表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
418/500

404話 瞬の殺


 7月下旬。朝ご飯を食べ終わり片付けた後に外に出る。


「た、ただいま戻りました・・・」


 外に出たら、アリサが立っていた。


「おぉお帰り。今まで何してたんだ?」

「あ、帰って来たんだ」

「ちょっと天界の―――アリアナのその言い方は何ですか? まるで私が帰って来てほしくない言い方ですよ?」


「ほぼ言葉通りだよ。ただ、ほんのすこぉぉぉぉぉぉぉしは、心配していたよ」

「ほんのすこぉぉぉぉぉぉぉしは、心配をしてましたか。あ・り・が・と・う・ございます」

「ど・う・い・た・し・まして」


 やっぱり心配はしていたか。しかし気のせいだろうか? 見えないはずのバチバチが見える気がする。 


「とにかく座って話そうか。今テーブルと椅子を作るから」

「あっ、ちょっと待ってください」


 するとアリサが抱き着いてくる。


「・・・まぁいいか。数ヶ月ぶりだから」


 ついでに頭を撫でてみれば・・・。わぁー顔が、顔がデレデレだよ・・・。


「・・・・・・・」


 珍しくアリアナがアリサの頭を撫でる。


 ――――――バチンッ!


 アリサはアリアナの手を叩く。


「なに私の頭を撫でているんですか? 流石にちょっと引きますよ」

「・・・喧嘩売ってるなら買うよ」

「久しぶりに売ってるんですよ。そんな事も分からないですか?」


「表に出ろ」


 アリサは俺から離れて、アリアナと一緒にどっかに行く。


 いつもの2人だな。待ってる間にかき氷でも作るか。


 俺は氷魔法でテーブルと椅子を作る。次は皿やブロックの氷を作って、かき氷の準備をする。


「戻りましたよ~」

「・・・瞬殺。瞬殺って」

「今回は早いな。こんな早く帰って来るのは珍しいな」


「今の私は動きがキレッキレなので。アリアナ何て瞬の殺です!」

「ここ数ヶ月で何があったかは知らないが。きっと大変な思いをしたんだろうな・・・。今かき氷を作るから待ってろ」


 氷魔法でナイフを作り、ブロックの氷を空中に浮かせて、氷のナイフで高速で削っていく。削った氷は皿の上に積もっていく。丁度いい所で止めて、空間から苺シロップが入った瓶を出して、蓋を開けて削った氷の上にかける。後は氷魔法でスプーン作って、アリサに渡す。


「はい、かき氷」


 アリサは受け取って、椅子に座ってかき氷を食べる。


「シャリシャリして美味しいです。でも、すぐに溶けてますよ」

「まぁすぐに溶けてなくなるな。はいアリアナの分」

「ありがとう~」


 アリアナは受け取って椅子に座る。渡した後は自分の分を作る。出来たらブロックの氷は消して椅子に座る。


「で、一切連絡をしないで一体何してたの?」

「簡潔に言いますと。ルシを認めない天使(傀儡)どもを何とか認めさせてきました」

「まだ認めてなかったのかよ・・・。それメアリーさんと交代したのか?」


「最初は美の女神が何とかやってましたが・・・。疲労困憊で途中で私が交代をしました。交代をした後は天界に行って天使(傀儡)王に色々言ってはみましたが・・・。全然聞く耳を持ちませんでしたね。にもかかわらず、ルシを創造神様に渡した人に会いたいなど。ふざけたことを言ってきたんですよ」

「まさか・・・殺したのか?」

「流石に我慢をしましたよ。口から血が出るくらいには」


「――――――よく我慢した。えらぞアリサ」

「凄いねアリサ。私なら即殺してたよ」

「アリアナに褒められるのは癪ですが。ユウヒさんに褒められるのは良いです。もっと褒めてください」


「褒めるまくると調子になるから、あまり褒めない方がいいな」

「まだ調子に乗ってませんよ!」

「もうすでに調子に乗ってるよ・・・。それで帰って来たってことは、ルシの事は解決したんだよね」


「しましたよ。最終的には天使(傀儡)王を脅してやっと認めてくれましたよ。ちゃんと天使(傀儡)王は天使(傀儡)全員に言いましたよ。ルシに手を出したら即標本になると」

「あぁ・・・うん・・・。それなら安心だね」

「それより。ユウヒさんとアリアナはランクアップはしたんですか?」


「したよ。ダークドラゴンだから手こずると思ったが。そうでもなかったな」

「その代り転生をしたけどね」

「ダークドラゴンが転生をしたんですか? 珍しいですね、転生を持ってるなんて。まぁ転生をしたからと言って、そう簡単にはユウヒさんとアリアナには会えませんよ」


「もう会ってるんだよね~」

「えっ? もう会ったんですか?」

「何かミミックキャットに転生してたな。あったのが6月だったか?」


「かなりの運の持ち主ですね・・・」

「そうだな。それで、メアリーさんは8月には来るのか?」

「ちゃんと来ますよ。1番の問題が片付いたので、普通に8月の1日の0時に来るようですよ」


 いつも通りに来るのか。なら聞きたい事は聞けるし、試したい事もできるな。そうだ。アリサに俺が殺された事を話さないと。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ