表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
449/500

434話 専属


 ギルドで依頼を受けて、身支度を済ましてリリアンさんの所に行く。


「ニャ~・・・。アリサは知ってるからいいけど、2人は大丈夫ニャのか? 砂漠は昼は暑いし夜は寒いニャ」

「あぁ大丈夫ですよ。今来てる服は暑さも寒さも勝手に調整してくれるので」


「私も大丈夫だよ」

「アリサと同じならいいニャ。道中野営道具や食事はいらニャって言っていたけど、本気ニャ?」

「本気ですよ。野営道具は持ってますし料理は出来ますから」


「ではこちらからの支給品は無しでも?」

「何かしら異常事態にならなければ、支給品はなしで構いません」

「分かりました」


「よし、それじゃあ行くニャ」


 リリアンさんとエルナさんは馬車に乗る。俺達はその後について行く。


「あの馬車は少し速いな。何であんなに速いんだ?」

「あの馬車自体は砂漠移動するために改良されてるし、()いてる馬はデザートホースだね。デザートホースは普通の馬よりも砂漠に適していて、普通の地面と同じように歩けるし走るとこも出来るよ。もちろん普通の地面もね。間違っても魔物じゃないからね」

「砂漠に適している馬なんて聞いた事ないぞ。それよりもあんなに速く動けるんだ、こっちは飛んで行くか」


「じゃあ私とアリアナは先に行きますね」


 アリアナとアリサは先に行く。


「なぁメアリーさん。これは長くなると思うから、9月になったら途中に帰ったりするのか?」


 するとメアリーさんが現れる。


「えぇ帰る事になりますね。正直護衛の依頼をやることになるとは思ってませんでした」

「まぁアリサの友達だから引き受けたからな」


 俺は空間からヴェールを取り出して頭に着ける。風魔法で体を風纏い空を飛ぶ。


「・・・何で背中にピッタリとくっ付いてるんだ? 目立つぞ」

「私の姿はユウヒさんを含め、アリアナとアリサしか見えないので大丈夫です。どうぞそのまま移動してください、速度を上げて移動しても落ちませんので」

「あっそう・・・」


 俺はリリアンさん達の方に行く。


「ニャ!? やっぱりユウヒも飛んでるニャ!」

「やっぱりって・・・。あぁアリアナが飛んでいるからですか」

「アリサの友達なら飛んでも可笑しくニャいと思っていたけど・・・、本当に飛んでるニャ。ところでその頭に付けてるベールはニャんだ? 何処かに嫁ぐ気にゃ?」


「嫁ぎませんよ。このヴェールは魔力が自動で回復をするで、頭に付けているんですよ」

「それって国宝級ですよ。どうやって手に入ったのですか?」

「ダンジョンでたまたま手に入ったんですよ。それと震えてますけど、大丈夫ですか?」


「大丈夫です。アリサさんの友達なら何とか・・・!」


 なるほど。アリサの友達なら信用は出来るって事か。赤の他人だったら目すら合わせてくれないだろう・・・。


「・・・アリサ達に聞くニャ。今はフリーの冒険者でいいのニャ?」

「そうですよ。私たちはフリーの冒険者ですよ」

「ニャらニャー達の()()()()()()になってほしいニャ」


「もちろんお断りですよ。そんな面倒な事はやりませんよ」

「やっぱり断られましたね」

「ニャー・・・。ニャにがいけないのニャ?」


「住み込みになるのが嫌なんですよ。宿ならしょうがないですが。私たちには家があるので、そこから違う家とか住みたくないですよ」

「ニャ。アリサ達には家があるのニャ?」

「ありますよ」


「いつの間にか買っていたのニャ・・・。何処に住んでるのニャ?」

「修羅の森ですが」

「「・・・・・・」」


「おい言うな」

「言っても大丈夫ですよ。2人は商人なのでそう簡単にはこれませんよ」

「お、驚きました。まさかそこに住んでいるとは・・・」


「いつも規格外だと思っていたけど、やっぱり規格外ニャ・・・。そう言う事はリゼット様と一緒に住んでのニャ?」

「あんな奴と一緒に住みたくないですよ! ちゃんと違う場所ですよ!」


「あ、あんな奴って・・・」

「リリアンさんはリゼットさんと面識でも?」

「あるニャ。たまに兄の店の商品を買ってくれる人ニャ。ニャーはそれを運んでいた時もあったニャ。修羅の森は地獄だったニャ・・・」


 まぁ普通の人はそう簡単には行かないよな。


「だから専属の冒険者になってほしいニャ!」

「無理ですよ」

「ニャャャャャャ・・・」


 まぁこっちにメリットがあっても、デメリットが大きすぎて釣り合わないんだよな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ