64話 もっと楽な
アリアナと一緒に外に出る。
「で、火魔法以外の自動砲台モドキを作ればいいの?」
「あぁそうだ」
「じゃあ作るよ」
自動砲台モドキ(火)の左右に、同じもを合計7個作る。作られた7個の自動砲台モドキに、設置魔法、付与魔法、制御魔法、各属性魔法を付ける。
「あ、これって動かしたら全部動くじゃないのか?」
「そう言うと思って、全部キーワードを違うのに変えるよ」
それは良かった、動かしたら全部の属性が俺に飛んでくるからな。
「出来たよ」
「相変わらず早いな・・・。そう簡単に出来るものなのか?」
「私くらいになると、こんなの簡単だよ」
「普通ならどれくらい時間がかかるんだ?」
「先ずこの台と球体の形を、作るのに2時間はかかるんじゃない?」
それはないだろ。台と球体だけならすぐに作れると思うが。
「所持者はユウヒ君になっているから、私がキーワード言っても起動はしないからね」
それはありがたい。アリアナが間違ってキーワードを言ってしまったら、勝手に動いて俺が死んでしまう可能性がある。
「キーワードは何だ?」
「各属性で「起動」って言えば動くよ。止めるのも同じね」
「なるほど。水起動」
すると1つの固定砲台モドキの球体が青色になり、球体から水の玉が俺に向かって撃ちだされた。
「この世界で言うなら、ウォーターぼ―――」
水の玉が俺の腹に当たり、腹を押さえながらその場にしゃがむ。
「以外と早いし痛い、でもこれでも―――」
次の水の玉が撃ち出されて、そのまま当たる。
「・・・水停止」
固定砲台モドキの球体が青色から、元の土色に戻っとた。
「これをひたすら、受けないといけないのか」
「普通にスキル創作で創ればいいのに」
「創ってもレベルは1だから、結局自分で育てないといけないからな」
「意外と不便だね」
「スキルが創れるだけで、便利だと思うが」
残りのモドキも動かすか。
「痛かった、滅茶苦茶痛かった」
仰向けになって倒れる。アリアナはこっちに来て、俺を見る。
「もっと楽なレベル上げすれば、よかったんじゃない?」
「どうやって?」
「例えばスキルの書を手に入れて、レベル上げるとか」
「それダンジョンに行って宝箱から手に入れるしかないだろ。その上ランダムで習得するんだろ、非効率だろ」
「・・・それもそうだね」
そもそもダンジョンに行けない。冒険者ランクが低いからな。
「ん~こうなったら修羅のダンジョンに行って、レベルアップするしかないかな」
「止めてくれ。今行ったら確実に死ぬだろ」
「大丈夫大丈夫。私が強化魔法で強くするから」
「それでも俺は行きたくないんだが」




