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467話 終わらねぇ


 除雪作業をしていたら11月が終わり、12下旬になっていた。


「お、終わらねぇ・・・。1ヶ月以上やっているが、全く除雪が進んでねぇ・・・」

「でも家の周りは除雪出来たじゃん。上の部分は終わってないけど」

「今は木の枝に葉っぱが付いてないので、上を除雪すると上から丸見えですからね」


「これは本格的に空間の中に入れないと、作業が進まないか?」

「私は入れたくないけど・・・」

「ならユウヒさんがお金を入れている袋と同じように、袋に付与魔法を使って空間収納魔法を付与すれば、その袋に無限に入りますよ。実際に私は使っていますし」


「あぁその手があったね。私も作ろっと」


 アリアナはアリサが言っていたことをやる。俺もいらない袋を使って袋に付与していく。


「これで除雪が捗るか。ただこの雪の使い道だよな。ダンジョンで捨てても大丈夫か?」

「多分の雪の場合は残ると思いますよ。死体ならまだしもゴミなどは、残ったりするので雪も残ると思います」

「ならダンジョンで火山とか溶岩とかがある場所に出たら、溶岩の中に雪を入れるか。今は除雪作業をしないとな」


 俺達は3方向に別れる。俺は氷魔法でスコップを作り、雪をすくって袋に入れていく。


 溶かさなくていいから、魔力を使わなくてすむ。後はどれだけ進むかだな。前にコールでミヤさんからヘルプの連絡が来たから、ミヤさんの家まで行きたいがかなり時間がかかりそうだな・・・。それまで生きているのだろうか?


「ん? 何だこの黄色い固形な物は? 何か雪の中に埋まっていたのか?」


 俺は前を見ると、大きなススメバチの半欠けた顔を見つける。俺はスコップに乗っている物を落して、袋を持ってすぐにアリサの方に行く。


「アリサ! 虫! 虫の凍死死骸があった!」

「あぁついにそっちでも出てきましたか。そっちに行くのでここの除雪をやってください」


 アリサは俺が除雪していた所に行く。俺はアリサが除雪していた場所で除雪をする。 


「わわわわっ! ゴブリンの凍死死体が沢山出てきた!」

「頑張ってくださいね~。こっちも沢山出来てきましたね・・・」

「こっちはなぎ倒された魔木か・・・」


 雪に埋もれている魔木を取り出して、空間の中に入れる。少し雪を掘っていくと、また魔木が出てくる。それを取り出して空間の中に入れていく。


 この辺は魔木が倒されているのか。と言うより、アリサはかなり前の方に行ってるな。俺より進んでるな。その代り周りはあまり進んでないけど。一旦入口の方に戻るか、流石に少し腰を下ろしてやる作業はキツイ・・・。


 俺は袋を持って入口の方に戻り、入口の周りを掘り始めて周りを広くしていく。


 これで死骸は8体目ですね。まだ死体が出来るかもしれませんね。それにしてもユウヒさんの方は周りを掘りながら、進んで行くタイプですか。私とは全く違いますね・・・。ちょっと自分勝手ですか、このまま掘り進めさせてもらいます。


 私は真っすぐに掘って雪を袋に入れていく。


 死体は何とかなったけど・・・、これは先に進めてるのかな? 同じ風景だから進めてるか分からないや。もう面倒だから溶かしながら先に進んで行こ。雪崩が起きるかもしれないけど、その時はその時だね。


 私は火魔法で雪を溶かしながら先に進む。雪が溶けて水になりその水が私にかかる。それは無視して先に進む。


「少し休憩ー!」

「「はぁーい!」」


 俺達は一度集まって休憩をする。


「アリアナ? びしょ濡れですけど、火魔法で溶かしながら行きましたね」

「そっちの方が早いからね。すぐに乾かすよ」


 アリアナは火魔法で服を乾かして体を温める。その後は浄化魔法で綺麗にする。


「さてこのまま除雪作業が続くなら、食料がちょっと心配になるな・・・」

「特に肉とか魚だね。後はワッキャーメとか卵とか小麦粉とかだね。一番困るのは肉だけど」

「これから物価が上がるだろうな・・・。俺達は困らないが、他の人達が困るだろうな」


「そうだね~。まぁ肉とかは魚はダンジョンでも手に入るから、買わなくていいけど。問題はダンジョンに入れるかだよ」

「獣人族の領土は特に吹雪が吹いていなかったので、そっちの方は行けますよ」

「獣人族の領土は吹雪が吹いていなかったのか。なら物価は物凄く高くはならないか・・・。今のうちに卵と小麦粉は確保した方がいいか」


「なら私が行ってくるよ」

「分かった。(かね)は渡すから、卵は20個くらいで小麦粉は5袋くらいかな。あまりなかったらあるだけ買ってくれ」


 俺は空間から金貨が入った袋を出して、袋から金貨5枚出してアリアナに渡す。袋は空間の中にしまう。


「じゃあ行ってくるね」


 アリアナは転移魔法で獣人族の領土の方に転移する。


「俺達はもう少ししたら再開するか」

「分かりました」


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