4話 異世界に来た理由を
「何で? 何で知らない人が土下座して待機してるのだ。全く理解が出来ない」
状況が全く分からずにいたら、後ろから声が聞こえた。
「あの、流石に足が痺れきたので。そろそろ入って来てください」
「!?」
びっくりした、いきなり後ろから声をかけないでほしい。って、本当にこの人誰? 殺し屋だったら、俺勝てないよ。
「殺し屋ではありません、一先ずリビングに入ってください」
あ、殺し屋じゃないんだ。って、この人俺の心でも読めるの?
「読めますが。何か?」
読めるんだ。この人本当に人間?
廊下にいても話が進まないから、リビングに入る。
リビングに入ったが、普通のリビングだった。ただ冷蔵庫とかテレビもなければ、ソファーもなかったな。テレビがあっても意味がないと思うけど、冷蔵庫とソファーは欲しかったな。広さは普通だな。6人くらいいても大丈夫だろう。
俺はテーブルの方に案内され、椅子は4つあった。椅子の配置は対面できる配置だった。荷物を隣の椅子に置いて俺は椅子に座り、女性は反対側に座った。
「話をする前に、本も会話に参加出来るようにしてください」
そう言われたので、本を開いてテーブルの上に縦にして置く。
「先ずは自己紹介を。私はメアリー、この世界の創造神をやっています」
「・・・・」
「あの・・・、私何か間違えましたか?」
「! いえいえ! いきなり「創造神です」って言われたので、びっくりしているだけです!」
何でここに創造神がいるんだよ! もう俺の心臓が持たないよ・・・。待てよ、本当にこの女性が創造神か?
チラッと本の方に視線を向けて、何か書いてないか確認した。
メアリー様はこの世界の創造神だよ。
どうやらガチの創造神だった。
「納得してもらえて何よりです」
「疑ってすみません」
「気にしていません、それに敬語はいりませんので。いつも通りにしてください」
「・・・分かった。俺は赤城悠飛。普通の高校生です」
「ではユウヒさん、貴方がここに来た理由を教えます」
やっと異世界に来た理由を教えてくれるらしい。
「簡潔に、貴方は次元空間を超えてここに転移しました」
「滅茶苦茶簡潔に言ったな! それだけで分かるか!」
「そうでしょうか? 普通は分かるのでは」
「いや分からないよ! 急に「次元空間を超えてここに転移しました」って言われて、分かる人間がいるか!? 次元を超える事態不可能だろ、仮に出来ても体が崩壊してると思うが!」
「ですがユウヒさんの体は崩壊せず、普通に生きてますが?」
「そうなんだよ。何で俺生きてるんだよ・・・」
全く訳が分からないが。少し冷静になろう。




