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481話 行動よ


「とりあえず、エメさんが雪を溶かしているから。早い段階で日常生活が戻ってくるか?」

「そうね。でも当分は苦労すると思うわ。家を直したり森を再生させたり、色々やる事はあるわ」

「まぁその辺はそっちに任せるよ。流石に俺はそこまで出来ないよ」


「そこま出来たらもう神って呼ぶわ。それより愚痴を聞いてもらってもいい?」

「愚痴は貴女の部下に言ったらどうです? 私たちは聞きたくないんですが」

「いいじゃない。愚痴の1つや2つくらい、聞いてもくれてもいいじゃない」


「アリサ、諦めろ。多分何言っても愚痴を聞かされると思うぞ」

「諦めるの早くないですか? もう少し粘ったらどうです?」

「ならアリサはどっちがいい。ここで愚痴を聞いて終わりにするか、今ここで断ってまた会った時に、愚痴を聞かされるか。どっちがいい?」


「―――今ここで愚痴を聞きましょうか」

「なら早速言うけど。私、エメを受け付けられないの・・・」

「あのリゼットさんがここまで言うとは・・・。どんなところが受け付けられないんだ?」


「行動よ行動。見た目は良いのよ、ただ行動がねぇ・・・。例えばユウヒは普通にドラゴンを殺してるけど、そのあと後悔するでしょう」

「場所にもよるけど、確かに後悔はする時はするな」

「でもエメは何て言ったと思う?」


「どうせ一々言わなくていい事をいたんでしょう。普通だよ普通って」

「そうなのよ! 普通ドラゴンって1人で殺せるもなの!? 無理でしょ!」

「それは俺達に言われても、何にも言い返せないのだが・・・。実際俺達も1人で殺せるし・・・」


「アンタたちは私よりレベルが高いから、普通なんでしょうけど。エメは私よりレベルが低いのよ! しかも1000も超えてないのよ!! それに白竜とか邪竜を仲間にしておて、それも普通って言うのよ! 一体何なのあの子は!? 逆にあの子とって異常ってなに!?」

「それは知らん。多分親が常識を教えるのを、放棄したんじゃないのか? あるいは親自体が常識がない」

「それは親としてどうかと思うわ・・・。とにかくもしエメに会ったら、私の事は何も言わないで。あの子、何か私に憧れてるのよ・・・」


「それはもう仕方がない。今生きてる大体の人は、リゼットさんに憧れるのは。仕方がないと思うが」

「・・・アンタたちも私に憧れてたりしない?」

「「それはない」」


「そうよね~・・・。じゃあ私はそろそろダンジョンに潜るわ」


 リゼットさんは修羅のダンジョンの入口に行く。俺達は一度家に帰る。帰ってきたら中に入って、リビングの方に移動する。


「さてどうするか。今はこっちが動くと面倒になるな・・・」

「エメに任せてもいいじゃないですか? こっちはアリアナが帰って来るまで、気長に待ってましょう」

「アリアナは驚くだろうな。雪がほぼ全部消えてる事に」


「そうですね。ところでエメは海の方も何とかするのでしょうか?」

「そこもやるんじゃないのか? 流石に1人じゃ無理だと思うが。まぁ待っていれば終わるんじゃないか?」

「やってくれるといいですね」


「ただいま~」


 アリアナが予想以上に早く帰って来た。


「どうしたんですか? まだ半日も経ってませんけど」

「あまりにも人が多くて帰って来た。あんなに人がいたらやる気がなくなるよ」

「私が行ったときよりも増えてきたんですかね~。でも何日かしたら数は減ると思いますよ」


「誰かが雪を溶かしてるんでしょ。誰が溶かしてるの?」

「エメですよ。あの人が雪を溶かしてますよ」

「へぇ~あのリリスじゃないんだ。このままいけば日常生活が取り戻せるかな」


「かもな。その間は俺達は大人しくするか。俺は野菜を栽培しないといけないが」


 俺はそのままリビングから出て、家の裏に行って野菜を栽培する。


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