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2日前 カラス戦

連続更新3日目。

読んでくれている人がいると思うと頑張れます。

「今日はソウゲンカラスを狙ってみましょう」


 シホちゃんが合流したところで、いきなりアローが切り出した。


「ソウゲンカラスは初めてだな」

「そうですね。飛んでるってだけで厄介な相手です」

「ソウゲンカラスは格闘戦が出来ないから、俺苦手なんすよねぇ」

「逆にぃ、あたしは攻撃手段が魔法なんでぇ、厄介って程ではないですねぇ」

「ボクの槍はリーチがあるけど当たらないからやっぱり苦手だねぇ」

「とまぁ、こんな感じです」

「なるほど」

「私役に立つんでしょうか?」

「基本は回復役だから大丈夫だと思うよ」


 今日も南の草原に向かうとアローにソウゲンカラスを探してもらう。


「で、結構な高さを飛んでるんだがどうするんだ?」

「βのときより高度ありますね。ルビーいけそう?」

「あの高さは無理ですねぇ」

「だよねぇ」


 ソウゲンカラスが飛んでいるあたりにやって来たはいいが、当のソウゲンカラスは結構な高さを飛んでいて物を投げたくらいじゃ届きそうにない。

 ルビーの魔法でもだめなら打つ手はなさそうだ。


「近くにいる魔物でも倒して囮にしましょうか」

「そうですね、やってみましょう」


 マトバの案を採用し近場にいたオオウサギを1匹倒し剥ぎ取らずに置いておく。

 しかし、10分たってもソウゲンカラスは下りてこない。


「来ませんねぇ」

「ちょうど真上あたりでぐるぐる回ってるんで、気づいてはいるようなんですが……」

「でもこないっすねぇ」


 これは今日の獲物は変更になるかな?


「あの……」

「どうした? シホちゃん」


 あっ! ちゃん付けやめてもいいか聞くの忘れてたな。


「私達がここにいるのがいけないんじゃないでしょうか」

「どうゆうことぉ?」

「その、カラスって頭がいいってゆうじゃないですか。だから私達が近くにいると警戒して寄って来ないんじゃないかなって」

「なるほど、それは一理あるねぇ」

「とりあえず近くの木にでも隠れて様子を見ましょう」


 アロー達が近くにある木の中から隠れやすそうなものを探す。


「早速役に立ったじゃないか」

「はい! でも上手くいくかはこれからなんですけど――」

「きっと上手くいく」


 そういうとシホちゃんははにかんだ様に笑った。

 今ならちゃん付けについて話せるかな。


「シホちゃん呼び方に……」

「センパーイ、シホちゃーん、いい感じの木ありましたー!」

「……わかったー、いまいくー!」


 めんどくさくなってきた。呼び方なんてどうでもいいか。


「行こう、シホちゃん」

「えっ、あの、何かはなしがあったんじゃ」

「それはもういい。そんなことより今はシホちゃんの案が上手くいくか試すほうが大事だ」

「はあ」


 アロー達の見つけた木はオオウサギのしたいから10m弱のところにあった。

 その木の影で待つこと10分、とうとうソウゲンカラスが下りてきた。


「いきますか?」

「いや、餌を食べ始めるまで待とう」


 更に1分後、辺りを見回していたソウゲンカラスがオオウサギの死体を食べ始めた。


「ルビーの魔法発動と同時に飛び出します。僕も途中でナイフを投げるのでそれまでは僕の前に出ないでください」

「アロー、俺も投げナイフを用意した」

「それならセンパイも投げてください。その後はマウント、全速力でソウゲンカラスに攻撃してくれ」

「「わかった」」


 俺とマウントの返事、そしてルビーの詠唱が重なる。

 俺も左手で腰のベルトから投げナイフを抜く。


「――火よ! 我が障害を焼け! エネミーバーン!」


 野球ボールサイズの火の玉が勢い良くルビーの手の平から飛び出す、と同時に俺とアローを先頭にして木の陰から飛び出す。


「センパイ!」


 アローの声を合図にナイフを投げる。

 先に放たれたルビーの魔法が、カラスの全身を一瞬だけ火に包む。

 続くアローのナイフは翼に当たり、俺のナイフはくちばしに弾かれた。

 更に、いつの間にか前に出ていたマウントがその勢いのまま跳び蹴りをくり出した。頭を狙ったそれは屈まれて当たりはしなかったが、飛ぶのを阻止したようだ。

 その隙にまずはアローが接近、短剣で翼を攻撃。

 飛べないようにするつもりだな、それなら俺も……。

 続いて近づくと、逆の羽に剣を振り下ろした。

 近づいて初めてわかったがソウゲンカラスも普通のカラスに比べて大きい、大体中型犬ぐらいはありそうだ。


「カァ!!」


 口を大きく開けての泣き声は威嚇のつもりなんだろうか、だがそれは悪手だ。

 俺の後に続いて接近していたマトバが開いたくちばしから槍を突き刺し脳天を貫く。

 槍が刺さったまま2度ほど痙攣すると、ソウゲンカラスは動かなくなった。


「――弱いな」

「何言ってるんですかセンパァイ」

「そうっすよ。今回は飛んでないから簡単だっただけっす」

「そうなのか? それにしても弱いと思うんだが……」

「飛んでたらマトバさんの攻撃も当たらないですからね」

「なら、次は飛ぶまで待ってみるか」

「本気かい、センパイ君? ソウゲンカラスは飛ぶと本当に厄介だよ?」

「飛んでるところを相手にしみないと実際の強さがわからないからな。それに急に襲われないとも限らないし」

「備えあれば憂いなしですね、センパイさん」


 シホちゃんと2人で笑いあう、他の面子は意味がわからないだろうな。


「おやおや、なんだかいい雰囲気じゃないですかセンパイ君?」

「そういえばぁ、いつの間にか話し方も素に戻ってますよねぇ、センパイ?」

「そうか? とにかく、もう1匹相手にしてみよう」

「ごまかすにしても少し雑すぎませんかね」

「気のせいだろ」


 ソウゲンカラスを探し、先ほどと同じように準備して木の影に隠れる。

 その間もマトバとルビーが率先してからかって来たが相手にしないようにした。

 ふとシホちゃんの方を見ると顔を真っ赤にしてうつむいている。

 シホちゃん、その表情は誤解しか生まないぞ。

 そんなマトバとルビーも準備が済めば静かになり、戦闘に向けて集中力を高める。


「次はセンパイの要望どおり、飛んでから戦います。ルビーの魔法からの突撃はそのままで、センパイは近づくまで攻撃しないようにしてください」

「投げナイフは使うなってことだな」

「いえ、接近しても投げナイフは必要になると思います。なにせ相手は空を飛びますから」

「確かに。わかった、近づいてからは臨機応変に対応しよう」

「マトバさんとマウントは、ルビーとシホちゃんの護衛です。ソウゲンカラスが近づいたときだけ攻撃してください」

「まあ、こっちから攻撃しようとしても届かないからな」

「ボク達はカウンター狙いだね」

「ルビーは攻撃魔法優先、回復は基本シホちゃんに任せます」

「わかりましたぁ」

「はっ、はい!」

「ちょうど下りてきましたね。では、餌に食いついたら攻撃です」


 下りてきたソウゲンカラスが餌を食べ始めるまで1分ほど待ち、食べるのを確認してルビーが詠唱を開始した。


「――エネミーバーン」


 今回はまずマウントが飛び出す。それに続いてアローと俺だ。

 魔法命中。ソウゲンカラスが炎に包まれ、それが消えると翼を広げる。

 マウントが跳び蹴りを放つため身を屈めるが、ソウゲンカラスが地面から離れる方が早かった。


「チッ!!」


 ソウゲンカラスは一息に3mほどの高さまで飛ぶと、その場を旋回し始めた。


「マウント!! 気をつけて!!」


 アローの忠告の後にマウントに向け、相当なスピードでソウゲンカラスが突っ込んでいく。

 ――急降下か、確かに厄介だな。

 マウントはその急降下を左半身を下げてかわそうとするも、かわしきれずに左の二の腕に掠る。

 俺も再び高度を上げようとするソウゲンカラスにナイフを投げる。

 胴体に当たったのを確認しマウントを見ると、二の腕から流れるほど出血している。


「大丈夫か!」

「派手なのは見た目だけっす! 文字通りの掠り傷っす!」


 良く考えればこれはゲームだからな、いくら血が出てもリアルほどの危険はないのだろう。


「センパイさんっ! 上です!」

「上っ!?」


 急いで上を見ると俺に向かって急降下してくるソウゲンカラスが、これはよける暇はないな……。

 とりあえず持っていた剣の腹を正中線に沿って構え、ソウゲンカラスのくちばしを受け止めるも、止めきれず後ろへと倒される。

 なんて威力だ、相撲の立会いくらいの衝撃はあるんじゃないのか?


「センパイ、大丈夫っすか?」

「怪我をしたお前に比べれば平気だ」


 心配したばかりの奴に逆に心配されるなんて情けなくなってくる。


「どうですかセンパイ、厄介極まりないでしょう」

「確かに厄介だが、気を抜かなければ何とかなりそうだ。ちょっと試してみたいから手を出さないでくれ」

「なっ、何言ってんですか!? いくらセンパイでも無理ですよ」

「まあ、見てろって」


 アローとの会話を切り上げ空中のソウゲンカラスに集中する。

 向こうはすでに旋回中であり、そろそろ急降下による攻撃を仕掛けてくるだろう。

 こっちも剣を仕舞いナイフを逆手に持つと、脚を前後に開き、ナイフを頭上高くに振り上げる。姿勢だけ見れば剣道の面を打つ前のようだ。

 さあ来い!!

 そう視線で訴えると伝わったのかこちらを目掛けて滑空してくる。

 俺は面の姿勢のままギリギリよけられるタイミングまで待つ。

 ぐんぐん近づいてくるソウゲンカラス、もう少し――今!!

 俺はかかとを滑らせ半身になるのと合わせてナイフを全力で振り下ろす。

 振り下ろされたナイフはソウゲンカラスの首に刺さり命を奪う。


「どうだアロー! 上手くいっただろう!」


 ナイフに刺さったままのソウゲンカラスをアロー達に良く見えるように掲げる。


「せっ、センパイさん、胸から血が!」

「え?」


 自身の胸を見てみると確かに胸の辺りの服が横に一直線に裂け、そこから血が出て服を赤黒く染めていた。


「なっ、治さないとっ! ヒールの呪文は――」

「――ヒール!」


 シホちゃんが慌ててる間にルビーが回復してくれる。

 こういう時に慌ててしまうのは良くない、次トレーニングする機会があればこういったところを直してあげないといけないな。


「シホちゃん? 怪我人がいる時こそ落ち着かないとぉ、治せるものも治せないわよぉ」

「わっ、わかってますっ!」


 そんなことを考えていると、ルビーが俺が思ったのと同じようなことをシホちゃんに忠告していた。

 しかし、シホちゃんはなんだか反抗的だ。ルビーとは仲良く喋ったりしてたと思ったんだが。

 そんなシホちゃんの耳にルビーが口を寄せる。


「・・・・・・・・・」

「……なっ!! そんなんじゃありません!!」

「えー。そうだと思うだけどなぁ」


 ルビーは楽しそうにしているが、対するシホちゃんは顔を真っ赤にして怒っていた。


「ルビー、あんまり子供をからかうな」

「はぁい、すみませぇん」


 なんだ? ルビーの話し方がいつも以上に鼻に付く。


「シホちゃん、心配してくれてありがとな。でも次は落ち着いて対処するように」

「……はい」

「センパァイ、あたしにはお礼言ってくれないんですかぁ?」

「シホちゃんをからかったから無しだ。すぐに親しくなれるのは長所だと思うが、それも過ぎれば短所だぞ」

「はぁい、気をつけまぁす」


 話もひと段落付いたところで、ナイフに刺さったままのソウゲンカラスを剥ぎ取るか。

 剥ぎ取りナイフを突き立てて手に入ったのはソウゲンカラスの羽だ。

 5枚セットで色は黒、体が大きい分羽も大きい。


「この調子なら、2・3人で安定して狩れそうだな」

「何言ってるんですかセンパイ。ゲージを見てみてください」

「ゲージ?」

「ヒットポイントのゲージですよ」


 そういえばそんなものがあったな。

 促されるままに視界の端にある自身のHPゲージを確認すると6割ほどまで減っていた。


「ルビーの回復込みでその状態なんです。今のルビーの回復だと3割ぐらいは回復するんじゃないですか」

「つまり簡単に見積もっても7割喰らってたってことか」

「そうです、剣で受けたのと掠って切り裂かれたので7割です。直撃を喰らっていたら1撃は耐えられても次からは掠るだけでアウトですよ」

「ソウゲンカラスは攻撃力が高いのか。でも空は飛ぶわ、高速で突っ込んでくるわ、この時点では強すぎないか?」

「そうなんですけど、その分報酬はいいですよ。1人頭2羽で400Bですから」

「ソウゲンカラス1羽でオオウサギ5匹分以上か、確かに報酬はいいな」

「おーい、次にいきませんかー?」

「マトバさん達も気合入ってるし、今日中に残り10羽狩りますよ」

「了解」


 狩りの手順さえ決まってしまえば後は楽だった。

 ソウゲンカラスを問題なく10羽狩り、報酬の受取・分配も終わって酒場のいつものテーブルに座る。

 時刻は21時半を過ぎたところだ。


「シホちゃんはそろそろログアウトだな」

「はい。出来れば一緒にログアウトしたんですけど……」

「そしたら始めるのが早い分だけ俺達が遅れる。だから丁度いいんだ」


 シホちゃんは少ししょんぼりしてうなづいた。


「じゃあ、明日もログインしたら連絡でいいか?」

「はい、お待ちしてます」

「あっ、そのことなんですけどセンパイ。明日は僕達予定があるんで2人で遊んでください」

「アロー、からかうつもりなら――」

「ほんとに予定があるんですよ、センパイ」

「皆さんは明日はログインしないんですか?」

「するっすよ」

「それなら、一緒に」

「あたし達ぃ、明日はギルドに顔を出すつもりなのよぉ」

「ギルドですか?」


 そういえばアローはサブマス、他はギルマスやってるんだったな


「ボク達は明後日のイベントに備えてギルドのメンバーと準備や相談をしたり、模擬戦をしたりする予定なんですよ」

「模擬戦?」

「イベントの内容は何もわかっていないですかね、出来る備えはしておこうってことですよ」

「わかった。それなら明日2人で対人戦のトレーニングでもするか」

「そうですね」

「少しでも強くなってれば友達が帰ってきた時に喜んでくれるだろうしな」

「……そうですね」


 おや、落ち込んでしまった。俺達と別れるのがつらいのか?


「あまり落ち込むな、会えなくなるわけじゃないんだから。それに連絡ならいつでも出来る」

「…………そうですね」


 更に落ち込んでしまった。これはもうお手上げだな。


「センパァイ、ちょっといいですかぁ」


 ルビーが俺を壁際に招き寄せる。ただ、その顔は見る者に恐怖を抱かせる程の完璧な営業スマイルだ。


「なっ、何だルビー?」

「いいから耳貸してください」


 ルビーよ、いつもの間延びしたしゃべり方はどうした。と思ったが恐ろしくて口には出せなかった。


「センパイ、今すぐシホちゃんをイベントに誘ってください。出ないとセンパイはゴミ虫以下の屑野郎です」

「イベントはお前達と参加するつもりだったんだが」

「私たちも一緒でかまいません。ついでにシホちゃんの友達も誘ちゃってください。いいですか? 今すぐですよ?」

「わ、わかった」


 返事をするとテーブルのほうに押される。振り返ると早く行けとばかりにあごでテーブルを指される。


「何のお話だったんですか?」

「ちょっと説教されてきた」

「センパイさん、なにか怒られる様な事してました?」

「あー、リアルの話だから気にしないで」

「……そうですか」


 また落ち込んでしまった。

 背中にルビーの視線を感じる、わかってますって。


「あの、シホちゃん?」

「……何ですか?」

「よかったら友達も連れて俺達と一緒にイベントに参加しない?」

「……パーティーは6人までです。1人余っちゃいますけどいいんですか?」


 パーティーは6人までなのか、だからギルドは7人からなんだな。――今は関係ない話だな。


「パーティーで参加するイベントかもまだわかってないんだ、開始のときは一緒にいて後はイベントの内容が決まってから考えよう」

「はい! アーヤも誘ってみます」


 あぁ、とうとう友達の名前まで明かしてしまった。

 まあ、俺達は悪用する気はないし、悪用する方法も知らないから問題はない。問題がないなら気にしないことにしよう。


「それじゃあまた明日、おやすみなさい皆さん」

「「「「「おやすみ」」」」」


 シホちゃんがログアウトする。


「はぁ。センパイ、いくらなんでもひどいんじゃないんですか?」

「ひどいって、何が?」

「シホちゃんのことですよ」

「センパイは女心がわかって無いっす」

「離れたくない人から別れる時の話をされるなんてぇ。センパイってぇ、残酷なことしますねぇ」

「離れたくないって、好きってことか?あ りえないだろう、俺とシホちゃんじゃ歳が離れすぎてる」


 ガタッという音がしたのでそちらに目を向けると、ルビーが立ち上がっていた。

 どうやら立った勢いで椅子が後ろに倒れたようだ。

 そしてドンッっと音が響く、今度のはルビーがテーブルを叩いた音だな。


「歳なんて愛の前には関係ありません! 今からセンパイの反省会です!」

「ソウゲンカラスについての反省会は!?」

「そんなもの無期限延期です!」

「無期限延期って――」

「センパイ君、人生諦めが感じですよ」


 この後ルビーによる説教と女心についての授業が行われた。

 俺は反論も聞き逃すことも許されない。ついでに床に正座で聞かなきゃいけない。

 途中マトバが言っていた、「煽り方を間違えましたかね」ってのは俺とルビーどっちのことだったんだろうか?

 結局ログアウトするまで開放されることは無く、1時間とは思えないほどの苦痛の時間を味わった。

 ログアウトした後も精神的な疲れは取れずそのまま寝てしまった。

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