365話 罠
元日。起きて朝ご飯作りその後食べ終わり、自分部屋に行って中にいる。
「さて、このドアノブを試してみるか」
俺は空間からドアノブを取りだす。
「で、それを何処に付けるの?」
「そうだな・・・。机の左隣の隣りでいいかな。丁度タンスとか置けるところだな」
「じゃあさっさとドアノブを付けて、中を確かめに行ってください。私はここまで待ってるので」
俺はアリサの方を見る。
「お前はなに俺のベットに入りこんで、横になってるんだよ」
「なに言ってるんですか、いつも通りじゃないですか」
「いつも通りじゃないだろ!? 大体2人はほぼ俺の部屋入ってこないだろ!」
「言われてみれば、去年なんて1回も入ってないね・・・」
「私は何度も入ってますよ。ユウヒさんの寝顔を見るために」
「そしていつもバレてるよな。何で諦めないんだよ」
「そこにユウヒさんがいるからですよ」
「・・・今度どうにかして、メアリーさんをこの家に住まわせることが出来ないか。聞いてみるか」
「それ聞いたら。メアリー様が本当に住み着くと思うよ」
「それはそれでいいんじゃないか? アリサの監視が出来る」
「でもメアリー様が住み着いたら、エルフ共にバレますよ」
「で、バレたあとエルフ全員がここを開拓して。いつしかここが聖地になるんだろ。それはイヤだな・・・」
「分かったら諦めてください」
「お前覚えてろよ・・・」
俺は机の左隣りの隣に行って、そこにドアノブをくっ付ける。すると急に光出し、数秒したら光が収まり、そこにはドアが出来ていた。
「本当にドアが出来てる。これって取り外し可能か?」
「ん~、ドアノブを見た所。特にこれを押したりずらしたりして、取り外すって所はないね」
「げっ、取り外し不可能の物だったか・・・。まぁ仕方がないこのままドアを開けるか」
俺はドアノブに手を置いてドアを開ける。
「普通の洞窟だな。特に禍々しいとか神々しいとかってのはないな」
「どうする? 少し中に入る?」
「入っているか。まだ地下1階層? だと思うからそんなに強い魔物はいないと思うが・・・」
俺とアリアナは洞窟の中に入って行く。
「特にこれっと言って変わったことはないな。罠があるわけでも―――」
すると、右側から矢が放たれて左側に当たる。あと少し前に出ていたら頭が串刺しになっていただろう。
「あぶねー・・・。もう少しで痛い目に遭っていた・・・」
「・・・」
「どうしたアリアナ?」
アリアナは矢が出てくる所に立つ。そしてまた右側から矢が飛んでくる。アリアナはその飛んでくる矢を掴む。掴んだらこっちに戻って来る
「・・・この矢、アダマンタイト製だよ」
「矢がアダマンタイト製!? 聞いたことないぞ!」
「疑うならこの矢を折ってみてよ」
俺はアリアナから矢を受け取る。その矢を折ろうとする。
「――――――たはっ! はぁ・・・はぁ・・・。折れない!? この矢ビクともしないぞ!!」
「アダマンタイト製だからね~。しかも純度100%だから、簡単には折れないよ」
「・・・この矢って持って帰れるか?」
「持って帰れると思うよ。ダンジョンか持ち帰ったものが消えることって、一度もなかったし」
「なら何本か回収するか」
アリアナはもう一度矢が出てくる所に立つ。
―――30分後。
「合計10本で出なくなったな。もっと寄こせよ、まだあるんだろ? 出せよ」
「右壁に向かって言っても、何も起きないよ」
「ッチ。仕方がない帰るか」
矢を空間の中にしまう。俺達は一度は部屋に戻る。
「「ただいま~」」
「お帰りさない~。どうでした中は?」
「普通の洞窟で、アダマンタイト製の矢が飛んでくる罠あった」
「そうですか。それだけですか?」
「それだけ。何せ矢の回収に専念してたからな。それでも10本しか手に入らなかったが」
「10本でも手に入ればいい方ですよ。その矢は間違えても売らないように」
「分かってるよ。俺は外に出るが2人は?」
「ユウヒ君について行くけど」
「私はもう少しここにいます」
アリサは毛布に包まいながらそう言う。
「お前は・・・。まぁいいやベッドや毛布を汚すなよ」
「分かってますよ~」
俺とアリアナは部屋出て1階に移動して、玄関から外に出る。
「・・・何か全体的に血塗れ状態でドヤ顔している、マルティナ様がいるな」
「きっとレベルが1000超えたんだよ」
「嘘だろ? 一体どんな無茶なことをやったんだよ・・・」




