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417話 アイスエルフ族


「多分西側に来たと思うけど、ビックマンティス以外の魔物に遭わないな」

「まぁそう簡単に遭わないでしょう。遭ってもメアリー様がすぐに殺しちゃうし」

「ただの散歩が血みどろの散歩に変わりそうだな・・・」


「冒険者はいつも血みどろだと思いますが」

「アリサ。それは言うな」

「それより前から魔物が来るけど」


 そう言うと前から小さいドラゴンがこっちに来た。小さいはドラゴンは俺達を見て、頭下げてそのまま通り過ぎる。


「・・・何か挨拶されたんだけど」

「知識があるんだよ。あの()()()()()()は本能で勝てないと分かって、こっちから頭を下げて戦う意思はなって。証明してたんだよ」

「で、そのまま通り過ぎたのか。ミニドラゴンってあのドラゴンの事だよな」


「そうだよ。普通のドラゴンより小さいけど、立派なドラゴンだよ。普通のドラゴンより敏捷は高いよ」

「でも食べる所は少し少ないですね。もう少し大きければ殺していました」

「さっきのドラゴンはミニで良かったな・・・」


 俺達は先に進み、エルフ族の領土に行ける門を目指す。


「ユウヒさん。少し遠いですが前にエルフがいます」


 メアリーさんが見てる方向を鷹の目を使って見る。


「確かにエルフだ。里帰りなのか、ここで冒険者ギルドの依頼が終わって帰る途中なのか。とにかくにバレないようにしないとな」


 俺達は各自で気配遮断を使って、そのまま進む。


「鷹の目を使ってやっと見える所だが門が見える。ちゃんと門番はエルフ族だな。・・・何か肌が空色っぽいエルフがいるんだが」

「空色っぽいエルフ? ―――あぁアイスエルフ族だね」

「アイスエルフ族? 聞いた事ないな」


「アイスエルフ族は普通のエルフと違って寒い所に住んでます。この辺で寒いところと言っても魔族の領土ですが。エルフ族の領土で西北西のどっかで魔物を一掃した後結界を作り、そこら一体だけ凄く寒くしています。そこに入るのにはちゃんとした防寒具が必要になります。ここで会うのはかなりの希少ですよ。アイスエルフ族は基本的に結界の外には出ませんから」

「なんだそれ。それじゃあどうやって食料を確保してるんだよ」

「村か出て結界の中にいる食べられる魔物を殺して、食料にするか。行商人がその村に訪れる時に素材などを売って食料を買う。あるいはあのアイスエルフみたいに結界から出て、出稼ぎをするかですね」


「何そのちょっとした極限生活をしてるんだよ・・・」

「まぁしょうがないじゃん。見た目凄く綺麗だから狙われやすいしね。人気度で言ったら上位に食い込むし」

「待て。種族人気順位でもあるのか?」


「ありますよ。主に神々の中で勝手に決めています。私は知りませんが」

「実は神々って暇なのか? それともストレスでそんな順位でも作ったのか?」

「さぁ?」


 さぁって・・・。気にならないのか?


「エルフ族の方も見ましたし、次は獣人族とドワーフ族の方に行きましょう」


 メアリーさんにそう言われ俺達は移動する。


「そろそろ散歩も終わりだな。散歩だよな?」

「どう考えても散歩ですよ。ユウヒさん、実は疲れてます?」

「いや疲れてないが。こんな早く終わる散歩って中々ないと思うが。まだこんなに日が高い」


「そんなものだよ。私たちは敏捷が高いから、普通の人たちより速く歩いてるんだよ」

「血みどろの散歩だと思ったら、血みどろ高速散歩だったか・・・」

「何かよく分からない言葉が出来てますよ」


「あまり気にするな。ところで、周りを見ると切り倒されてる木があるけど。一体何があった?」

「「「さぁ?」」」

「・・・まぁ分からないよな。切口を見ると、魔物が暴れて切り倒した訳じゃないな。木こりが斧で切ったって感じがするな」


「誰かがこの魔木の利用方法を見つけて、この辺りを伐採してるんじゃない? 使えるとしたら、杖にするか普通に家具にするかだね」

「魔木を家具にするのは流石に贅沢だと思いますよ。杖にすると思いますよ」

「何でもいいけど、ここにいるといちゃもんを付けれるのは困る。先に進もう」


 俺達は先に進み、獣人族とドワーフ族の領土に行く門を目指す。


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