超能力対策社
この世界には超能力というのが存在する。そして超能力を使える人物を超能力者という。超能力者が現れてから超能力を悪用するものが現れてきた。そんな超能力者から一般市民の方々を護るために作られたのが超能力対策社だった。
・・・
私は超能力対策社、山田彩夏。超能力者だ。超能力対策社のほとんどが超能力者だ。
「あ、彩夏先輩!」
「ん?どうしたの、愛良。」
この子は春野愛良。この子も超能力対策社の1人で私より2年遅く入社した後輩だ。
「川崎課長が呼んでましたよ。」
「わかった。行ってくるよ。」
私は川崎課長のもとに向かった。
「失礼します。」
「お、早かったな。」
この人は川崎龍。年齢は私より2つ年上で課長である。
「どういったご用件でしょうか。」
「最近、ここら辺で暴れまわってる組織は知っとるよな?」
「愛野瀬会ですね。」
愛野瀬会はここ最近できた組織で超能力者の集まりだ。確認できているだけでも20名以上は所属しており、よく事件を起こしている。
「愛野瀬会が最近大きな事件を起こすようになってきてな。ここら辺で一気に処理しな、さらに危険になるかもしれん。そこで彩夏には愛野瀬会を潰して欲しいんや。」
「潰すと言っても私ひとりじゃ出来ないですよ?」
「そういう思って警察に連絡して手伝ってもらうようお願いした。」
警察と超能力対策社は別物で警察は主に超能力を持たない犯罪者の鎮圧。超能力対策社は主に超能力を持つ犯罪者の鎮圧をしている。そのため警察は超能力対策社よりは超能力者は少なく、超能力者がらみの事件はこちらにすぐ回ってくる。だが警察に一人も超能力者が所属していないわけではない。北海道に2人、東京に3人、京都に1人、高知に1人、福岡に2人警察の超能力者がいる。その中でも北海道の1人と東京の2人、京都の1人と福岡の1人は世界でも強い部類の超能力者だ。
「で、誰が来るんですか?」
「立川未来だ。」
立川未来。東京の警察にして超能力者だ。他の2人よりは劣るがそこら辺の超能力者よりは強さも経験も全体的に上である。
「・・・って二人だけで潰せと!?」
「はは、んなわけあるかいな。愛良と義信も行かせる。」
秋山義信。私と同期で、強さも私と同じぐらいだ。ただ義信の超能力は特殊で周りにも影響の与えることができるらしい。
「四人ですか…」
「すまんの。これ以上は回せへん。所長に少しお願いしたけど本部は本部で忙しいらしいわ。他の県から呼ぶにしても時間かかるからの。」
「はぁ…わかりました。」
「ほんとにすまんの。拠点はわかっとるから、3日後に潰してきてな。明日未来さんが来るらしいけん。」
「了解です。以上ですか?」
「以上やな。自分の業務に戻ってええぞ。」
「それじゃあ失礼します。あ、本当に似非関西弁やめたほうがいいですよ。」
そう言って私はその場を後にした。
・・・
次の日、私が出社すると1人の女性が私のことを待っていた。
「あ、あなたが山田彩夏さんですね。」
「そういうあなたは・・・」
「立川未来です。今回はよろしくお願いします。」
「あぁ、あなたが未来さんなんですね。よろしくお願いします。」
「いやぁ、彩夏さんの噂は警察のみんなの耳にも届いていますよ。」
「そうなんですね。と、まだ未来さんは今回参加する2人とは会ってないですよね?」
「そうですね。」
「じゃあ、案内しますね。」
「よろしくお願いします。」




