462話 一般冒険者だろ
11月中旬。盗賊が結界に攻撃してきたので、ボコボコにして5人の盗賊を捕まえた。
「こいつらどうやってここまで来たんだ? ここに来る手段は限られてると思うが」
「門番に賄賂でも渡したか、飛んでここまで来たか、気配遮断を使ってジャンプして門を越えたか・・・」
「まぁどうでもいいですね。どうします? このまま殺してもいいですが、リリアンの事もあるので。このままこいつらを売りに行きますか?」
「そうだな。それよりこいつらも不死鳥の盗賊団だっけ? こいつら何処にでもいるよな・・・。おい、お前ら何か情報を持ってないか?」
「はっ! 持っていても喋るものか!」
「あっそう。まぁ不死鳥の盗賊団なんて言うのはどうでもいいのだが、俺達の生活を邪魔をするなら話は別だ。とりあえずお前達は奴隷商人に売りに行くから、精々いい金になれよ?」
「わぁー、どっちか悪い人か分からないなー」
「どう見てもこいつらが悪い人だろ。じゃあサッサと行くか」
俺は空間から転移石を出して、ラインディガー共同王国の南門の付近に転移する。南門付近に着いたら俺は先に門番の所に行こうとしたら、アリサに止められる。
「ユウヒさん。私が先に行ってリリアンさんか、従業員を連れてくるので。ユウヒさんとアリアナはここ待ってください」
「分かった」
アリサは先に中に入り、リリアンさんか従業員のどっちかを連れてくるのを待つ。
「今のうちにこいつらが持っているもの全部貰うか」
「なっ!? ウチたちの服も奪うつもりか! この変態っ!」
「は? 何でお前達の服で奪わないといけないんだ? 俺が欲しいのはそのアイテム袋とその中身だ。安心しろ、お前の服はいらないから返す。アリアナちょっと手伝って」
俺とアリアナで5人が持っているアイテム袋を取る。
「よく5個もアイテム袋があったな。これも人を殺して手に入れたものか? だとしたらさぞ金もあるだろうな」
「何かユウヒ君の方が盗賊ぽくなってるけど、大丈夫?」
「何処が盗賊だよ。どう見ても一般冒険者だろ」
「一般冒険者はそんな事言わないけどね。それにしてもロクなものがないね。お金もなければ刃こぼれしてない武器もない。色々限界状態だったかな。あ、服は返すよ」
「こっちも何にもないな。これならアイテム袋がない方がいいのでは? あと服は返すよ」
俺とアリアナはアイテム袋から出したものを、一度全部中に入れる。服は全部持ち主に返す。
「ちょ! せめて下着とかは隠しなさいよ! なに普通に見せているのよ!」
「隠すって何処に隠すんだ? お前らは今は手が塞がっているんだ、隠す場所がないだろう」
「ならせめてうちらのポケットに入れてよ!」
「えっ、そんな汚いものを私はもう触りたくないよ・・・」
「きききききき汚いって言うなぁぁぁぁぁぁぁ!」
「――――――ニャー活きのいい女ニャがいるニャ」
後ろからリリアンさんの声が聞こえた。俺はアイテム袋を空間の中にしまって、俺はリリアンさんの方を見る。
「こんにちはリリアンさん。とりあえず5人の盗賊を捕まえてきましたよ」
「助かるニャ。男が2人の女が3人。すぐにニャーの所に連れて行くニャ。おみゃーらこの盗賊を連れて行くニャ、ついでに服も持って行くニャ」
「「「「「はい!」」」」」
従業員達は盗賊とその盗賊が持っている服を持って、ブーリンレットの方に行く。
「アリサは店の方にいるニャ。ニャー達も行くニャ」
俺達は門番にギルドカードを見せて、俺達はリリアンさんについて行く。俺達は店について中に入り応接室に行く。
「ユウヒ達を連れて来たニャ。アリサが座っているソファに座ってほしいニャ」
俺とアリアナはアリサが座っているソファーに座る。リリアンさんは反対側のソファー座る。
「さてユウヒ達が連れて来た、盗賊達の査定が終わるまで。盗賊の買取の話をするニャ。特別難しい事は無いニャ。書類にどういう理由でこの値段が付きました、っていう書類に署名をして。身分が分かるものを見せてほしいニャ。それが終わればお金を渡すニャ」
「そんなに簡単なのですか? もっと難しいかと思いましたが」
「難しいのは奴隷の購入の時ニャ。書類に色々条件が書いてあってそれを署名した後、奴隷の解放などを決めるニャ。因みに奴隷の持ち主が何か違反をすれば捕まるニャ」
「持ち主が捕まるんですか。何か奴隷を買うのって色々面倒ですね」
「でもそうしないと、奴隷が死んでしまうニャ。昔はかなり酷かったニャ・・・」
「確か平気で盾として魔物の餌にしたり、暴力は振るわ食事は与えないわ、イラついてその場で殺すわ。とにかく奴隷の扱いは酷かったですよ」
「その当時はかなり奴隷の需要はあったニャ。今は減ってきているが、それでもまだ需要あるニャ」
「時代が進むと変わるものなんですね」
盗賊達の査定が終わるまで、俺達は雑談をする。




