433話 お得意なカード
「何でそのアメラって人は隷属願望があるんですか?」
「それはニャーには分からないニャ。アイツの人生の中でニャにがあったのかは知らニャいが、きっとロクな事じゃニャないと思うニャ」
「何かよく分かりませんね~。本人は何か言ってこなかったんですか?」
「ニャーにも言ってこなかったニャ。まぁニャーには関係のニャい話ニャ。ニャーの店が潰れる訳じゃニャいからニャ」
「・・・すみませんが。アメラは獣人族の中で何の種族何ですか?」
「アメラは少し珍しい金人狼族ニャ。普通の人狼族と違って朝でも夜でも強いニャ」
「朝でも夜でも強い?」
「あぁユウヒ君は知らないか。人狼族は夜になるとね、体力と魔力と運以外はパラーメタが50%上がるんだよ」
「流石人狼族。夜になると強くなるんだな」
「でも金人狼族は朝でも夜で関係なく100%になるから、常に強い状態だよ」
「アリアナはよく人狼族の知ってるニャ。まぁその話は置いといて。ユウヒはニャんでそんな事を聞いたニャ? もしかして購入してくれるのニャ?」
「あぁ私は奴隷には興味ないですよ。奴隷と言うのは中々受け入れなので」
「ニャ~そう言う人もいるニャ。因みにアメラを買うなら、白金貨2枚ニャ」
「「「高っ!?」」」
「(あまり納得はしてませんが、大体それくらいの値段だと思います。彼女のレベルは600を超えてます。それに珍しい種族の上に朝夜関係なく戦えます。ただ何でその値段のかは分かりません)」
「(メアリーさんはいつの間にかステイタスを見ていたのか・・・)」
「(はい)」
「驚いて当然ニャ。ここに来る前は1人で冒険者だったし、実力もあったニャ。ここに来てから色々アメラを調べてみたら、労働力としても使えるし戦闘も出来るニャ。それに処女だし、夜の相手になったら良い声で鳴くニャ」
わー、言っちゃいけない事を普通に言ったぞ・・・。
「基本的に戦士奴隷、労働奴隷、性奴隷は一通り出来るニャ。あ、奴隷の種類の説明はいるかニャ?」
「そこは大丈夫です。アリサから聞きました」
「ならいいニャ。という事でアメラは色々揃った奴隷ニャ。多分この先売れる気がしないニャ・・・」
「貴族や王族が買うのでは?」
「購入したい奴はいたニャ。でもみーんな値きりしてほしいって、言ってくるニャ・・・」
「まぁ白金貨2枚なんて誰も買おうと思わないよね」
「仮に私も買おうと思ったら、私も値きりをしますね」
「アリサは購入してくれニャいのか?」
「この店で私が買った記録がありますか?」
「無いニャ・・・」
「私も奴隷とかは興味ありませんし、いても邪魔な存在ですよ」
「そうだね」
「同じく」
「ニャー・・・。この3人には需要が無いニャ・・・。でもアリサには盗賊や犯罪者を捕まえて、ニャーの所で売却してほしいニャ」
「何でですか? 盗賊や犯罪者はこっちに売られてきますよね?」
「そうニャんだけど。最近は捕まえずに殺してしまう冒険者が多いニャ。大体の理由は場所が遠いとか、転移石を持ってニャい事ニャ」
「あぁ~そうですね。確かに今の冒険者はそう言う人が多いですね」
「その点アリサなら問題無いニャ。転移石を沢山持ってるニャろ?」
「えぇ持ってますよ」
「ニャら頼むニャ。そこの2人もニャ」
「「え」」
「どうせアリサの友達も色々規格外ニャの分かるニャ」
「何かすぐにバレちゃってるよ。アリサは今まで何やっていたの?」
「えぇっと・・・」
「―――ニャーの目の前で転移石を沢山使うわ、空間収納魔法も使うわ、強い魔物を撃滅させるわ。とにかく色々やっていたニャ・・・」
「何か分かる気がする」
「俺も」
「お姉ちゃん。そろそろ準備を・・・」
ドアを開けて同時に入って来る人がいる。その人は俺達を見てガタガタ震え始める。
「えっ、何かしました?」
「いつも事だから気にしなくていいニャ。エルナ。アリサを憶えてるニャ?」
「あ、アリサさん!」
「あぁエルナは今日はこっちに来てましたか」
「この子は妹のエルナニャ。基本的に人見知りだけど、あまり気にしなくていいニャ」
「いやかなり震えてましたよね? 大丈夫なんですか?」
「大丈夫ニャ。私的じゃない限り、震えたりはしてニャいニャ。エルナが来たって事は、そろそろ時間ニャのか?」
「はい。そろそろ冒険者に依頼する時間です」
「何処か行く予定でもあるんですか?」
「そうニャ。エポロ街に行って奴隷を売りに行くニャ。その為に冒険者に・・・。3人はこれから暇かニャ?」
「暇ですけど、よく私とアリアナが冒険者と分かりましたね」
「アリアと一緒に行動してるように思うから、すぐに分かるニャ」
「そうですか。で、内容はエポロ街に行ってまたここに戻ってくることですか?」
「いや片道で良いニャ。帰りは転移石を使って帰るニャ」
「・・・・・・アリサの友達なら受けます」
「やったニャ! これで待たなくて済むニャ!」
「良かったねお姉ちゃん」
「そうニャ、先に報酬の話をするニャ。ここからエポロ街まで片道護衛で金貨400枚払うニャ。それと祖父の大商会関係なら何処でも使える、お得なカードも付けるニャ」
「「お得なカード?」」
「そうニャ。そのカードの印が入ってる店でを見せると、全ての商品が10%割引になるニャ。アリサはもう持ってるけど、絵柄とかが変わったから交換ニャ」
「そうですか。それにしても金貨400枚は太っ腹なのでは?」
「普通ニャ。砂漠の旅をするなら色々道具が必要にニャるし、道中危険な魔物が出るニャ。3人には関係のない話ニャのだが。アリサは知っていてニャんで聞いたニャ?」
「確認の為ですよ」
「あっそう。良し話はまとまったニャ。冒険者ギルドに行って依頼を出すニャ!」
「それを私達が受ければいいですね」
「そうニャ! 早速行くニャ。エルナは準備を進めてほしいニャ」
「わかりました」
エルナさんは先に行く。俺達も立ち上がり冒険者ギルドの方に行く。




