466話 除雪
1週間後。猛吹雪がやんで、俺達は家から出る。
「マジかよ・・・雪に埋まっているぞこれ・・・」
「結界がなかったら死んでましたね。こんな状態だと他の所も大変な事になってますね」
「早く除雪しないとね。どうする? 火魔法で一気に燃やす?」
「それをやったらこの辺、水溜まりレベルじゃすみませんよ。空間の中に雪をしまっていきましょう」
「空間の中が雪まみれになるじゃん。それは嫌だよ」
「ならどうするんですか? このまま太陽任せでいると、溶けるに1年以上かかりますよ」
「・・・火魔法の火力を最大にして、雪を溶かして水を蒸発させる?」
「それをやったらこの辺一体どころか、この島ごと消え失せるのでは?」
「ならどうすればいいの? 何やっても危険が大きいよ」
「時間がかかるけど、少しづつ溶かしていくしかないだろ。3方向に別れて除雪するぞ」
俺は前の方に行って除雪をする。アリアナは左、アリサは右に行って除雪を始める。
とりあえず両手を火で覆って、雪を溶かしていくか。途中で雪崩が起きそうだが、結界の中にいれば巻き込まれることはないだろ。
俺は両手を火魔法で火を覆って、両手を積もっている雪に当てる。両手が当たって所から雪は溶けていき、水が出来てくる。
この水をどうるか? 結界の中に入ってこないけど、結界の外とが大変な事になるな。海の方に流したいけど、この状態だと海の表面は凍っているだろうな・・・。どうしたものか・・・。
ん~、確かユウヒ君がいた日本では。雪合戦があったよね。こうやって雪を取って丸めて、相手に投げつけて遊ぶ。ちょうどアリサがいるから、アリサに投げつけよっと。
私は手に持っている雪玉を、アリサの頭に投げつける。雪玉はアリサの頭に当たり、その勢いでアリサの頭は前に倒れ雪にめり込む。
「何か変な音がしたけど、一体何をしているんだ?」
「一方的な雪合戦だけど。今ならアリサをボコボコっ―――」
アリアナの頭に雪玉が当たり、積もっている雪の方にめり込む。そのまま雪玉が何個も飛んできて、アリアナに全部当たる。
「確かに一方的な雪合戦ですね。これは楽しいですね」
「アリサ? なぁアリサ、倍返しってレベルじゃないぞ。どれだけやり返すんだよ?」
「アリアナが謝るまででしょうか?」
「それ謝る事出来ないから! アリサがやめない限り絶対に謝れないから!」
「謝らせる気は全くないですが」
「酷すぎる・・・」
「―――じゃあこれお返しだよ」
上から大きな雪玉がアリサの方に投げられる。アリサは反応が遅れ、大きな雪玉に当たり埋もれる。
「フゥー、ユウヒ君と話していたから隙だ出来てたよ」
「隙を作るために話していたわけじゃないけど・・・。遊んでないで除雪をしてくれ」
「そう言う、けど! アリサが、もう反撃、してる!」
アリサは雪玉で反撃をする。アリアナはそれを避けて、雪玉を作り反撃をする。俺はその光景を少し見て、雪玉を2つ作る。
「いい加減に・・・しろっ!!」
俺は1発目の雪玉をアリアナに当てる、2発目はアリサに当てる。
「お前ら雪合戦するなら、人様の迷惑にならない所でやれ!」
「「はぁーい・・・」」
アリサはアリアナの所に行って、アリアナは転移魔法で何処かに転移する。
全く・・・。とりあえず結界の中にある雪を溶かしていくか。
俺は周りに散乱してる雪を溶かしていく。それが終わったら、結界の外に積もっている雪を溶かしていく。
これどれくらいの時間がかかるんだ? 1週間じゃあ終わらないだろこれ。どうしたものか・・・。入物を作ってその中に雪を入れて、溶かして水にした後に浄化して、飲み水にするか? あるいは畑やリンゴの木とかに水をやるか。俺の記憶が正しければ、リンゴの木とかに水を与えた記憶がない。よく枯れないであのままだな・・・。




