手のひらにチョコのかけらを
置いた。
「それでも食っとけ少しは疲れも取れるから」
イヴは不思議そうにチョコを見ている。
「何なのこれ食べ物?」
カイトはイヴの言葉にビックリして一瞬固まった。
「え、え〜イヴお前、チョコレート知らないのか?」
イヴはカイトの言葉に慌てて言い返した。
「し、知ってるわよチョコよね、あの美味しい
お、お菓子?」「なんで最後だけ疑問形なんだよ」
「うるさいわね食べればいいんでしょ!」
そう言うとイヴは口にチョコを放り込んだ。
「う、う〜ん!?な、何よこれ」と言うとイヴの体の
中が光り出したが数秒で光は消えた。
カイトはそれを見て「どうだ体軽いだろ?」
イヴはカイトの言葉に疑問を抱いたが体を
動かしてみるとさっさの疲れがすっかりなくなって
いた。
カイトの渡したチョコにはリフレッシュの魔法が
かけてあり、リフレッシュによって体力、魔力が回復するようにカイトが作った非常食であった。
カイトはイヴの様子を見て「案内も終わったことだ
俺は帰るぞ」と言って校門の方に歩き出した、すると
「カイト最後に一つ、あの錬成した剣に似たような物
持ってるの?」と聞いてきたイヴの方を向いた。
「なんでそんなこと聞くんだ?まぁ隠すことじゃないしな答えてやってもいいけど俺の頼みを一つ聞いて
くれたらいいぜ」それを聞いてイヴは少し考えた
「・・・わかったあなたの頼みを聞くわ、
それで持ってるの?」と言いつつイヴは少しドキドキ
している様子だった。
カイトはとりあえず質問に答えた。
「まずお前の質問から答える今日、錬金した剣と
同等の強さを持つ武器をいくつか持って入るが
手入れをするだけのただのハリボテだがな、
一様言っておくが全て聖剣や魔剣じゃねーからな」とカイトが答え終わるとイヴが。
「やっぱアンタなら・・・」「なんか言ったか?」
「アンタに関係ないでしょ、で頼みって何?」
「ね〜よじゃあ俺は帰るからなあ、そうだ言い忘れてたオマエもうちょっと体重減らせよ」それを
聞いてイヴが「何なのよ、余計なお世話よ」と怒るがカイトはイヴの言葉を無視して校門を出て行った。
その日の夜、学園の地下でジャスティスが鏡の前で
誰かと話していた話していた相手は禍々しいオーラを放っていた。「カイト・スインガが鉄から神剣を
作り出しましたこれで我らの求めていた力が手に
入ったも同然」「ああ、だがあの剣はまだ未完成だ、次はカイト・スインガが本来の力を目覚める必要が
あるな」 「次こそは神の裁きが我らを導くであろう」
こうしてカイト達の波乱の新学期が終わった。