447話 まさか
次の日。特に侵入者は現れなかった。朝ご飯を作って出来たら食べて、片付けてをして身支度を済ませる。
「後は帰るだけか。会議って1日で終わるものなんだな・・・」
「4国家だけだから、そんなに長引くような話じゃないんじゃない」
「そんなもんなのか?」
「そんなもんだと思いますよ」
「そうか」
俺達はリゼットさんの所に行く。
「リゼットさん。後は各国に帰るだけですか?」
「えぇそうよ。皇帝の方はよろしくね」
「分かってますよ。こっちはこっちで準備しても?」
「構わないわ。あぁ後、獣人王とドワーフ王にはちょっと気を付けてね」
「・・・お前何をした?」
「何か勝手に決めつけてない!? 私は一言もユウヒたちの事を喋ってないわよ!」
「じゃあ何で私たちに気を付けろって、言ったんですか?」
「何処で情報を得たかは知らないけど、会議中にユウヒたちの名前が出ちゃったのよ~」
「何で俺達の名前が出てくるんだよ・・・。何かしたか? 俺はその2人に何かしたのか?」
「さぁ? でもドラゴンの素材を売ったり、王族の依頼を受けていたら。どっかしらで情報が漏れたんじゃないの?」
「情報を漏れないようにしていたのだが・・・。まさか!」
「ちょっとリリアンに確認してきますね」
「頼む」
アリサは空間から転移石出して、共同王国の方に転移していく。
「リリアンってブーリンレット商会の人?」
「そうだな。何かアリサとリリアンさんは友達だとか」
「へぇ~。アリサは奴隷とか持つ人だっけ?」
「いや、盗賊とかを捕まえて売ったりする方だ。アリサは奴隷何ていらないって、言っていたな」
「あぁ売る方なのね。ユウヒとアリアナは?」
「俺は興味ないし、奴隷っと言う時点で受け入れられない」
「私は元から興味ないね」
「まぁそうよね。じゃあ私は色々準備をするから」
そう言ってリゼットさんは何処か行く。するとすぐに皇帝様がこっちに来る。
「おはようユウヒくんたち」
「おはようございます。もう帰る準備は終わりましたが?」
「オレの方は終わったが、まだ近衛兵たちが寝てるのでな」
おい近衛兵どもよ、こういう時は皇帝様よりも早く起きるものだろ。
「ところでアリサくんはどうした?」
「アリサさんならちょっと用事で違う所に行ってますよ。多分すぐに戻ってきますよ」
「そうか。・・・娘のマルティナの事で謝罪をしたい。マルティナの事を護衛をしてもらって、すまなかった!」
そう言って皇帝様が頭を下げる。
「いえいえ! 別に謝罪はいいですよ! そちらの方で説教されていればそれでいいので」
「本当にすまない。オレの方できつく言っておいた。アイツには半年間、許可かなく外出禁止を命じた」
半年じゃなくって1年にすればよかったのに・・・。
「そうですか。当本人は相当落ち込んでいたのでは?」
「あぁかなりな・・・。これで懲りてくれるといいが・・・」
「まぁそう簡単には懲りてくれませんよね」
「そうだな。話が変わるが、そちらは帰る準備は出来るのかね?」
「出来てますよ。後は近衛兵達の皆さんが起きてくれれば、すぐに出も転移することは出来ますよ」
「分かった。では近衛兵たちを起こしに行こう」
皇帝様は近衛兵達を起こしに行く。
「ねぇユウヒ君。さっきバルナールから念話があったんだけど、何か今日は渡せないって」
「呪いを解く物の事か?」
「うん。何か魔物がちょっかいをかけてくるから、そいつらを皆殺しにするって」
「その魔物は何でバルナールにちょっかいをかけた?」
「さぁ? 明日の朝家に行くからって言っていたよ」
「朝から来るのか。まぁ待たせることになりそうだが」
「戻りましたよ~」
アリサが持ってきた。
「リリアンは時に何も言ってませんでしたよ。何処かで情報が漏れたようですね」
「何処で漏れたんだ? まさか冒険者ギルドでバレたのか?」
「まさか。いくら何でも勝手に情報を渡したりはしないでしょ」
「・・・あり得なくない話ですよ。これは冒険者ギルドで登録をしたときには説明をされてませんが、上位の冒険者になると貴族や王族にその情報がいってしまうんですよ。例え目立たなくても情報が漏れてしまうんですよ」
「ちょっと冒険者ギルドを潰そうか?」
「潰すのは止めろ。でも勝手に情報を渡すのは駄目だろ」
「実はこれ合法なんですよ。これは4国家全てに適応されてるですよ。勿論悪用してれば即捕まります」
「ふざけるなよ。どうやっても貴族と王族にバレるんじゃないか。SランクとかSSランクになったら、二度と依頼を受けないようにするべきか?」
「まぁそれはユウヒさんが決めればいいです。それよりまだ帰らないんですか?」
「皇帝様の近衛兵が寝てるから、まだ帰れないな」
「そうですか。なら待ちますか。一応気配遮断でも使っておきますか」
「そうだな」
俺達は気配遮断を使って、皇帝様が来るのを待つ。




