43話 ゴブリンパーティ
「なぁさっき殴ったり蹴ったりしてたが、何でこれも目立たなかった?」
「防音結界と気配遮断を使ったからね。これなら目立たないでしょ」
「1から10まで、本当にありがとう。・・・ちゃんと解いたよな?」
「ちゃんと解いてるよ。今日は私が狩るね」
「じゃあ俺は薬草でも探すか」
アリアナと別れて、俺は鑑定しながら薬草を探す。
鑑定で思い出したが、リゼットさんのステイタスを見れなかったな。リゼットさんは俺より強いのは確定だな。戦ったら絶対に負ける。昨日と今日はただの手加減だろう。
「お、薬草見っけ。後4枚」
「お~いユウヒ君~」
「どうしたアリアナ、もう終わったのか?」
「終わったけど、ちょっと面倒に・・・」
「面倒だと? 嫌な予感がするのだが」
その予感が当たったのか。アリアナの後ろの方から、遠いが5体の気配がした。
「なぁ、まさかあのゴブリンか?」
「ゴブリンだけど、パーティを組んだゴブリンだね」
パーティを組んだゴブリンだと? これまた面倒なものが来たな。確か戦ってはいけないのだろうが。俺の方が強いから戦うか。戦闘の経験も欲しいし。
「戦うよ。今の俺は圧倒的に戦闘経験値ない」
「じゃあ私は木の上にいるね」
アリアナはすぐに木の上に登る。
さて何の武器で戦うかねぇ。先ずは隠れるか。
俺は草むらに入り、ゴブリンどもが来るのを待つ。
お、来た来た。意外と早かったな。さてどんなパーティだ? 盾持ちが1体、剣が2体、杖と弓が1体ずつ。後1体盾がいたらバランスは良かったのにな。警戒をしないで前から来るか。なら横から行くか。
俺はゴブリンパーティの横に周り、奇襲を仕掛ける準備をする。
先ず狙うのは杖を持ったゴブリンからだな。火魔法で木を燃やされたら困る。
氷魔法で弓と矢を作り、杖を持ったゴブリンの首に狙いをつける。
・・・今!
矢を放ち杖を持ったゴブリンの首に当たり、矢はそのまま首を貫通した。首を押さえているが、流血は止まる事なくそのまま死んだ。
次は弓を持ったゴブリンだが、杖を持ったゴブリンと同じ方法で殺す。氷の矢を作り弓を構えて、弓を持ったゴブリンの首を射る。杖を持ったゴブリン同様に死んだ。
ソードゴブリンは後ろか接近戦で殺すか。
俺は2体のソードゴブリンの後ろに立つ。氷魔法で両手持ちのメイス作り、左にいるソードゴブリンがいる所まで一気に距離を詰めて、ソードゴブリンの頭を思いっきり殴る。大きな音を立て、残りのゴブリンどもが気付く。
右にいたソードゴブリンは俺に斬りかかるが、攻撃を避けてメイスでソードゴブリンの腹を横殴りする。横殴りされたソードゴブリンは、吹き飛んで木にぶつかる。そのままソードゴブリンに止めを刺す。盾を持ったゴブリンは盾を構えて突進して来るが、俺はその盾をメイスで叩く。盾が木製だった為、盾が壊れゴブリンの左腕を潰す。
「ギェェェェ!!」
「五月蝿い」
メイスでゴブリンの頭を潰す。
終わったな。後は死体を埋めて薬草を探すか。
殺したゴブリンパーティを、土魔法で地面に埋めて。アリアナと合流して薬草を探す。




