395話 生きていたの?
結局休める場所が見つからなかったので、北の方に行って休める場所を探した。北は見事に終わっていて今は動ける騎士達と冒険者達が、瓦礫撤去作業あるいは他の所に助けに行ってる。
ここの隅の所で休憩をするか。もう少しで夜になるな。夜になって戦うのはちょっと嫌だな。
「あぁいたユウヒ君。あの黒猫は?」
アリアナがこっちに来る。
「バルナールはいないけど。アリアナは探してないのか?」
「探さないよ。探す理由なんてないし。あ、どっかで死んでるとか!」
「今はミミックキャットだが、元はブラックドラゴンだろ。そう簡単に死なないと思うが」
「(オイ小僧。今どこにおる?)」
バルナールが念話で話しかけてくる。
「(何処にいるって、北の方だが)」
「(北か)」
そう言って念話が終わる。
「あの黒猫生きていたの?」
「生きていたな。今こっちに来るが、今のうちに気配遮断を弱めておくか」
俺とアリナアは気配遮断を弱める。
「なぁ、これで魔物が攻めてくるのって終わりか?」
「そうだね。気配察知で確認しても、魔物の群れはいないね。第4波は来ないから終わりだね。こんなに早く終わるとは思ってなかったけど」
「普通はもっと時間がかかるのか?」
「普通はね。今回は私とユウヒ君、そしてあの黒猫が戦いに参加したから早く終わったと思うけど。この国の姫のレベルが1000を超えてるから、戦いが早く終わった。っとも言えるね」
「マルティナ様とユニスさんは俺のせいだが。エリサ様とアレクシスさんは俺のせいじゃないだろ・・・」
「後者に関しては、前者の方は完全に準露出狂のせいだね。いま向こうにいるけど、ビンタする?」
アリアナが見てる方に顔を向ける。確かにマルティナ様とユニスさんがいる。
「そうだな。1発ビンタしてくるか」
俺は気配遮断を強めて、マルティナ様とユニスさんがいる所に行く。攻撃力に99.97%リミッターかけてマルティナ様にビンタをする。
――――――バチンッ!
「っ!?」
マルティナ様は左頬を左手で押さえる。
「いきなり叩かれたぞ!? 一体誰だ!?」
マルティナ様は周りを見てるが、マルティナ様の目の前にいるのに気付かない。俺はすぐにアリアナの所に戻る。
「ええい、いきなり余の頬を叩くとは! 見つけたらただじゃ済まさんぞ!!」
「(きっとユウヒ殿がやったのでしょう・・・。それにしてもユウヒ殿はどうやって、姫殿下にビンタを? そもそもユウヒ殿たちが来ていたのでしょうか?)」
おぉキレてるキレてる。いきなりビンタされたらキレるよな。
「お帰り~。面白かったよ~」
「面白い要素あったか? 所で、バルナールは?」
「まだ来てないけど」
「アイツは何をやっているんだ? こっちは早く帰りたいんだが」
「同じく」
「(小僧、本当に北にいるのか! 何処にもおらんぞ!)」
バルナールがまた念話で話しかけてくる。
「(いるぞ。そもそも何処にいる? まさか帝国から出てないだろうな)」
「(出てないわ! 何か目印とかはないのか!!)」
「(そう言われてもな・・・。―――あ、お前を見つけたからそこを動くなよ)」
俺は念話を終わらせて、バルナールの所に行く。着いたらバルナールを抱きかかえる。
「にゃー? にゃにゃにゃー!? (な、何だ? 我の体が浮いてるぞ!?)」
あぁそっか。気配遮断を強めてるから、俺の存在に気付いてないのか。このままアリアナの所に戻って家に帰るか。
俺はアリアナの所に戻って、アリアナに家に帰ると言う。それを聞いたアリアナは、空間から転移石を出して家の前に転移する。
家の前に着いてバルナールを下ろす。
他人を抱きかかえていたら、他人でも結界の中に転移も可能なのか。そうなると、他人の手を握っていても問題はないな。
「(オイ小僧ども! そこにおるのだろ姿を見せろ!!)」
そう言われて、俺とアリアナは気配遮断を解く。
「(全く、いきなり我を抱きかかえたと思ったら。違う場所に移動して転移するとはな・・・。驚くだろうが)」
「こっちの方が都合が良かったからな」
「(ふん。まぁよい。我は暴れることが出来たから良しとしよう。今回は助かったぞ小僧ども。ではな)」
バルナールは結界から出てどっか行く。俺達は家に入り俺は晩御飯を作る。




