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415話 誤認


 2日後。外に出て、俺は氷魔法で机を作ってその上にスマホスタンドを作る。空間からスマホを取り出して作ったスマホスタンドに置いて、スマホを起動させてアプリのカメラを起動させる。設定でタイマーで5秒に設定して、音とフラッシュを出すようにする。


「4人でどう撮るの?」

「背の高い人は後ろで低い人は前だな。前の人は少し足を前かがみに、なってもらう必要があるかもな」

「じゃあ私とメアリー様は前ですね」


「先ずはスマホの高さを調整したいから、3人はちょっと並んで」


 3人はそれぞれ並ぶ。俺が言った通りにアリアナは後ろで、アリサとメアリーさんは前にいる。何も言ってないのに何故かポーズを取っている。俺は椅子の位置やスマホスタンドの高さを調整をする。


「こんなもんか。よし撮るぞ。撮られるのは5秒後だからな」


 3人は頷く。俺はボタンを触ってカウントが始まる。すぐに3人の所に行って一緒にポーズを取る。シャッターの音が聞こえ、俺はどんな風に撮れたがスマホを確認をする。


「・・・まぁよく撮れてるな」

「これが写真ですか。綺麗に撮れてますね」

「写真じゃなくてこれは画像になるのだが。写真は紙に焼き付けた画で、スマホで撮ったものは画像だ。カメラもそうなるかな」


「何かややこしいね」

「俺もそう思う。出来ればこれを紙に移したいけど、無理だな。確か紙は専用だったような・・・」

「それはスキル創作で創ればいいのでは?」


「そう思ったけど。どう創ればいいかちょっと分からなくてな・・・」

「普通に画像から紙に移せばいいのでは?」

「そう思ったけどスマホに魔法が通じない。雷魔法で充電出来るから、付与魔法で打撃耐性を付けようとしたけど。何故か出来なかった。他のも試してみたけど駄目だった」


「出来ないんだ。じゃあ何でじゅうでん出来るの?」

「多分誤認だと思う。俺が雷魔法で電気みたいにしてるから、魔法で作った電気じゃなくっていつもの電気が来たって思って充電が出来てると思う」

「じゃあアレですね。ユウヒさんがこっちに持ってきた荷物は、()()()()()()()()()()()()()()んですよ」


「魔法を受付ないけないように出来てる?」

「そうです。前にスキルを持っていれば、魔素を吸収して魔力に変える事が出来ると言いました。物の場合は加工して別の物にする際に、魔素に触れて勝手に魔法を受付ける状態になります。人の場合は普通に魔素に触れて魔法が受付ける事になります。例えばその辺にある剣は普通に付与出来ますが、何もしてない木には付与できません。元から魔力があれば話は別ですが」

「そうなんだ・・・。だとしても、スマホが充電出来る理由にならないな・・・。もしかして体内電気か?」


「体内電気? 何それ?」

「俺も詳しくは知らないが、人間にも弱い電気が流れてるからな。それで誤認したのか? それで誤認するスマホって・・・」

「よく分かりませんが。多分そうなのでは?」


「・・・・・・考えても仕方がないか」


 俺はスマホを手に取ってカメラアプリを終了させて、スマホの電源をスリープさせて空間の中にしまう。その後机とスマホスタンドを壊す。


「当然だけど。森の散歩に出も行くか」

「散歩ですか。私はこの辺を見てないので構いませんが、2人はどうですか?」

「「異議なし」」


「なら行くか。今回はここから魔族の領土に行ける門に行って、エルフ族、獣人族とドワーフ族、人族って感じで回って行くか」


 俺達は結界の外に出て先ずは魔族の領土に行ける門に行く。


「メアリー様と一緒に散歩するのって、初めてかも」

「俺も初めてだな」

「そう言えばそうですね。私の時は神界でよく一緒に散歩してましたが・・・。ほとんどの神と女神が顔を青ざめていましたね」


「あの時は何故顔を青くしてるか、全く理解出来ませんでしたが。今は理解が出来ます。確かに顔を青ざめますね」

「いきなり創造神様が来たらそりゃ青ざめるな・・・」

「今回はメアリー様を知ってる人はいないから、気にせずに歩けるね」


「そうですね。・・・時にユウヒさん。今の家に不満はありませんか?」

「いやない。今のままで充分暮らせる。今より大きくすると知らない人にバレるから、今のままで大丈夫だ」

「そうですか。では地下に作りましょう」


「いま充分って言ったよな。作らなくていいのだが」

「そう・・・ですか・・・」


 作りたかったんだ。地下室なんて作って何をするんだよ・・・。


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