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451話 着物と刀


 1週間後。


「(1週間経ったぞ小僧!)」


 家の外で氷の玉でキャッチボールをしようとしたら、バルナールが来た。俺は氷の玉を壊して、バルナールの方に行って抱きかかえて、結界の中に入れる。


「何で来たんだよ。1人で行けばいいじゃん・・・」

「(何を言っておる。我1人で行ってみろ、その場で即戦いが始まるぞ)」

「確かに始まるかもね。でもこの1週間で強くなったの?」


「(多少な。それより早く行くぞ。あの受付嬢が違う街に行く前にな)」

「仕方がないな・・・」


 俺は空間から転移石を出して、帝国の方に転移する。


「(我はこの辺におるから、いたらここに連れて来い)」

「前も同じこと言ってたような気がするね」

「気のせいだ。早く行こう」


 俺達は門番にギルドカードを見せて中に入る。そのまま冒険者ギルドの方に行って中に入る。


「今日は多いな。何か催し物でもあるのか?」

「さぁね。とりあえず受付の方に行って、いなかったら依頼書がある掲示板の方に行こうか」


 俺達は受付の方に行く。受付の方に行くと、鬼人族の受付の人はいなかった。何処にいるかを聞きたいが、名前を知らないので掲示板の方に行く。


「・・・ここにもいないな。まだ来てないのか、もう依頼を受けてしまったのか」

「あるいは休みとか、違う街に行ってるかもしれませんね」

「気配察知を使っても、人の名前が分かる訳じゃないからな。とにかく待っていれば来るか?」


「そうかもね。なら他の所に行って―――」

「こらこらお三方、おはようさん」


 後ろから声が聞こえた。俺達は後ろを振り向くと、そこには着物を着ている鬼人族がいた。


「着物と刀だ・・・。着物を着て刀を持っている・・・」

「着物と刀を知ってるとは、ユウヒはんはうちとおんなじ故郷どすか?」


 どす? もしかして京都弁か? 異世界に来てまさかの京都弁を聞く事なるとは。


「いえいえ、ただ知っていただけですよ。それより、大分印象が変わりますね」

「そうだね。前と違ってかなり変わってるよね」

「もしかしてそっちが素ですか?」


「故郷ん言葉を使うと、可笑しいと思ったさかい。当たり障りがない、敬語を使こうてやはったが。今んうちは変どすか?」

「変ではないですが、ただ意味が伝わるかちょっと難しい所ですね」


 方言って難しいだよな~。県が違うだけで方言が変わるから、何言ってるか分からないんだよな・・・。


「そこはしょうがない」

「そう言えば、名前を聞いてなかったんですが。名前を聞いても?」

「あぁ、こら失礼した。うちがお三方の名前をしっとって、お三方がうちん名前を知らへんのは、ちょいズルいどすなぁ。うちは鬼人族のモミジ言う。今後よろしゅう致します」


「モミジさんですか。鬼人族には何か変わった文字はありませんか?」


 そう言うと、モミジさんは空間から筆と紙を出す。その紙に何かを書く。


 魔法を使うんだ・・・。


「紅葉と書いて、モミジと読みます」

「漢字だ、漢字で書いてる」

「漢字分かるのん。やっぱしうちとおんなじ故郷ほな?」


「違いますよ。ただ私が育った故郷も同じ漢字を使っていただけですよ」

「そうどすか。なんか親近感がわくなぁ」

「そうかもしれませんね」


「ユウヒ君。何か目的忘れてない?」

「そうだった。紅葉さん。今時間はありますか?」

「あるよ」


「ならあの黒猫に会いません? 今帝国の外にいますので」

「あのクソ黒猫がおるんどすか。まさかこないな早う殺せるとは。行く、すぐに案内しとぉくれやす」


 嬉しような顔をしてる。そんなに殺したかったのか。


 俺達は紅葉さんをバルナールの所まで案内する。


「(クハハハハハハハハッ! 来たか小娘! 前は我が勝ったが、今回も勝たせて―――)」


 するとバルナールが座っていた、木の枝が斬られる。バルナールはすぐに違う木に移動するが、その木も斬られる。それを繰り返し、ついには木が全て無残な姿になっていた。


「(な、なにがどうなっているっ!? 奴はその場から動かず、手と剣だけで攻撃をしてくる・・・。一体どうなっている!?)」

「可愛いなぁ。あの時はうちは手も足も出えへんかった。けど今はあんたが手も足も出えへん。ほんまに可愛いなぁ」


 可愛いって言ってるが、多分愛らしいって意味で、言ってる訳じゃないような気がする。


「(ええい! なら魔法で攻撃をするか!)」


 我は闇魔法でダークランスを撃つ。が、剣で全て撃ち落とされる。


「ほらほらどないした? そないな攻撃じゃあ当たりまへんよ」

「(コイツ化物か!? かなり速い攻撃魔法をしたはずだぞ!?)」

「そろそろしまいにしますよ」


「(なに・・・!?)」


 紅葉さんはすぐにバルナールの方に行く。バルナールに近づき刀でバルナールを斬る。


「あぁ前足の片方だけか」

「(――――――チィ! 分が悪すぎる! 逃げるか・・・!)」


 バルナールは片方の前足だけなくし、そのまま違う所に逃げていく。


「逃げてもうた・・・」

「終わるのが早かったな。前はどれくらい時間をかけて終わったんですか?」

「前は今の倍以上かかった」


「へぇ~倍はかかったんだ」

「どうするんですか? 追いかけて殺すんですか?」

「ん~。このまま放置して、苦しんで死んでもらうことにする」


「意外と酷いですね・・・」

「普通どすえ。ほなうちはギルドに戻って依頼を受けす。ユウヒはんたちはどないすんどすか?」

「家に帰りますよ。元々家にいる予定だったので」


「そうどすか。ならさいなら」


 紅葉さんは帝国の方に行く。


「さて、この木々はどうするか・・・」

「とりあえず、倒れている物はすべて回収して。家に帰った時に燃えせばいいのでは」

「そうだな」


 俺達は倒れている木や葉っぱなど回収して、バルナールの一部は地面に埋める。少し離れた場所で転移魔法を使って家に帰る。


京都弁は複数の変換を使って、後は京都弁を調べて書いてみましたが。正直自身がありません。間違っていたら、誤字報告などお願いします。

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