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427話 テント


 洞窟であった事を話て数分後。依頼書とブレイブスケルトンの死骸を、マルティナ様に譲渡することになった。マルティナ様は別にいらないと言っていたが、一緒に殺した訳でもないのでマルティナ様は貰う資格がある。っと言って納得させた。その後手続きが終わり、俺達は受付から離れてギルドから出る。


「む。もう依頼を受けないのか?」

「受けませんよ。マルティナ様を城に帰す方が先なので」

「いやすぐに城に帰らなくていいだろ」


「帰りますよ。私達はマルティナ様の護衛人じゃないので」

「・・・・・・」


 マルティナ様は黙りこむ。俺達は城の入口までマルティナ様を送って行く。




 城の入口まで着くと、エリサ様と知らない人がいる。多分知らない人はアレクシスさんの代わりなんだろう。


「あら、ユウヒたちじゃない。やっぱりワタシの所に来たの?」

「全然。今日は貴方の妹様を洞窟から連れて帰って来たんですよ」

「・・・マルティナ? 姉の話を聴いてなかったの? ワタシはご・え・いを、つけてから行きなさいって言ったわよね?」


「そそそそそそうだったか? 余は今は初めてしったが・・・」

「はぁー・・・。マルティナはよくお母様に言われてるわよね。マルティナはお父様に似ているって」

「そうか? 余と父上のどの辺が似ている?」


「人の話を聞かない所よ。それと変な所で頭が回る。どうせユウヒに説教されて、長引かせるわけにはいないから、すぐに理解して説教を終わらせたでしょ」

「――――――っうぐ・・・!」


 やっぱり理解をしてなかったか・・・。


「何で変な所で頭が回るのかしら・・・。この前だって街中で投石機を使って、魔物を倒すなって言った時には。ついに頭の中身がスライムになったのかしらって思ったわ」

「だ、だがあれは上手くいっただろ!」

「そ~なのよ。騎士たちの練度が予想より高くて驚いたわ・・・。でもこれとそれは別よ。()()()()みっちりお母様に怒られなさい」


「・・・帰ったら? 今からではなく?」

「そう帰ったらよ。帰る前にワタシの買い物に付き合いなさい。勿論荷物持ちね。アイテム袋は禁止ね」

「―――なっ! あ、姉上の買い物・・・」


 あぁマルティナ様が嫌そうな顔をしている。多分エリサ様の買い物が長いのだろう。


「あっ、ユウヒたちもついて来てもらうわよ」

「「「えっ?」」」


 メアリーさん以外は俺達は驚く。


「な、何で私達も行く事になっているんでしょうか?」

「だって今のマルティナには護衛がいないのよ。ワタシには彼がいるけど、何かあった場合彼1人でワタシたちを護れるとは思えないわ」

「意外と酷い事を言いますね・・・。そもそも買い物って一体何を買うんですか?」


「テントよ」

「テント? 野営用のですか?」

「そうよ。最近それが発売し始めたから、それを買いにね」


「テントって。前にユウヒ君が言っていたアレ?」

「そうアレだな。買うのはテントだけですか?」

「えぇ」


「ならそのテントを買いに行きましょう。一応私も欲しいので」

「なら早く行きましょ。マルティナが城の中に入る前に」


 気付いたらマルティナ様は、後少しで城の扉を開けようとしていた。俺はすぐにマルティナ様の所に行って確保する。そのままエリサ様の所に行って一緒に店に行く。


「着いたわ。入るわよ」


 俺達は店の中に入る。


「いいいいいいらっやいまえせせせせせせ」


 あまりにも動揺してちゃんと挨拶が出来てない。気持ちは分からなくもない。


 エリサ様とマルティナ様はテントがある所に行く。


「いきなり姫が来たらそうなりますよね」

「(私が入った場合はどうなるのでしょうか?)」

「声すら出ないと思うが」


「そうだね。その場で倒れるか立ったまま気絶かもね」

「俺達も見るか」


 俺達はテントがある所に行く。


「4人用のテントは・・・。ない」

「5人用ならありますね」

「何で4人用がなくて5人用があるんだよ・・・」


「ユウヒたちは5人用を買うのか? どうみても3人用で足りると思うが」

「後1人いるので、その人の為に5人用を買うんですよ」

「ふむ・・・。リゼット様の為か?」


「あの人はないですよ。5人用のテントにリゼットさんを入れたら、私達が襲われるんじゃないですか」

「あぁー何故か想像できてしまう」

「じゃあ誰なのよ」


「言う必要ありますか? 言ったところで知らない人ですよ」

「コイツ・・・。エリサ様とマルティナ様に対して・・・!」

「あぁ~いいの。この人はいつもこうなの。でも悪い気分はあまりしないわね。何故かしら?」


「あれだな。敬語で喋っているが、何故か気軽に喋ってるように思える」

「別に私はそんなつもりはないのですが。すみませーん! この5人用のテントをくださーい!」

「ハイただいま!」


 店員さんがこっちに来て、展示されてる5人用をたたんで、それをカウンタ―に持って行く。


「合計金貨5枚と銀貨900枚です」


 意外と高い。今ここで買ってもいいのだろうか? でも街に来る機会は少ないから、やっぱり買おうか。


 俺は空間から金貨と銀貨が入った袋を出して、それぞれ金貨と3枚と銀貨900枚をカウンターの上だす。袋を空間の中にしまう。


「丁度ですね。そのまま持って帰りますか?」

「はい」

「あ、私が持ちますね」


 俺がテントを空間の中にしまおうとしたら、アリサがテントを持って空間の中にしまう。


「何でアリサが持つの?」

「家に帰ってこのテントをちょっと弄って、中を広くするんです」

「弄るって・・・。それなら3人用でもよかったよな?」


「そうですよ」

「お前な・・・・・・」

「まぁ買っちゃったものはしょうがないよ」


「(そうですね。ですが、私の事もちゃんと考えていたので。嬉しいですよ)」

「あぁ・・・うん・・・。これでいいか。それでお2人は買ったんですか?」

「ユウヒたちが喋ってる間に買ったわ。マルティナが大変な事になってるけど」


「意外と重い・・・」

「頑張ってください!」 

「貴様。わざわざ追い討ちをかけるな・・・!」


「何か無様に見えるわ。さて、城に戻るわよ」


 俺達は店から出て城に戻る。城に着いたらエリサ様達と別れて、俺達は家に帰る。


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