414話 仲間外れ
エフサークルから帰ってきて次の日。今日は雨が降ってるので、俺とメアリーさんはソファーに座って、俺はスマホを取り出して写真を撮った画像を見る。
「先ずこの画像が上空で撮ったものだ」
「ユウヒさんも写ってますが、3人で撮ったのですか?」
「そうだ。この時初めて俺含めて3人で一緒に撮ったな」
この画像をお父さんとお母さんに見せたけど。どんな反応をしたんだろ?
「・・・私だけ仲間外れですか?」
「えっ。は、晴れてる時に皆で撮ろっか」
「はい。他にはないんですか?」
「他は主にアリアナとアリサの寝顔と女同士のキスぐらいかな」
「今聞きなれない言葉が出たのですが。気のせいでしょうか」
「いや気のせいじゃないぞ。それも見せるから」
「いえ。別に見せなくてもいいのですが」
「と言うより、フリックしてると嫌でも見ることになるけど。これを左にフリックして・・・。これは誰かの家に泊まった時に、客間のベットが2つしかなかったから。アリアナとアリサが一緒に寝てる時に撮った画像」
「いつも見る光景ですね。これと言って変わってる所はありませんが」
「まぁ確かに変わってないが。つい撮らないといけない気がしたから・・・」
何だかんだで・・・その・・・、可愛かったから撮った。何て言えないよな・・・
「そうですか。少しユウヒさんは変わってきましたね」
「――――――次見ようか」
俺は右にフリックしていく。
「これは別々の寝袋で寝てたけど。アリアナは右手を出してアリサは左手出して、一緒に寝てた時の画像だ」
「こう見るとやっぱり2人は仲が良いのでは?」
「2人は否定をしてるけどな。でも他者から仲が良いって思うだろうな。次」
右にフリックしていく。
「右はアリサですが。左の人は誰ですか?」
「リゼットっと言う名前で種族はサキュバスの上位のリリス。約110年前の英雄の人。あと一歩で俺が性犯罪の被害者になる所だった・・・」
「アリサは少し嫌な顔をして添い寝してますね。左にいるリリスの顔と名前を憶えおきましょう」
「憶えるのはいいが。憶えてどうする?」
「・・・・・・さぁ?」
少し間があったけど。まさか殺しに行く気か?
「仮に殺しに行くのはやめてくれよ。リゼットさんは英雄だから、無闇矢鱈殺すと後々面倒になるのだが」
「そうですか。ではビンタで我慢します」
「・・・加減をしてくれよ。メアリーさんがビンタしたら、一発で顔が大変な事になる・・・」
右にフリックする。次出た画像は、リゼットさんとミヤさんがキスをしてる画像を見せる。メアリーさんそれを見ても、特に顔の表情を変えなかった。
「いいざまですね。これが愉悦と言うのですか?」
「あっ喜んでいたんだ。まぁそうなんじゃないか、俺は知らんけど」
「この右にいる女性は?」
「ミヤって言う人で。元貴族で今はここから少しは離れた場所で、地下室に籠って研究をしてる。しかも不老不死」
「まぁ、不老不死ですか」
「初めて聞いた時は驚いたよ」
「アリアナとアリサも不老不死なのは知ってますか?」
「あぁそれは知ってる。こんなに不老不死いていいのか?」
「まだ少ないので大丈夫です。あまり増えると不老不死を消さないといけなくなりますが」
「不老不死って消せるの!?」
「消せます」
マジか。死にたくなったらメアリーさんに言えば・・・。あ、駄目みたいだな。メアリーさんの顔が少し怒ってる。
「次のがぞうはないんですか?」
「もうないな。これなら普通の景色とか魔物を撮ればよかったな。今度から色んなものを撮るか」
「あまり撮っていると周りの人にバレるのでは?」
「気配遮断を使っておけば平気だろ」
俺はスマホのアプリを終了させて電源をスリープさせて、空間の中にしまう。
「何してるのー?」
アリアナとアリサがこっちに来る。
「2人の寝顔を見せていた」
「ちょ、何勝手に見せてるんですかっ!? 恥ずかしいじゃないですか!」
「今まで見られていただろ。なに今更恥ずかしがっているんだ」
「そうだよアリサ。今更恥ずかしがる事はないよ」
「その画像はユウヒさんが消さない限りずっと残てるんですよ。つまり誰にでも見せる事が出来るんですよ!」
「いや他の人何かに見せないし。大体スマホも見せない」
「そうだよね。そのスマホを見せると色々面倒になるからね」
「そう言う事だ。だから安心しろよ」
「そ、そうですか・・・」
「そう言えば聞かなくいいの? あのエメって女の事」
「あぁそうだな。メアリーさんに聞きたいのだが、スキルで全パラメータ強化と経験値強化って。習得できるものなのか?」
「スキルの書なら可能ですが。素でその2つを習得していたらかなりの運持ちですね」
「あぁやっぱり貴重なスキルなんだ」
「はい。素のレベルが高くなればかなりの強さになるかと」
「でもその人は、持ってるスキルのレベルがほぼMAXだったよ」
「持ってるスキルのレベルがほぼMAX? ・・・・・・何か特殊な薬でも飲んだのでは?」
「そんなのあるのか?」
「あるにはありますが。あまり手に入らない品物です」
「あぁそうなんだ」
「あるいは元々成長が速い方だと、思っていてもいいと思いますよ」
「成長が速い人か。そっちの方が納得がいくな」
「後は加護持ちですね」
「あ、加護は持っていませんよ」
「・・・そうですか。とにかくそのエメって言う人から聞くのが1番ですよ」
「それもそうだけど、エメって人に会いたくないんだよ・・・。何と言うか苦手って言うか・・・」
「まぁ関わりたくないよね。あんな面倒を持って来そうな人と」
「そうそれだ!」
「そうですか。それなら仕方ないですね。偶然会った時に聞くしかないですね」
晩御飯の準備時間になるまで、雑談して時間を潰す。




