384話 魔鎌
これで12体目っと。後はアリアナが8体殺してること祈ろう。
内臓を燃やして、解体したデザートライオンを空間の中にしまう。
このままアリアナを探そうと思ったが、この広い砂漠をどうやって探していいのか分からない。
「いた。ユウヒ君」
探そうと思ったら、アリアナが先に見つけてくれたよ。この広い砂漠を探さずに済んだ。
「ユウヒ君は何体殺した?」
「12体。そっちは?」
「こっちは10体だよ。2体多いけど、別に問題はないね。戻ろっか」
「そうだな。先ずは周りに人がいないかを確認して・・・。ん? こっちに何か来るな。気配遮断を使ってやり過ごすか」
俺達は気配遮断を使って、こっちに来る人または魔物から隠れる。
「あれってデザートカーバンクルだね。前にユウヒ君が言っていた、デザートカーバンクルを追い回してた人たち?」
「鷹の目を使って―――。あ、うん。間違いない。前に見た人達だ。まだでざー・・・、長いからDカーバンクルっと言おう。まだテイム出来てなかったんだ」
「あれだけ追い回してると、一生テイム出来ないね。―――邪魔する?」
「何で邪魔するんだよ・・・。する意味がないだろ。ほら、もう通りすぎたし。ギルドに戻ろう」
俺は転移魔法で城下町の門前に戻る。戻って来たら、門番にギルドカード見せて中に入り、ギルドに向かう。中に入って依頼の報告をする。
「デザートライオンの討伐終わりました」
俺が依頼書とデザートライオンの尻尾20本を、カウンターの上に置く。ギルドカードを見せる。
「確認するので少々お待ちを」
受付の人は尻尾を持って中に入って行く。
「いい時間帯になったし、報酬を貰ったら帰るか」
「今日の晩御飯はなに?」
「魚が残ってるから、今日はフライだな」
「お待たせしました。確認が取れたので依頼は達成です。先に魔道具にギルドカードをスキャンしてください」
俺達はギルドカードを出して、魔道具にスキャンする。終わったら、カウンターの上に金貨90枚が置かれる。俺は空間から金貨が入った袋を出して、金貨を袋の中に入れて空間にしまう。俺達はそのまま受付所から離れてギルドから出る。北門から出て人目がつかない所に移動して、転移魔法で家の前に帰る。
家の帰ってきて1週間後。修羅のダンジョンの地下95階層で、ダークハイプリンセスが使っている大鎌を、手に入れるために戦ってる。そしてついに。
「やっと手に入った。ダークハイプリンセスが使ってる大鎌」
「良かったね。これから使っていくの?」
「どうだろ。大鎌だから使う場所が限られるな。この広い場所だったら問題なく使えるが、狭い洞窟や森や町の中じゃあ使えないな」
「大鎌ってかなり使える場所って限られるよね。それでも使うの?」
「使うよ。折角手に入ったんだ、使わないと勿体ない。先ずは鑑定だな」
〈ヘヴィアンドパワーサイズ〉
見た目普通の大鎌だが、見た目以上に重い。その分攻撃力が上がるため、ここぞって言う時にはかなり使える。
攻撃力20%上昇。敏捷20%低下。
「あぁだから。ダークハイプリンセスは、攻撃力が上がっていて敏捷が下がっていたのか」
「ん? それって魔鎌だったってことでいいの?」
「魔鎌って言うのは聞いたことないが。魔剣と同じでいいのか?」
「そうだよ。あまり魔鎌は見ないけどね。それより帰ろうよ、流石に1週間ここにいるのは嫌だよ」
「あぁ~、Dライオン討伐から帰って次の日に行ったけど。もうそんなに経っていたのか。でもちょっとだけ試してもいいか?」
「いいよ~」
俺は大鎌を持って振り回してみる。
大鎌なんて初めて使ったな。前にマルティナ様が使っていたけど、すぐに終わらせてしまったからほとんど見れなかったな。今度アリアナかアリサに教わろっと。
大鎌を振り回すのをやめる。俺は大鎌を空間の中にしまう。
「帰るか」
俺は転移魔法で家の前に帰る。




