464話 猛吹雪
3日後。外ではあり得ないほどの猛吹雪が吹いている。
「あり得ないだろ・・・。何でこんなに猛吹雪が吹いているんだよ・・・。台風といい今回の猛吹雪は異常だろ」
「普通だよ普通。今回は吹雪が当たっちゃったね。このままだとかなり積もるかな」
「こんなの普通じゃねぇよ・・・。こんな猛吹雪が吹いてると、帝国とか魔王城とか大変な事になってるだろ」
「まぁなってますね。今頃凍死の数が増えていく一方ですね」
「これ対策する意味あるのか? こんなに猛吹雪が吹いていたら、対策をしていてもほぼ意味をなさなくなると思うが」
「何もしないよりかはマシだと思うけど・・・。まぁこの吹雪だからね~」
「当分店とかは開かないだろうし、魔物の数も一気に減るだろうな」
「この吹雪で喜ぶのは、アイスエルフだけですね。今頃外に出て大はしゃぎでもしてるんじゃないですか?」
「雪を喜ぶ子供かよ。流石にこんな猛吹雪は誰も喜ばねぇよ・・・。これっていつやむんだ?」
「さぁ? 流石に分からないよ。流石にスキルとかで自然現象は分からないよ」
「アリナアのスキルで分かると思ったんだけどなー」
「私はそこまで万能じゃあないからねー。ところで、外に出ていい?」
「お前は馬鹿? こんな猛吹雪が吹いてるのに、何で外に出ようとする!?」
「いや~・・・その何と言うか、吹雪を間近で見るのが初めてなんだよね。今までずっと神界から見てただけだから、実際にこうやって見るのは初めてで・・・。だから吹雪ってどんなものか、ちょっと結界の外に出て体感したく・・・。ダメ?」
「―――いいぞ、行ってこい」
「えっ! 許可かするんですか!? 私は行きませんよ!」
「じゃあ行ってくるね!」
アリアナはアリサの捕まえてリビングから出る。
「ちょ!? 何で私まで外に出ないといけないんですかっ!?」
「私が埋もれたら、誰かが助けてくれないと困るから!」
アリアナとアリサが大きな声で喋るので、リビングの方まで聞こえて来る。俺は心配になってきたので、俺もリビングから出て玄関から外に出る。
「アリサ? なに震えてるんだ。結界の中なら寒い事はないだろ」
「そうですけど。アリアナを見てると何か震えだしてくるんですよ・・・」
「アリアナはそんなのお構いなく、外ではしゃいでるけどな。アリアナは今まで、猛吹雪を体感した事なかったのか?」
「ないですよ。吹雪の時は神界に避難してましたよ。ユウヒさんは吹雪を体感した事ないんですか?」
「ないな。ここまで猛吹雪は見た事はないが、吹雪なら見た事がある。ただその時は自宅待機だったから、外に出て吹雪を体感した事はない」
「そうですか。じゃあ今なら体感出来ますよ、アリアナが吹雪で埋もれてますよ」
俺はそれを聞いてすぐにアリアナの方に行って、俺はアリアナを救助する。
「・・・死ぬ事はなかったけど、物凄く苦しかった。ありがとうユウヒ君」
「どういたしまして。アリサ、気付いていたら助けてやれよ」
「ユウヒさんがいたので、言えばユウヒさんが助けると思ったので」
「確かに助けたけど・・・。仮に俺がリビングの方にいたら、アリサはアリアナを助けたか?」
「何で助けないといけないんですか? これくらいならアリアナが自分で何とかしますよ」
「アリサが助けてくれるって思っていたけど、期待していた私がバカだった」
「そうですね。それより家に入っていいでしょうか? 外を見てるだけで寒いです・・・」
「じゃあ1人寂しく家の中にいれば? 私とユウヒ君は外にいるから」
俺もここに残るんだ。別にいいけど。
「・・・・・・別にいいですよ。私は1人で家の中にいますよ」
そう言ってアリサは家の中に入る。
「拗ねたかな? 最初から一緒にいたいって言えばいいのに」
「まぁアリサだから仕方がない。それよりここに残ってどうするんだ? さっきよりも猛吹雪が強くなって、結界の外から出たくないのだが」
「そうだね。さっきよりも強くなって、雪も積もってきてるね。木が少しずつ埋まってきてるね」
「埋まるどころか、一部の木はなぎ倒されているぞ・・・。これの後処理、って結局俺がやってるんだよな・・・。自然現象ももう少し弱くしてくれないか? 後処理するのが大変なんだよ」
「自然現象にそう言われても困ると思うよ。とりあえず裏に行ってみようか」
俺達は家の裏に行ってみる。




