リグレット恋愛手紙
「助けてくれ」そう言った彼に言いました
「嫌だね、もう手遅れさ」
そしたら彼は僕の首をシめた
雪交じりの雨の中 傘もささずに歩いていた
遠くの方から声がするけれど 一人歩いていた
悲しいなんてそんな感情 ありもしないけどちょっとだけ
君の涙 それだけが僕の胸をしめつけた
変わらないと信じてたこの日々が 今終わろうとする
「なんで?」なんてそんな事 言うまでもないんだよ
「寂しい」なんて言わないよ 「悲しい」なんて言わないよ
そんなこと言ってどうなるの? 変わらぬこの現実を
「別れ」はどうして訪れるの? 「バイバイ」どうして言えんだよ?
「別れ」があるからなんてフレーズは 聞きたくもないんだよ
優しい香りに包まれて 傘をさして歩いていた
梅の花や桃の花 みながら歩いていた
着々と近づくその時を 知らぬふりしていたけれど
どうやらそれはもうすでに 僕には出来ないみたいなんだ
変わらないと信じてたこの日々が 今終わろうとする
「なんで?」なんてそんな事 言えるはずもないんだ…
3月×日その日まで あと何日あるのだろう?
登校日なんてそんなもの 当てになんかならないんだ
受験に追われて過ごす日々 君を思い思えない
余裕をなくした僕の手が、その首へとノびた。
「寂しい」なんて言わないよ 「悲しい」なんて言わないよ
そんなこと言ってどうなるの? 変わらぬこの現実を
「別れ」はどうして訪れるの? 「バイバイ」どうして言えんだよ?
「別れ」があるからなんてフレーズは 聞きたくもないんだよ
君と別れるなんて寂しいよ 君と離れるなんて悲しいよ
言っても変わらないそれだけど 心から叫ぶんだ
卒業式はやってくる 「さようなら」ついに訪れる
「また会えたら…」なんて言葉は言えるわけもないんだ
<どうしようもなく臆病な自分>
「助けてくれ」そう言った僕に
「嫌だね、もう手遅れさ」神サマは言った
その言葉に僕は静かに手をノばした…
桜は散った
『リグレット恋愛手紙』
2015/01/18執筆




