473話 雪しかない
活動報告を書きました。この作品にとって重要な事を書いてます。
お手数ですが、『小説情報』クリックして作者名『颯馬』をクリックして、左側にある活動報告「転載について」を一度確認してください。
何時間かかけてようやく自分の家まで着く。
「もう夜かな。休憩をしないで雪を溶かしていたら、自分の家まで着くんだな」
「あの家がキミたちの家かね? 見た事のない形だが、帝国とかはあんな家があるのかい?」
「いやないぞ。あれは多分ウチだけだ。言っておくが中には入れさせないからな」
「キミは意外とケチだね。でもまぁ、今は除雪作業の方が先か。ではわたしは帰るよ、帰って魔道具を創ってみるとしよう」
ミヤさんは来た道を戻っていく。少ししたらアリアナ達がこっちに来る。
「あ、繋がったんだ。これで少しは除雪が進んだかな?」
「進んでると思いますよ。でも同じ事をしてると飽きてきますね」
「それはもう仕方がないと思うが。ここを一旦止めて、違う所に行って除雪作業でもするか?」
「まぁ景色は変わりませんが、他の場所に行けるので。文句は言いませんよ」
「なら明日行こうか」
俺達は家に入って晩御飯の準備をする。
次の日。俺達は家から出る。
「なぁ転移魔法で空中とかって転移出来るのか?」
「出来るけど。転移した瞬間に落下するよ」
「・・・転移する前に体を風を纏っておこう」
俺は空間からヴェールを取り出して、頭に付ける。その後は風魔法で体を風で纏う。転移魔法で積もっている雪の更に上の方に転移する。
「何だこれ!? 雪しかないぞ!!」
「最初見たときは私も驚いたよ。まさかここまで雪が積もるなんて、思ってなかったよ」
「昔もこうでしたよ。あの時は火魔法でどんどん雪を溶かしてましたね。今もそうやってると思いますが」
「1年で終わるだろうと思ったけど。これだと1年じゃあ終わらねぇや・・・」
「当分肉は食べるのを控えた方がいいね」
「なら今からダンジョンに行って、肉を回収をしましょうか?」
「そうだな・・・。ってアリサは除雪作業に飽きたから、ダンジョンに行きたいだけだろ」
「あ、バレました? でも肉を確保するにはそれしかないですよ。闇雲に雪に埋もれたオークなどを探すより、ダンジョンで手に入れた方が確実ですよ」
「・・・まさかだが、外に出る口実を作って。実は最初からダンジョン目的だったか?」
「そうですよ。流石に他のところでも、除雪作業はやりたくないですよ」
「コイツ・・・。まぁいいか。じゃあアリサはダンジョンに行って、肉とかを確保してくれ」
「分かましたー」
アリサはそのまま何処かに移動する。
「じゃあ私たちは帝国とかを見て見ようか。帝国から見ていく?」
「そうだな。帝国から見て王国に行って、魔王城に行ってエフサークルに行くか」
俺達はそのまま帝国の方に行く。
「空を飛んでいるからいいけど。それ以外の人達はどうやっても移動できないだろ・・・」
「そうだね。あの雪山は帝国かな?」
「多分近くで見えるのは帝国だろうな。あんなに積もっているのかよ。結界を張ってる人は大変だろうな」
「誰か1人でも倒れると、結界は壊れるかな。壊しに行っていい?」
「お前は何を考えてるんだ? 駄目に決まってるだろ」
「だよね~」
俺達はまず帝国に行ってみる。
「あぁやっぱり中に入れないよな。いや入れるけど、雪の上を歩く事になるな」
「全部雪に埋もれてるね。そう言えば城がある方って、空間を拡張してたよね。その中ってやっぱり雪に埋もれてるのかな?」
「埋もれてると思うが。それより何処が帝国から外に出る、門なのか分からないな・・・」
「えっと・・・ここだね」
アリアナは門がある場所に雪の上に下りる。俺もそこに下りる。
「この下の雪を掘っていけば、門が見えるよ」
「掘るより溶かして行った方が早いか」
俺は両手の平から火を出して、少し離れて自分がいた場所に火を当てる。
「じゃあ私は違う門のところに行ってくるね」
アリアナは違う門のところに行く。俺は門が燃えないように、雪を溶かしていく。




