表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/500

69話 のっぺらぼうだ!


 遠くに人が立っているが。それが魔物なのか人族、あるいは違う種族なのか分からなかった。


「近づけば分かるかな?」

「・・・何か私が知っている魔物じゃないんだけど」

「そうかのか? 本来ここの魔物は何が出てくるんだ?」


「確かスライムエンペラーだったよ。あんな人型じゃなかったよ」


 アリアナは見た事が無いと言う。詳しく聞きたいが、向こうは走ってこっちに来ようとしている。


「気のせいか? 向こうからこっちに来てないか?」

「気のせいじゃないよ。完全にこっちに来てるよ」


 向こうから来てくれるのはいいが、あれが魔物だったら逃げ場がなくなる。ならこっちも歩いてそっちに行こう。


 歩きながらどうにか相手のステイタスを、見ることができないか。鑑定を使いながら歩く。 


「鑑定するにも、距離が関係するのか」

「鑑定のレベルが上がれば距離も伸びるよ。後は違う使い方をすると距離が延びるよ」

「気になるけど、話を聞いてる場合じゃないよな」


 レベルを上げると鑑定の距離が増えたり、情報が増えたりするのだろうか? それにしても、かなり距離があるな。ここまで距離があると歩くのが嫌になる。車とかバイクがあれば楽に進めるだろうけど、そんなもの造れないし自転車も造れない。走れば着くだろうけど、今は前に魔物? がいるから走って近づこうとしたくない。


「アイツも大変だろうな」

「魔物だからどうでもいいと思うけど」


 同情する気もないとか辛辣なことを言うな。


 相手にずっと鑑定をしていたことで、ようやく相手のステイタスが見れた。


〈名前〉 アイスプリンセス

〈種族〉 魔物

〈年齢〉 ?

〈性別〉 雌

〈状態〉 普通


〈レベル〉5342

〈体力〉 5163/5163

〈魔力〉 7217/7217

〈攻撃力〉5517

〈防御力〉3548

〈魔攻〉 6238

〈魔坊〉 6197

〈俊敏〉 7324

〈運〉  30


〈スキル〉

 氷耐性8/10 氷魔法7/10 魔力操作6/10 剣術6/10 体術4/10

〈特殊スキル〉

 限界突破

〈固有スキル〉

 なし

〈加護〉

 なし


「デススライムより強いじゃん」


 スキルレベルも高い。氷耐性に関してはレベル8までいってる。


「これ勝てるのか? 無理な気がしてきたのだが」

「勝てるでしょ。それにしてもやっぱりスライムエンペラーじゃないんだ・・・。何でかな?」

「弱いからクビにされたんじゃないのか?」


「多分そうかっ―――右に避けて!」


 いきなり右に避けてって言われたので、すぐに右に避けると。前から氷柱が飛んできて、俺がいた場所に通り過ぎる。


「相手はもう射程距離内ってことか」


 俺は右手に火魔法で剣を作り、構える。


 アリアナはもうどっかに行ってるし、後戻りは出来ないだろう。


 そう思っていたら。また前から氷柱が飛んできたが、氷柱を右手に持っている火の剣で撃ち落とす。


 まだ遠くにいるから、攻撃出来ないな。


 氷柱が飛んでくる。きっと向こうは氷柱しか、攻撃出来ないから他の攻撃が来ない。現に今も氷柱が飛んでくる。実は手加減されているのではないのか?


 と思ったら。氷柱から氷の粒に変わり、一気に量が増える。だがやることは変わらず、飛んでくる氷の粒を撃ち落とすが。さばききれずに腕や足、顔に当たる。当たっても致命傷ではなく、かすりヒットみたいなものだ。


 これじゃあ、服がボロボロになるだろ。


 折角貰った服を、ボロボロにしたらメアリーさんに怒られる。そんなことを考えながら、氷の粒を撃ち落としていたら、急に氷の粒が飛んで来なくなった。殺しきれないと分かったのか、違う攻撃のしかたをすると思って構えていたら。


「ん? 急に暗く―――って違う! 上か!」


 俺の上から両手に剣を持って、ばってんの形になるように剣を構えていて、そのまま俺に振り下ろす。  


「なんの!」


 俺は右手に持っている火の剣を横に構えて、アイスプリンセスの攻撃を受け止める。


「―――こいつ顔が!」


 攻撃を受け止めまま、アイスプリンセスを後ろに吹き飛ばす。アイスプリンセスは、後ろに吹き飛ばされながらも、氷の粒で俺に攻撃をしてくる。氷の粒を撃ち落すと、アイスプリンセスは地面に着地して、武器を構える。


「のののの、のっぺらぼうだ!」


 あのアイスプリンセスの顔のっぺらぼうじゃないか! こっわマジで怖い! ってそんなこと考えている暇はない、武器をかまっ―――!


 アイスプリンセスが先に動き、一気に俺に所まで来て。両手に持っている剣で、連続で斬ってくる。


 ギリギリで避けれるが、攻撃できる隙がない! くっそ、これが剣術スキルレベル6か!


 う~ん、ユウヒ君にはちょっと分が悪いかな?


 私は遠くで、鷹の目を使いがらユウヒ君を見る。


 今まで戦った中でここまで強い人型の魔物って、戦ったことないから勝てるか心配だな~。死にそうになったら、すぐに助けに行くけどね。それにしても、アイスプリンセスって一体誰が、生み出したんだろう? 気が向いたら調べてみよっと。


 アイスプリンセスは、長いから「アイス」に省略して後ろに下がった。それと同時に、ユウヒ君の上から大量の氷柱が落ちてきた。


 だだだだ、大丈夫よね。死なないよね!? 助けた方がいいかな!?


 ユウヒの危機的な状態を見て。慌てているアリアナであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ