441話 激戦地
俺達はラストタウンの南門付近に転移して着く。周りは常に戦っていて激戦地になっていた。
「これはすごいな・・・。ゴブリンが攻めてきたときよりも、激戦状態になってるな」
「そうだね。それより早く行った方がいいよ、アリサがもう先に行って戦っているよ」
「早いな・・・。今回はもう目立ってもいいや、自分の家がバレるよりまだマシだ」
「確かにそうかもね。じゃあ行こっか」
俺は空間から2本のレイピアを出して、それをベルトに通す。そのまま魔物の群れの所に行って、鞘からレイピアを1本抜いて、魔物を殺していく。
数が多いな・・・。魔法で一気に殺すか。
俺は雷魔法で右手から放電して、複数いる魔物を感電死させる。黒焦げになりそのまま風魔法で、吹き飛ばし少しは広くなる。すると他の冒険者達がこっちに来る。
「君は雷魔法が使えるのか!」
「はい」
「なら少し手伝ってくれないか?」
「内容にもよりますが」
「我々が逃げながら魔物を引き付ける。その引き付けた魔物を雷魔法で一気に倒せないか?」
「それくらいなら出来ます」
「分かった。ケルン、俺たちの敏捷を強化してくれ」
「了解した」
魔法が使える冒険者は、その仲間達に強化魔法で敏捷を強化する。それが終わったらその人達は魔物の群れの方に行って何体か殺し、それに魔物が食いつき冒険者の方に行く。何体か殺したらキリがいい所で逃げ回る。
「今だ!!」
指示が出て、俺は逃げ回っている冒険者達の後ろにいる、魔物の群れに向けて雷魔法で落雷を複数落とす。生きてる魔物が減って来たら、最後に大きめの落雷を落とす。
「す、すごい。よくそこまで魔力を持っているな」
「鍛えてるので。この辺の魔物数が減ったので、聞きたいことがあるのですが。今の戦況はどうなってますか?」
「今のところは、翼がある魔物と魔法で飛べる魔物が門を越えるぐらいで、地上移動の魔物はまだ門を越えていない」
飛べる魔物は今頃修羅の森に行ってるだろう。その魔物を対処はリゼットさん達に任せるとして、こっちは他の冒険者と騎士団と協力して戦うしかないな。
「情報ありがとうございます」
「いいさ。こう言う時は情報交換は大事だ。じゃあ僕たちは他の所に行くから」
そう言って、共闘した冒険者パーティは他の場所に行く。
「話を聞く限り、まだ地上移動する魔物はまだ門を越えてないようだな」
「そうだね。本当は遊撃とかしたかったけど、今頃アリサがやっているから。私たちはここで門を護っていた方がいいね」
「なら丁度いいな。またこっちに魔物群れがこっちに来る」
俺はレイピアを鞘に戻して、氷魔法で弓を作る。待っているとこっちに魔物の群れが来る。弓を構えて弦を引いて放して魔物を殺していく。アリアナは後ろの方にいる魔物を殺していく。
げっ! 左右からも来た!!
俺は氷魔法で左右に大きな氷の壁を作る。
これで時間は稼げるだろう。今は前の魔物を―――。
「もう片付けたけど」
「壁を作っている最中に片付けたのか?」
「うん」
俺が壁を作った意味はあったのか? いやあるか。後ろから攻撃を食らわなくてすむ。
「でも壁を壊すのを諦めて、前から来るけど」
アリアナが言った通りに前から魔物が来る。俺は弓を構えて弦を引いて放そうとしたら、魔物達は何かに当たったのかどんどん倒れて血を流しながら死んでいく。
「アリアナ?」
「いやいや私じゃないよ」
「――――――良好良好。弓やクロスボウと違って射程距離が長いし、狙いさえ定めて後は引き金を引けば、魔弾は飛んで標的に当たる。弓は矢と一緒に弦を引いて狙いを定めて放つ。クロスボウはトリガーと連動した金具を引っ張って、そこに矢をセットして狙い定めて撃つ。だがこのリングエスは弾を補充する必要は無いしすぐに撃てる。実に良い武器であり、同時に恐ろしい武器でもある。2人はこの武器を見てどう思うかね?」
後ろから声が聞こえて、俺達は後ろを見る。
「「あ」」
「やあやあ久しぶりだね。息災だったかい?」




