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405話 疲れてない


「ねぇアリサ。ユウヒ君がね、一度殺されたんだよ」

「その話もう少し詳しく教えてください」


 俺が話す前にアリアナが先に話す。アリアナは俺が殺された経緯(いきさつ)をアリサに話す。


「――――――経緯(いきさつ)はよく分かりました。まさかユウヒさんが一撃で殺されるとは思いませんでしたよ。その女は一体何者なんでしょうね?」

「さぁな。分かる事は人の肉を食べてる事だけだよ。もしかしたらそれ以外の肉も食べてるかもな」

「その女のレベルが分かればよかったけど。鑑定をしてる暇はなかったからね」


「私の予想ではレベルは低いと思いますよ。何らかのスキルでパラメータを強化してるんでしょうけど。そのスキルが全く分からないんです」

「アリアナは知らないのか? 食べたら一時的にパラメータが強化されるとか」

「少し思い出したけど。スキルに悪食っていうスキルがあってね。効果は人の肉を食べると、パラメータが上昇するってスキルがあるんだけど。そのスキルがかなり強くてね、所持者が死なない限りずっと効果が続くんだよ」


「死ななければ最強だな。何だよそのスキルズルいな。次会ったらそのスキルは消すべきだな」

「そう言えば持っていたね。確かスキル削除だっけ? それを使えば勝てるね」

「でもそれはあの女が現れない限り、そのスキルは使えませんよね」


「そうなんだよな~。スキル削除を使うには、その女に会わないといけない。会うには俺が1人じゃないと会えないだろうな。アリアナとアリサ、あるいは両方一緒にいると会えないだろう」

「あるいはこっちから出向くしかないね。気配察知を使えば確実に見つけられるよ」

「見つけ次第、私とアリアナで殺せば問題はないですね。勿論ユウヒさんの手で殺したいのであれば、私たちは何もしません」


「確かに2人が戦えばすぐに終わる。が、これは俺の問題だから俺がこの手で殺すべきだな」

「そうだね。またダンジョンでレベルを上げないとね」

「ダンジョンと言えば。裏・修羅のダンジョンの方はどうなりました?」


「裏の方は地下20階層まで行ったぞ。っと言うより行かないといけなかったんだが」

「何でですか? もしかして変わってました、普通の修羅のダンジョンと」

「変わっていたな。20づつでボスと休憩所になっていた」


「じゃあ大変ですね。1日で地下20階層まで行かないと、転移魔法や転移石が使えませんね」

「今まで以上に面倒になってよ・・・。一応目的は決まったが、いつも通り自由で行くからな。会わなくても、あの女が寿命で死んでくれても、問題はないな」

「そうですか。ところで冒険者ランクはAになったんですよね?」


「なったぞ」

「なら今から冒険者ギルドに行って依頼をやりますよ」

「やるって言ったって、アリサは今帰って来たばっかだろ。疲れてないのか?」


「全く疲れてないですよ」

「いやいや・・・」

「大丈夫だよ。普通に私を瞬殺してたから、全く疲れてはいないよ。疲れていたら、ユウヒ君のあってすぐに寝てるよ」


「そうですよ。少し我慢して抱き着いたときに寝ますよ」

「そ、それもそうだな・・・。まぁアリサが平気って言うなら行くか。場所は・・・、久しぶりにエフサークルに行くか」

「あの報酬が安いギルドの所に? またどうせ安いと思うよ」


「流石に1年も経ってるんだ。俺は変わってると思うが。嫌なら来なくてもいいぞ」

「そうですよ。無理にユウヒさんに付いてこなくていいんですよ」

「何言ってるの? ちゃんと一緒に行くに決まってるじゃん」


「――――――ッチ」


 アリサは舌打ちをする。


「よし行くぞ」


 俺達は立ち上がる。俺は転移魔法でエルフ族の領土、エフサークルの東門付近に転移する。




 エフサークルの東門付近に転移したら、門番にギルドカードを見せて中に入る。


「何だか騒がしいな。祭りでもやってるのか?」

「ユウヒ君。紙が落ちていたけど」


 アリアナは紙を見せてくる。俺はその紙を受け取って内容を見る。


「8月が来る前の大掃除。今年は創造神様が来るだろうか? あぁなるほど。メアリーさんが来るかもしれないから、国を綺麗にしてるのか」

「この紙は至る所にありますね。8月が近いとこんな事いつをやっているんでしょうか?」

「やっているんだろうな。こんな事をしても来ないだろ・・・。少なくても俺達が8月中に来ない限りは」


「そうだね。この様子だとギルドは機能してないのかな?」

「流石にギルドは機能してるだろ、機能してなかったら、冒険者の収入がなくなるだろ。それに魔物が増え続けるだろ」

「まぁ行ってみれば分かりますよ。それにしても、この紙の量の多さに何かムカつきますね。燃やしていいですか?」


「燃やすな。火事になるだろ」


 そう言いながら俺達はギルドに向かう。


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