第一話 再婚
拙い文章だと思いますが読んで頂けたら幸いです。
「なあ、奏多、父さん再婚しようと思うんだけどどうかな?」
高二の春、僕、藤宮 奏多は父親にそう告げられた。
「別にいいんじゃない?相手はどんな人?」
反対する理由もないので肯定する。
「そうだよな。嫌だよな…って、えっ?いいの?お前女性不信じゃなかったけ?」
そう、確かに僕は女性が苦手だ。理由は僕の母親、いや、母親と呼ぶのも嫌な最低屑女のせいだ。あいつは、浮気をしていた上にバレたら父さんに逆ギレ、僕にも罵詈雑言をぶつけてきた。そのせいで若干女性不信になったのは間違いないのだが…
「確かにそうだけど、父さんの再婚を邪魔しようとは思わないよ。父さんには幸せになってほしいと思っているからね。」
そういうと、
「お前は、ホント良い息子だなあ。グスン」
何故か泣き出してしまった。
「あっ、でももしその人があの屑みたいだったら反対するよ。」
また、浮気されて落ち込む父さんなんて見たくない。
「その点については、大丈夫だ。美里さんはそんな人じゃない。」
「そう、ならいいんじゃない。父さん再婚おめでとう。」
父さんにはあんな屑のことは忘れて幸せになってほし
いと思っていたから素直に嬉しい。
「いやー、反対されると思ってたから安心したー。これで明日の顔合わせも安心だな。」
ん?今なんていった?明日?顔合わせ?
「いやいや、えっ?顔合わせってどういうこと?しかも明日って。」
僕が混乱して聞いた。
「おー、明日美里さん達がうちに来ることになってるんだ。」
ッこの人は!!
「何でそういうことを早く言わないの!準備だっていろいろあるんだよ!!」
「お、おう、すまんかった。」
「あ〜、どうしよう、まず掃除をしないといけないし、あっ、お茶菓子も買っておかないと。やること多いんだから父さんもぼーっとしてないでほら、働いた、働いた。」
それから僕達は急いで人を招いても大丈夫なように動き始めるのだった。
短いですかね?最初だからこんなもんかなとと思ったのですがちょっとずつ長くしていけたらと思ってます。
次もぜひ読んで頂けたら嬉しいです。