94話 やり過ぎた
活動報告を書きました。一度見てください。
「あー、やり過ぎた」
レイピアについた血を振り落とし、鞘に戻す。辺り一面は血塗れになっていた。その中でボロボロになった生徒達は、その場でうずくまっていたり、その場に立って気絶してたり、ブツブツ言う人もいた。
「イタイ、イタイ、イタイ」
「ウデキラレタ。アシキラレタ。―――アハハハハ・・・」
「ナンデイキテルンダロウ」
「ゴメンサイゴメンサイゴメンサイ」
「コレガホントウノタタカイ」
こんな感じに、皆片言になっている。そりゃあそっか、片腕を切られたり、片足を切られたりしてるからな。これはトラウマ確定だな。
「いやいや、やり過ぎだろユウヒくん!? いくら特級ポーションをがあるからと言って、ここまでやる必要あったのかい!? そして、アリアナくんは何で止めなかったんだい!」
「え? 誰も死んでないし別に止めなくてもいいじゃない?」
「そうですよ、誰も死んでませんよ。それにやる必要はあった、こいつら生徒は卒業したら、晴れて冒険者になるんだろ。なら卒業する前に、一度自分より強い奴と戦えば、この先無茶をしなくなるだろ」
「そうかもしれませんが。流石にやり過ぎですよユウヒさん」
「やり過ぎたことは自分で分かってるよ」
まさか自分でもここまで、やるとは思ってないかった。
「・・・弱すぎますわ」
縦ロールの女性がそういう。
「何だ? 自分があまりにも弱かった事に、絶望してるのか?」
「そうですわ。・・・今までわたくしは、どの学年の中でも、自分が強いと自負しておりましたわ、それこそ冒険者より強いと。でも違った、ユウヒ先生を相手したとき、わたくしは何もできずに虐殺されましたわ」
いや、殺してない。君生きてるからね。
「ユウヒ先生。わたくしに、いえ、このクラスを鍛えてください!!」
縦ロールの女性はその場で頭を下げる。
「言われなくても、出来る範囲で鍛えてやるよ。だが、今日はもう無理だろうな」
「っな! そんなことはありませんわ!」
「無理だろ。そんな足をガクガクさせて、生まれたての小鹿ってくらいに、震えてるぞ」
「こじか?」
おっと、ここには小鹿がいないのか。
「とにかく、お前らは、切られた自分の足を捜して、靴と靴下を回収しろよ。じゃないと切った腕と足を問答無用で、燃やすからな」
「「「ハ、ハイ・・・」」」
生徒達は切られた自分の腕や足を探し始める。その光景を見て、結構ゾッとする、そう思い生徒達を見る。
「ユウヒ先生。全部終わりましたわ」
「ご苦労様。まさか切った腕と足を、一か所にまとめてくれるとは。で、どうする、お前らで燃やすか?」
「そうしますわ」
一か所にまとめられた、切られた腕と足を火魔法が、使える生徒達が燃やし始める。
「「「ファイヤ!!!」」」
一か所にまとめられた、切られた腕と足は燃え始め、灰になるのを待つ。
「さて、灰になるまで時間が勿体ないから、何か質問したいことはあるか?」
「なら、質問があります!」
「何だ? 言ってみろ」
「俺達に使ったポーションは、まさか特級ポーションですか!?」
「そうだ。お前達に使ったのは特級ポーションであっている。先に言うが、製造方法は教えないぞ」
「「「「特級ポーションを作った!?」」」」
そこまで驚く事か? そういえば、アリアナも言っていたな、特級ポーションは作るのが難しいと。
「それって、俺達に使ってよかったのですか?」
顔を真っ青にして、俺に訪ねてくる。
「大丈夫だ。今日で25本使ったが、まだ476本あるから」
「「「「476本もあるの!?」」」」
そのことを聞いて、メデクが俺の方にきて、俺の両肩を掴む
「ユウヒさん、どうって作ったのですか!?」
「ちょ、待って、ゆら・・さな・・い・・で」
思いっきり、ガックンガックン、揺らされる。
「止めんかメデク!」
「――――――ッグエ!」
コゼットさんがメデクの首にチョップをかまして、メデクその場で倒れる。
「すまない。本当にすまない!」
「イエ、ダイジョブデス」
死ぬかと思った。ここまで首を揺らされるとは思ってなかった。
「で、次に質問は?」
「はい! 冒険者ランクはいくつですか!」
「3日前にランクが上がって、Eランクだ」
「「「絶対にウソだ!!」」」
本当の事何に、そこまで強く否定しないでくれ。何らな証拠でも見せるか。
服の内ポケットから、ギルドカードを見せる。
「ほら、どう見てもEランクだろ」
「た、確かにEランクですぅ」
「もしかして、他の冒険者もユウヒ先生みたいに、強いのか?」
「それはないと思う。次は」
「は~い、先生は魔法が使えますか?」
「使えるぞ。何なら今ここで使ってやるぞ」
右手で指を鳴らし、浄化魔法で訓練所に周りと自分と生徒達を、綺麗にする。
「他にも魔法が使えるが、いつか見せてやる。・・・どうした?」
俺とアリアナ以外、皆口を開けてポカーンっとしている。
「ユウヒくん、今の魔法を発動させるのに無詠唱でやったのかい?」
「そうですが。ちょっと待て、少しづつこっちに来るな」
「教えなさい、私の魔法を発展させるために、教えなさい!!」
「断る!!」




