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440話 バカ共


 10時間後。


「全くいないね・・・」

「あぁ全くいないな。実はもう誰かに討伐されたか、帝国とか王国の方に行ってしまったかのどっちかだな」

「一度家に帰りません? 野営もしてもいいですが、流石にベッドで寝たいですよ」


 アリアナと一緒に寝たいのかな?


「全く違いますよ。ただ本当にベッドで寝たいだけですよ」

「そう言う事にしておこう。なら家に帰って明日またここに来よう」


 俺は転移魔法で家の前に転移する。


 次の日。身支度を済ませて俺達はエポロ街の南南東に転移する。


「さてフォレ・・・、長いから(フォレスト)・ワイバーンにするか。(フォレスト)・ワイバーンを探すのを再開するか。本当は手分けして探した方がいいけど・・・」

「そうなると、私とアリアナがのどっちかが行くことになります」


 何か過保護になってないか?


「そんな事ないよ。例えば準露出狂(マルティナ)はレベル1000を超えてるけど、それでも護衛は付けるでしょ。それと一緒だよ」

「そうだな。この辺であの女に会う確率は低いか・・・」

「とりあえず私が違う所に行くので、見つけたら念話で知らせるので」


 そう言ってアリサは違う所に行く。


「こっちはこっちで探すか」

「でもこの辺にはいないんだよね~。本当ならギルドに行って確認をするのがいいだろうけど、もう少し探してみようか」


 俺達はフォレストワイバーンを探すために歩き出す。


「・・・一応ここって魔物に支配されているんだよな」

「そうだよ。そのせいでここら辺の道はないでしょ」

「そうだよな。何かあまり魔物が出てこないから、てっきりもう解放されているかもって思って・・・」


「あぁそう言えばそうだね。何で魔物が出ないんだろう? 魔物が出ないようにする魔道具でも使ってるのかな?」

「仮にそんなの使っていたら、何処かで異常発生とかしてないのか?」

「どうだろ? 結局魔物だって神が作った物し、増やすのも減らすのに自由だし・・・」


「まるでこの世界を管理してるような気がするが・・・」

「完全に管理はしてないからね。してるとしても魔物と10年に一度起きるアレでしょ、後はなんだろう?」

「それ俺に聞くなよ・・・。少なくても政治とかに関わってないんだな」


「そうだね。そう言うのはここにいる種族がやる事で、神々が口出す事じゃないからね。神々が口出してそれで全種族が滅びました。なんてことになったら笑えないからね」

「そうなんだ・・・」

「それはいいとして。本当に魔物がいないね、昨日は普通にいたのに」


「ホントどうなっているだ? 何かとんでもない魔物でもいるんじゃないのか?」

「どうだろ? 今のところ魔物がいないから分からないね」

「一度ギルドに行くか」


「(2人とも聞こえてますか?)」


 アリサが念話で話しかけてくる。


「(聞こえてるぞ)」

「(聞こえてるよ)」

「(ならそのまま喋りますが、今魔物たちは修羅の森の方に集まってます。原因はエルフ族のバカ共が変な実験をしています)」


「(なるほどもう分かった。門とかどうなってる?)」

「(今必死に魔物の進行を食い止めてますよ。ちゃんと確認してないから分かりませんが、人族の領土はラストタウンで魔物の進行を止めいます)」

「(なら一旦受けている依頼を破棄しないとね。一度エポロ街のギルドに集まろ)」


「(分かりました)」


 念話を切って、俺達は転移魔法でエポロ街の南門付近に転移する。転移したらギルドカードを門番に見せて、冒険者ギルドに行く。


「来ましたか。早く中に入って依頼を破棄しますよ」


 俺達はギルドにが入り受付の所に行く。


「あっ! 依頼の破棄ですね。すぐに終わらせます!」


 俺は空間から依頼書とギルドカードを出して、2人はギルドカードを出す。メルさんはすぐに依頼の破棄の手続きをする。


「今回は罰則はありません。すぐにラストタウンに行ってください!」

「言わなくても分かってますよ!」


 俺達はギルドから出て、空間から転移石を出してラストタウンに転移する。


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