74話 ポーションを作る
転移で家の前に着く。アリアナは俺から離れて、先に家に入る。
わぁもう夜か。夜になるまでダンジョンにいたのか。時計がないから時間がよく分からないな。そもそも日本といたときと同じ時間なのか? そうだヴェールとレイピアを収納しないと。
ヴェールと2本のレイピアを空間に収納する。収納した後、プランターに水をやり家に入る。晩飯を作って食べて風呂に入る。風呂から上がった後は。アリアナからベットを返してもらい、その日は寝る。
次の日。いつも通りの時間に目が覚める。
・・・アリアナが来る前にリビングに行くか。
ドアを開けて部屋から出ると、アリアナがいた。
「お、おはようユウヒ君」
「あぁおはよう。・・・何だその驚いた顔は?」
「ユウヒ君。いつもならまだ部屋にいるのに。今日はどうしたの?」
「誰かさんがいつもドアが壊れる勢いで開けるから、今日は早く出ただけだ」
「それ私のことだよね?」
「そうだな」
アリアナは何か言いたいそうだが別に気にしない。仮に言いたいことがあっても、言いかいせる自信がある。
リビングに行き、アリアナからホーンラビットの肉を受けて取って、朝ご飯を作り椅子に座って朝ご飯食べる。
「流石にホーンラビットの肉じゃ飽きるな」
「買い物でも行く?」
「買い物か・・・」
俺は窓から外を見る。外を見ると雨が降っていた。
「雨の中行きたくないし、ラストタウンも行きたくない」
行ったらギルドマスターに何か色々言われそう。
「今日は薬草を使ってポーションを作る」
「ユウヒ君、ポーション作って売るの?」
「あぁそれもいいな。たくさん作ってリゼットさんに売りつけるか」
多分、買い取ってくれないと思うけど。
「よし、早く食べてポーションを作ろう」
朝ご飯を早く食べて、自分の皿とアリアナの皿を持って、浄化魔法を使い食器棚に入れる。再び椅子に座る。
「アリアナ、調合セットと薬草の束を出してくれ」
「束は何束?」
「5束で」
アリアナは空間から、調合セットと薬草の束5個出してもらう。
「じゃあ、先ずは調合と合成のスキルを創ろ」
「あぁやっぱり必要なんだ」
調合と合成を創る。
≪調合の創作に成功しました≫
≪合成の創作に成功しました≫
「出来た。これで作れるのか? 失敗するんじゃないのか?」
「作れるよ。じゃあ先ずはその・・・これ何?」
アリアナは分厚い皿に指をさす。
「乳鉢ね」
「そうそれ。この乳鉢に薬草1枚を粉末状にして入れて、水を入れて調合を使えば出来るよ」
「それだけ?」
「それだけだよ」
こんな簡単なの? もしかして一番簡単なやり方でも、教えてくれてるのだろうか? いいや。
「でも粉末状にするなら、一度乾燥させないと駄目だよな?」
「あ、そうだった」
先ずは薬草を風魔法で乾燥させる。その後乳鉢の中に乾燥した薬草1枚を入れて、乳鉢の中で風魔法で周りに飛ばない程度に、薬草を粉末状にする。そして水魔法で粉末状にした薬草が入った乳鉢に水を入れる。
「そして調合」
すると、乳鉢の中がピッカーっと光だす。数秒したら光が止まる。
水が少し緑っぽくなっているが、成功したのか? ちょっと鑑定するか。
<初級ポーション>
体力を回復するための回復アイテム。
回復量は200。
「あれ、100じゃなく200になっているぞ?」
「言い忘れてた。調合スキルレベルによっては、量が増えたりとか回復量が増えるんだよ」
「でも調合スキルは、今さっき作ったばっかだぞ」
「じゃあ大成功じゃない?」
ゲームでよくあるアレですか?
「回復量は後で考えて、入れ物を作らないと」
最初に浮かんだのは、試験管とアンプルだ。アンプルの蓋と言うか折る部分が失敗したら、危険だから試験管にするか。
氷魔法と制御魔法で試験管を作る。制御魔法を使った理由は、水を入れたあと水が凍ったり、試験管事態が溶けたりしないようにするため。
長さは・・・、そんなに長くなくていいか。口の部分はペットボトルみたいにするか。
長さは手に握るぐらいにして、口の部分はペットボトルの口みたいに作る。出来た試験管に漏斗を差して、漏斗の中に初級ポーションの水を流し込む。
「出来た。なぁこんなに簡単なのに何で高いんだ?」
「他の種族が簡単な作り方をすると思う?」
「まさかしないのか?」
「しないよ。初級ポーションを1つ作るのに、薬草10枚使うからね」
「マジかよ。あれ? じゃあ依頼であった薬草5枚は?」
「多分、調合スキルのレベルが高いと思うよ」
レベルが高いと、使う量が減るのか。よしこのままポーションを作るか。




