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再会
あれから彼らは引っ越していってしまったからアスカたちには会えずじまいのまま大学生になった。大学は外のところに行こうと思って上京して東京の大学に入学した。そこで見かけたのは記憶にある彼らより明らかに痩せた2人の姿だった。私は急いで声をかけた。「アスカ!カナタ!覚えてる?私のこと。」2人は頷いた。「よかった覚えていてくれて」と安堵した私は気になっていたことを聞いた。「ねえ、2人ともだいぶ痩せた?」元々細身な方ではあったがここまで頬が痩けてはいなかったはず。アスカは初めて会った時の彼くらい抑揚のない声で「俺らもうすぐ死ぬんだって。」って。私は信じられなくて「嘘だよね?」なんて聞き返してしまった。けどアスカは「ごめん」と言うだけだった。アスカはあの時よりずっとカナタと一緒にいて、2人は互いに依存しきってるように私には見えた。私は弱りきったアスカの儚さにさらに惹かれて告白をした。アスカは最初もうすぐ死ぬからって断っていたけど私の熱意に負けて最後には付き合ってくれた。