表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
439/500

424話 ブラッドホーク


 次の日。メアリーさんは姿を消して、俺達は帝国の冒険者ギルドに入って、先ずは情報掲示板を見る。


「本当に変わってるな。Sランクに上がるには、一定数の依頼の達成と試験とレベル1000を超えること」

「レベルは超えてるけど、一定数の依頼の達成が分からないね。いつもの事だけど」

「まぁそうだけど。あ、魔物のランクが上がってるな。スライムがCからBに上がってる」


「本当だ。あ、ゴブリン集団とかオーク集団が追加してる。こっちはスライム集団も増えてる」

「遂にスライムも集団で動く事になったか。ゴブリンよりも手こずりそうだな」

「依頼書持って来ましたよ~」


 いつの間にかアリサが依頼書を持ってきていた。


「えぇっと。モスゴブリンとブラッドホークの討伐。モスってまさか・・・」


 俺は顔を青くする。


「モスゴブリンの方は、私とアリアナで殺しに行くので。ユウヒさんとメアリー様はブラットホークの方をやってください」

「え、何で私もアリサと一緒に行かないといけないの?」

「丁度4人なので、別れても問題ないと思いました。それにユウヒさんは虫系はダメなので」


「私はユウヒ君と・・・」

「メアリー様にあの気持ち悪い魔物を見せろと言うのですか?」

「あ・・・うん・・・。分かった」


「じゃあその2つを受けるか」


 俺はアリサから2枚の依頼書を貰って、受付に行って依頼を受ける。受けたらギルドから出て俺とメアリーさんは南東で、アリアナとアリサは東南の方に行く。


「数は10体か。Bランクの依頼だが、何か強そうには思えないな」

「ユウヒさんにはそうかもしれませんが、他の人はてこずるのでは?」

「そうかもな。ところでメアリーさんは何やってるの?」


 俺はメアリーさんの方を見る。メアリーさんは小さいスライムでお手玉をしている。


「そのスライムはどっから持ってきた?」

「その辺で呑気に移動していたので、捕まえてこうやって遊んでいるのですが」


 お手玉されている小さいスライムを見ると、目とか口がないのに助けてほしいと訴えてくる。


「メアリーさん。流石にそれは酷いので、解放してあげてください。お手玉をしたいのであれば、魔法で玉を作ればいいと思います・・・」

「それもそうですね」


 メアリーさんは小さいスライムを解放する。小さいスライムは俺を見て頭を下げてるような事をして、逃げるようにどっか行く。メアリーさんは氷魔法で玉を作りお手玉をする。


「さて、討伐対象のブラッドホークは何処にいるんだ?」


 俺は鷹の目を使いながら先に進む。


 中々見つからない。ブラッドは血の色だからすぐに見つかると思ったが、そうはいかないか。空はどうだ?


 俺は止まって上を見て探してみる。


 あぁいた。3体だ。弓で―――。


 すると急にブラッドホークが撃ち落とされていた。俺は鷹の目を使うのをやめて、すぐに左を見る。


「メアリーさん? 何やってるんですか?」

「ただの手伝いですが。今回は10もいるので、半分は私がやろうとしましたが」

「あぁうん。ありがとう。でももうちょっと早く言ってほしかった」


「それはすみませんでした。では残りの2体は私がやります」

「お願いします」


 俺はブラッドホークの死体を回収する。今回は解体をしないで納品する必要がある。そのまま残りのブラッドホークを探しに行く。


「ところでユウヒさん。前にアリサから聞いたのですが、一度誰かに心臓を貫かれたとか」

「あぁ貫かれたな。まさかアリアナとアリサ以外にいるとは思ってなかった」

「私の方では手を出しませんが、何度も同じ事があるようでしたら・・・」


「何もしなくて大丈夫だ。あれは俺の手で殺す」

「そうですか。話が変わりますが、上に3体飛んでいます」


 俺は上を見る。


「そうみたいだな」


 俺は氷魔法で弓を作り弦を引いて構える。その間にメアリーさんが2体を氷の玉で撃ち落として、俺は1体のブラッドホークを狙いをつけて放つ。矢がブラッドホークの頭に当たり、そのまま地面に落ちる。


「残り4」

「アリアナとアリサは終わったでしょうか?」

「もう終わってると思うよ。今頃冒険者ギルド前でナンパされてそうだな」


「しても意味がないのでは?」

「俺もそう思う」


 地面に落ちているブラッドホークを回収して、残りの4体を探しに行く。




 残りの4体を殺して回収する。帝国に戻る前にメアリーさんは姿を消して、帝国に入国して冒険者ギルドに行く。


「あ、戻ってきた」

「遅いですよ~。待ってる間に10回もナンパされましたよ」

「(本当にナンパされてましたね)」


「あぁそうだな。何かそのナンパをした人達だろうか。随分と落ち込んでいるぞ」

「かなりしつこかったよ。10回中7回は普通の冒険者だったけど、残りの3回は貴族だったよ」

「何かかなり焦った感じで誘ってきましたよ。殴ろうと思っていましたが、相手が貴族なのでギリギリ我慢しました」


「殴っていたら相当面倒になっていただろうな・・・。中に入って依頼の報告をするか」


 俺達は中に入って依頼の報告をする。依頼書とギルドカードとブラッドホークを先に出す。アリアナアがモスゴブリンを出そうとした時に、俺はアリサに目を塞がれる。


「目を塞ぐ必要性があるのでしょうか?」

「ユウヒさんは虫が苦手なので、このモスゴブリンの頭を見たら倒れると思うので」

「そうですか。鑑定が終わったので、先に邪魔な物は片付けますね」


 目が死んでいる受付の人は、多分納品した物が片付けているのだろう。少ししたらアリサは手をどかしてくれる。 


「こちらが報酬です」


 カウンターの上に金貨2と銀貨480枚が出される。俺は空間から金貨と銀貨が入った袋を出して、それぞれ袋に入れて空間の中にしまう。そのまま次の依頼を受けるために掲示板の方に行く。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ