表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
457/500

442話 リングエス


「ミヤさんじゃないか。こんな所で何してるんだ?」

「このリングエスの試し撃ちに来たのだよ。ついでにこの辺の魔物を一掃すれば、ここの人たちにとってはいい事だろ?」

「まぁそうだけど。で、リゼットさんが言っていた銃がそれか?」


「そうだとも。わたしがかなり昔作った銃を、改造したのがリングエスだ。弾を使わずに魔力だけを使えるようにしてみたが・・・。これが想像以上に使い方が良い。これが何丁も生産されたどう思う?」

「その銃が野心家の手に渡ったら戦争しそうだな」

「そうじゃなくても殺戮が起きそうだね。その銃って詠唱とかいらないんでしょう?」


「あぁ詠唱は必要無い。必要なのは個人の魔力とこの銃を使う腕前だけだ、しかも消費する魔力の量も変えられるから、威力も変わる。おかげで今のわたしはちょっと倒れそうだ」

「倒れるのは凄く困るが・・・。そう言えばソニアさんはどうした? この辺にいないぞ」

「ソニアなら他の所に行って遊撃をしている。そっちにアリサがいないが、彼女も同じ事をしているのだろ?」


「よく分かったな。それよりミヤさんが銃を使うから、門番が驚いてるぞ」

「キミの氷魔法のせいでもあると、わたしは思うが」

「どっちもどっちだと思うよ」


 何かアリアナにだけは言われたくないな。


「まぁいい。とにかくここの死守しなければならないのだろ?」

「あぁそうだな。と言ってもこっちまで魔物が来ればの話だが」

「ならわたしも協力しよう。出来ればあまり前で戦ってほしくないがね」


「あぁそっか。銃だから間違えて俺達にも当たるな。まだ弓を使って戦うか」

「私も久しぶりに弓を使ってみようかな」

「アリアナも使えたのか?」


「使えるよ。と言うより、大体の人は一通り武器は使えると思うよ。その中でどの武器が使いやすいかを見つけるんだよ」

「そうなんだ。普通の人は1つの武器しか使わないと思っていたが、意外とそうでもないんだ」

「まぁこればかりは人それぞれだけど」


「会話をするのはいいが。魔物は来ないのかね?」

「今のところは来ないな。アリサとソニアさんが遊撃してるから、こっちに来ないんだろ」

「ん~、ソニアまで行かせるべきでは無かったか。ならどうやって暇を潰すか・・・」


「暇を潰すって・・・。ここから移動するって発想はないのか?」

「ん? 今のわたしは1人だぞ。そのわたしを違う場所に行かせるのは正気かい?」

「正気だが」


「正気だけど」

「キ、キミたちは・・・。一応言っておくが、今のわたしは走れないんだよ」

「何で?」


「今わたしが着ている服は、この白衣と靴しかないんだ。つまり()()()だ。見たいかい?」


 俺はすぐに空間からハリセンを取り出して、ミヤさんを叩く。因みにこのハリセンは、メアリーに大きめの紙を出してもらい、自分で作って少し魔法を付与した物である。


「いきなり何するのかねっ!?」

「馬鹿か! 何でちゃんと服を着てないんだよ!? 露出狂になりたいのか!?」

「しょうがないだろ部屋の中が暑かったんだから! 裸でいたら、何か急に外が騒がしいって聞いて、急いで出来たんだ!」


「そうだとしても服はちゃんと着ろ! ソニアさんは何をやっているんだよ・・・。流石にその状態で他の所に行かせるわけにはいかないな。ヘタしたら冒険者に襲われるんじゃないのか?」

「いや流石にそれはないと思うよ。流石にこんな危険な状態なのに、そんな事はしないと思うけど」

「そうだとも。ただ魔物は違うとわたしは思うがね」


「あぁ・・・うん・・・。とりあえずミヤさんはそこで待機だな」

「ねぇ聞きたいんだけど、森の方で変な魔道具ってあった?」

「あぁあったとも。ただその魔道具はリゼットたちが何とかした後、リゼットはエルフたちを叱っていたな。あの魔道具はどんなものかは分からないが、きっとロクな物じゃないのはわたしでも分かる」


「リゼットさんが何とかしてるなら、この魔物の群れは早く終わりそうだな」

「わたしにとっては残念であるがね。とりあえずここで待っていれば何かしらの情報は来るだろ」

「そうだな」


「ならここで待っているさ」


 俺達はここで待機して、魔物の群れがこっちに来たら迎撃をする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ