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40話 マネーが捕まった


 次の日。窓から光が差し目が覚める。上半身を起こして、体を伸ばす。


「おっはよーユウヒ君!」

「朝から元気がいいなアリアナは・・・」

「これが私の唯一の個性だからね!」


 何言っているんだコイツは、それが唯一の個性の訳ないだろ。


「起きことだし。先ずは朝飯を食べたいな」

「昨日は晩御飯食べなかったもんね」


 そう食べてないんだよ、おかげで腹が減ってしょうがない。水だけでは腹は満たされないからな。確かこの宿の前に食事が食べられる店があったな。


 ベッドから起き上って、浄化魔法で体と服を綺麗にする。部屋から出て、店主のおっさんに挨拶する。


「おはようございます、店主さん」

「お、おおおはようございます」


 何か怯えてる。俺は怖い顔をでもしてるのか? それとも昨日の事か?


 宿から出て前を見ると、確かに食事が食べられる店がある。


「目の前にあるな。これなら確かに宿に食事つきはいらないな」

「宿で食べるより、少し高いお金を払って満足する料理を食べたいものだよね」


 俺達は宿から出て、飯屋の中に入る。


「いらっしゃいませ、空いている席にお掛けください」


 自由席のようなので、空いてる席に座る。


「メニューは・・・。ん~、書いてあってもよく分からんな」

「朝ご飯セットがあるよ」

「ならそれにするか、すみませ~ん!」


 オレは店の人を呼んで、料理を注文する。


「朝なのに随分と賑やかだな。何かいい事でもあったのか?」

「さぁ。料理が来た時に聞いてみたら?」

「そうだな」


 俺達は料理が来るまで待つ。



「はい、お待たせ」


 机の上に、黒パン1つ、目玉焼きと野菜炒めの1皿と、野菜スープ1皿、コップ1杯の水と木製のスプーンとフォークが置かれた。この店では料理が運ばれたときに、(かね)を払う事なので、朝ご飯セット2つで合計銅貨48枚支払った。


「少し聞きたいのですが、この店は朝はいつも賑やかなのですか?」

「いつもなら、ここまで賑やかじゃないけど。昨日マネーが捕まって皆騒いでるのよ」


 マネー捕まったのか、年貢の納め時だな。


「何でマネーが捕まったのですか?」

「何でも黒髪の女性に殴られた後、衛兵を呼んだらしいけど。その衛兵に「マネー・ダイスキ殿貴方を情報隠蔽及び、違法奴隷売買の罪で逮捕する!」何て言われて、捕まったらしいわ」


 それ以外の罪もありそうだな。


「情報ありがとうございます」

「いいよいいよ、ゆっくり食べていきな」


 店の人は忙しそうに他の所に行く。


「マネーが捕まったのか。因果応報だな」

「ねぇユウヒ君。黒髪の女性に殴られたって言っていたけど。それってユウヒ君の事だよね」

「間違いなく俺だな。あの時つい殴ってしまったが、その時にマネーは捕まったのか。朝ご飯食べ終わったら、ギルドに行くぞ」

「は~い」


 それにしてもこの黒パン硬いな。これだけ固ければ、パン粉が出来るな。


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