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96話 準備運動


 2日目になり、ベットから起きる。


「おっはよー、ユウヒ君!」

「おはよう」


 浄化魔法で綺麗にして、ベットから起きる。


「さて、今日の時間割は。午前中から戦闘訓練あるじゃん」


 おい、校長。ちゃんと午前中もあるって言ってくれよ。これもう契約違反じゃないのか?


「今回は大目に見てやろう。だが、次はない」

「朝ご飯なに~」

「朝ご飯は、パンの上に目玉焼きでも置いて、後はオークの肉を少し使って作るか」


 部屋から出て、食堂に向かう。




「時間的に言ったら、まだ7時半なのに結構いるな」

「席とっておこうか?」

「そうしてくれ。俺は作って来るが、先にオークの肉をくれ」


 アリアナは昨日使ったオークの肉を出して、それを受け取り空間の中に入れる。厨房に入り、朝ご飯を作る。


 先ずは丸パンがあるか、探すと普通にあった。後は調理器具と調味料を揃える。


 まな板の上に、先ほどアリアナから受け取った、オークの肉を出す。朝はそんなに食べないから、ステーキぐらいの大きさを2枚に切って、それを何個か切れば足りるであろう。使い終わったオークの肉は一度凍らせて、空間にしまう。


 使う、オークの肉を綺麗にして、何個が切り分ける。切り分けたオークの肉を皿の方に移す。まな板を洗い、次は玉ねぎの半分を使い、薄切りにする。出来たら、これも皿に移す。 


 次にコンロにフライパンを置いて、フライパンの中に油を入れて火をつける。待っている間に、まな板を綺麗にして、丸パンを横から包丁を入れて、半分にする。もう1個の方も同じようにする。


 フライパンがった待ったら、玉ねぎとオークの肉を少しづつ入れていく。焼いている最中に塩コショウで味付けしながら、炒める。出来た、パンを半分にした下の方に盛り付ける。パンの上に、円を描くようにオークの肉を置いていく。その上に玉ねぎを置く。


 次に目玉焼きを作るが、フライパンの上に使うパンより、少し小さいエッグリングを氷魔法と制御魔法で2つ作る、出来たエッグリングをフライパンの上に置き、卵を割りエッグリングの中に入れる。


 大体目玉焼きが出来てきたら、残りの玉ねぎとオークの肉を炒める。目玉焼きが出来たら、エッグリングを外して、パンの上に盛り付けられた上に、目玉焼きを置く。残りの玉ねぎとオークの肉が炒め終わったら、目玉焼きの上に円を描くように、オークの肉を置いてその上に、玉ねぎを置いて、最後にパンを乗せて完成。


「エッグバーガーの完成っと。後はオニオンスープでも飲むか」


 皿を2つ用意して、1皿づつエッグバーガーを乗せる。トレーを2つ用意して、エッグバーガーが乗った皿を、1つづつ乗せる。その後スープ用の皿にオニオンスープを入れて、自分のトレーとアリアナのトレーの置いて、木のスプーンを置く。


 使い終わった。道具を浄化魔法で綺麗にして、元のあった場所に置いて、2つあるトレーを持つ。


「意外と軽い、特に手は震えないな。ステイタスの恩恵ってすごいな」


 そのまま厨房から出て、アリアナがいる所に行く。


「アリアナは何処に―――何だあの人だかりは?」


 人だかりの方に行くと、チラッとアリアナが見えた。


「なるほど。ナンパされてるのか」


 周りを見ると、残っている女性たちが呆れた顔で、男性達を見てる。何かどこかで見た事がるぞ。


「何か、ここにも美人はいますよって感じがする」

「全くその通りだな」

「そうですね」


「―――っ!」


 ビックリした! 俺の両サイドから、コゼットさんとアレクシスさんが、出てくるんだよ!?


「いつからだ。いつからいたんだ?」

「今さっきだ」

「同じく」


「そうですか。じゃあ気配遮断を使うのを止めてくれ」

「私は使ってないのだが」

「私は使ってます」


 それを聞いたコゼットさんは、びっくりする。そんな2人を無視して、アリアナがいる所に行く。


「すみません。そこと通してくれませんか?」


 一番後ろにいた、男性が俺に振り向く。何だこのイケメンは?


「何だねキミは―――っと、キミも随分と綺麗だね。あの彼女の友達かい? ならちょっと彼女と話せるように便宜を図ってくれないかい?」


 おいおい、コイツ会っていきなり、無茶なことを言ったぞ


「初対面の人に向かって、随分な言い草ですね。貴方と話すことはありません。どいてください」

「彼女と話をさせてくるなら、どいてあげるよ」

「・・・そうですか。じゃあそこでずっと立っているのですね。私は横から行きます」


「えっ、ちょっと待って!」


 男性の横を通り、人混みを避けてアリアナがいる所に行く。移動中にアリアナの顔が見えたが、目のハイライトが消えていた。これはヤバい、早く何とかしないと。


 やっとアリアナの後ろに着く。 


「朝ご飯出来たぞ~」


 そういうと、アリアナは俺の方に向いて、俺を見た途端笑顔になる。


「待ってました!」

「ここじゃ座れないから。他の場所に移動するぞ」

「は~い」


 アリアナは立ち上がり、俺と一緒に場所を移動する。


「え、あの・・・」

「ちょっと待って」

「あ゛?」


「「「ひぃ!!」」」


 こっわ、マジで怖い。俺の後ろにいるのに、殺意が凄く伝わってくるよ。


 空いている席に座り、朝ご飯を食べる。


「「いただきます」」


 エッグバーガーを持って、そのままかぶりつく。


「うん。シンプルな味付けだが美味い。あ、気つけろよ、黄身は半熟だからこぼれるぞ」

「っん、大丈夫」


 黙々とエッグバーガーを食べる、アリアナだった。




 時間になる前に、闘技場に着き準備運動する。


「今日は何を教えるか。基礎を教えるために、素振りから始めるか、それとも」


 色々考えながら、準備運動をする。


「きみ、一体何をしているのかね?」

「何って、準備運動だが」


 コゼットさんにそう答える。 準備運動はしないものなのか? いきなり体を動かすとケガするだろう。


「ところで、メデクさんはどうした?」

「あいつなら、遅れてくるそうだ。昨日からポーション作りに没頭して、眠いそうだ」

「それって、休みの日にやるもんだろ。アリアナちょっとこっちに来てくれ」


 アリアナは俺の方に来る。


「背筋を伸ばしたいから、ちょっと後ろを向いてくれ」

「こう?」

「そうそう。そして背中合わせになるようにして、そのまま両手を真上に上げて」


 アリアナは両手を真上に上げる。それを真似して俺も両手を真上に上げる。


「で、俺の両手を掴んで。そうそう、そのまま掴んだ状態で、ゆっくり上半身を前に倒して」

「よいしょ」

「あ~~~、背筋が伸びる~~。そのまま5秒くらい待って」


 大体5秒くらい待って、アリアナに元の態勢に戻るように言う。


「よし、次は俺がやるぞ」


 アリアナがやったことを、俺が同じようにやる。


「おぉ~~」


 アリアナは驚いてるのか分からんだが、アリアナの背骨がボキボキ鳴る。これを後2回やる。


「・・・アリアナくん。その胸は私へのあてつけかい!?」

「別にそうじゃないけど。これだけの胸でもユウヒ君には、意味がなかったけど」

「何だと? もしや、ユウヒくんは貧乳派?」


「いや、巨乳派でもなければ貧乳派でも、ないが」

「何!? まさか男色か!?」

「お前、張り倒すぞ!!」


 くだらない話をして、時間を潰している、生徒達が来た。 


「おはようございますわ、ユウヒ先生」

「あぁ、おはよう、銀髪縦ロールさん」

「―――っぎんぱ、っわたくしにちゃんとした、名前がありますわ!」


「そうか。だが、今お前の名前を聞いている暇はない、他の生徒達も来たしな」

「ぐぬぬぅぅ!」


 ぞろぞろ、他の生徒達が来る。


「揃ったな。よし、お前ら、5人パーティで一組を作れ。男女混合でもかまわなし、バランスが悪いパーティでもかまわない。とにかく、5人パーティで一組を作れ。出来たパーティから、この訓練場の壁沿いを2周走れ」

「「「「2周走れ!?」」」」

「せ、せんせー! この訓練場は凄く広いですか、それでも走るのですか?」


「あぁ、そうだ走ってもらうぞ。今は授業は始まってないな、なら時間はまだ残るだろ」

「そ、そうですが」

「グダグダ言ってないで、早くパーティを作って走れ!!」


「「「「は、ハイ!!」」」」


 生徒達は慌てて、5人パーティ作り出す。


「ユウヒくん。随分とキツことを言うな。ところで何している?」

「何って、走るんですよ。勿論、コゼットさんも」

「なんと!!」


 俺とアリアナ、そしてコゼットさんで訓練場の壁沿いを走る。


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