49話 話を戻すのか?
ヴィリー達がいなくなり、少し静かになった。
さて、そろそろ依頼でも受けるか。
「ところでユウヒ。ゴブリンの巣の討伐に参加するの?」
え、この流れで話を戻すのか?
「いえ。私達は昨日ギルドに登録したばかりなので、まだGランクで参加できませんよ」
「え、そうなの? てっきりGランクなんてもう超えてると思ったわ」
「気になるのなら、ギルドカード見せましょうか?」
「お願い」
ギルドカードを取り出して、リゼットさんに見せる。
「本当にGランクなのね。これじゃあ巣の討伐の参加なんて出来ないわね」
「そうですね。こっちはGランクの依頼を受けて、お金を稼ぎますよ」
「それしかお金が稼げないもんね」
「ところで、ゴブリンの巣の情報を流したのって。リゼットさんですか?」
「えぇそうよ。森の方を調べていたら、とある洞窟に巣が出来ていたのよ。本当は私1人で片付けようと思ったのだけど。この町の危機感を薄れさせるのは、ちょっと困るからギルドに報告をして、ゴブリンの巣を討伐を提案したのよ」
「だから一部の冒険者は怒っていたんですね・・・。けどいくら何でも、明日に討伐するのは早すぎるのでは?」
「そう? 今まで気づかなかったけど何かあったら、すぐに動けるようにほとんどの人が準備を終えてるから。明日からすぐに行けるけど」
「そんな早く準備出来てるなら、何で周りの調査をしなかったの?」
「何かそこまでの人員を割けなかったらしいわよ。ここの防衛もあるから、調査に人員を割くとここが襲われるかもしれないって。言っていたわね」
「何のために騎士団が存在してるのか分からないね。ここの領主ってまさか・・・」
「そんな事はないと思うわ。ただ騎士団もそんなにいないのよ」
「言い訳にしか聞こえないのですが・・・」
「そう事を言わないの。じゃあ私は明日の準備があるから、先に帰るわ。またいつか会いましょうね」
紙を持って椅子か立ち上がり、会計に行った。ギルドだと、ファミレスのやり方に似ているな。
「俺達は依頼でも受けるか。少し金を稼がないと」
「雑用しかないけどね」
確かに雑用しかないけど、金が貰えるのならやるしかない。




