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363話 女より女らしい


 何だかんだで地下20階層に行く階段まで着いた。俺達は階段を下りて地下20階層まで行く。20階層に着いたら、鷹の目と鑑定を使って魔物を調べる。


〈名前〉 キメラ

〈種族〉 魔物

〈年齢〉 32歳

〈性別〉 雄

〈状態〉 普通


〈レベル〉361

〈体力〉 642/642

〈魔力〉 749/749


〈攻撃力〉469

〈防御力〉549

〈魔攻〉 669

〈魔坊〉 669

〈俊敏〉 521

〈運〉  18


〈スキル〉

 出血耐性4/10 麻痺無効 毒無効 闇耐性6/10

 打撃耐性4/10 貫通耐性4/10 斬撃耐性4/10 光耐性3/10

 闇魔法6/10魔力操作5/10


〈固有スキル〉

 なし


〈固有スキル〉

 毒作成


〈加護〉

 なし 


「何だキメラか。すぐに終わらせるか」


 俺は1本のレイピアを抜いて走ってキメラの方に行く。キメラはまだ俺に気付かずにいた。俺は懐に入って先ずは前の両足を斬る。


「グア!?」


 キメラは前の方に倒れようとする。俺は押しつぶされないように移動して、前に倒れたキメラの前に行きジャンプして頭を斬る。キメラの頭はカパッと開いてそのまま消滅する。消滅したところから宝箱が出てくる。レイピアを浄化魔法で綺麗にしてから鞘に戻して、宝箱を開けて中身を確認する。


 これはキメラの翼か? 意外と大きいな。いつか売るけど、これを何使うか全く想像できないな。


 普通に空間入れるのが大変なので、触って空間の中にしまう。


「終わったよね? じゃあ行こっか」


 2人はドアの方に行こうとする。


「ちょっと待ってくれ」

「「?」」


 2人は歩くのをやめてこっちを向く。


「今俺達はここから出たら、また目立つだろ。ここから出る前に気配遮断を使って行く」

「あぁ確かにそれを使えばバレないね。じゃあ付与していくよ~。アリサは自前でね~」


 アリサの顔がムスッとするが、それを無視して俺に付与魔法で気配遮断をかける。終わったら休憩所に行ってクリスタルに触り地上に出る。地上に出たら一応人目がつかない所に行って、転移魔法で家の前に転移する。家の前に転移したら家に入って、晩御飯を作ってその後は食べて風呂に入り寝る。


 次の日。朝ご飯を食べ終わり外に出る。外に出ると、笑顔でリゼットさんが立っていた。


「何やってるんだあの人は?」

「さぁ? 何も考えてないんじゃない?」

「一先ず入れてやるか」


 俺はリゼットさんの所まで行って、手を掴んで結界の中に引っ張って行く。


「で、今日は何しに・・・。何見構えてるんだ?」

「だって、ビンタしてくるんじゃない」

「あぁしてほしいのか? ビンタを」


「絶対にいや! ―――ってアンタユウヒ?」

「失礼な! ちゃんと本人だ!」

「そうだよ。ユウヒ君が偽物ならすぐに気付くよ」


「そうですよ。仮にユウヒさんが偽物だったら、本物を血眼になって捜し回りますよ」

「あぁ~うん。それはありがとう。それでリゼットさんは本当に何しに来たんだ?」

「それはね~、ちょっとこの服を渡しに来たの~」


 そう言ってリゼットさんは空間から何かを取り出す。


「この服なんだけど」


 リゼットさんが空間から取り出したものは服だった。その服はどっからどう見ても女性ものだった。


「ちょっと待て。どっからどう見ても男性ものじゃなく女性ものだろ。殴られたいのか?」

「ちょっとぐらいいじゃない! 別に減るものじゃないでしょ!」

「減るよ! 精神が物凄く減るからね!!」


「じゃあこっちの服を着ますか?」


 アリサは空間から何かを取り出して、俺の方に差し出してくる。


「その服は前に買った服か・・・。何でそこまで俺に着させようとする? 自分達で着ろよ!」

「だってこれはユウヒさんの身長に合った服ですよ。私が着れるわけないじゃないですか」

「こっちの服も駄目ね。ちょっと私の身長が足りないわ」


 こいつら・・・。俺を精神的に殺しにきてないか?


「ユウヒ君。これはもう諦めて服を着るしかないよ」

「そこは助けてくれもいいじゃないか!?」

「えっ、今回だけは助けないよ。私も見たいし。それとも私とアリサを倒す?」


「・・・無理だろ。分かった、腹をくくるよ」

「じゃあどっちから着ます? 私のとアリアナのとリゼットの3着ありますが、どれにしますか?」

「アリアナのもあるのね。ユウヒはどっちするの?」


「―――先ずはリゼットさんが持っている服を着るよ」


 俺はリゼットさんから服を受け取って家に入る。


 今着てる服とあまり違いはないが、問題はスカートだよな。何で少し丈が短いんだよ。これも着るしかないよな・・・。


 俺はいま着てる服を脱いで、リゼットさんから借りた服を着る。着たら少し体を動かしながら、目に見える範囲で自分の体を見る。


 ・・・・・・凄く恥ずかしいなっ!! 股の方がスース―して落ち着かないな・・・。この格好で外に出るの? マジで?


 俺はドアを少し開けてアリアナ達を見る。アリサはそれに気づいて俺の方に来る。


「そこでなにしてるんですか? 着替え終わったら早くこっちに来てくださいよ」

「無理・・・。これは恥ずかしすぎる・・・。頼む見逃してくれ」


 するとアリサはドアを無理やり開ける。俺はその勢いで前に飛び出る。


「お前酷くないか!?」

「・・・・・・マジですか?」


 アリアは俺の姿を見て驚いてる。そいしてアリアナとリゼットさんがこっちに来る。


「実は女じゃ何ですか? 女より女らしいですよ」

「ユウヒ君だよね。ユウヒ君だよね!?」

「ウッソ・・・。女装させただけでここまで雰囲気変わる? なーんか嫉妬するわねー」


「もういいよな? 違う服着ていいよな!?」

「もうちょっとこのままでいてよ。後立って」


 俺は立ち上がる。3人はジロジロ俺を見る。それに耐えられなくなり、俺は顔を隠す。


「そろそろ別の服を着てもらおっか」

「マジで? もしかして全部の服を着るのか?」

「そうですよ。折角買ったんですから、着てくれないと困りますよ」


 俺は顔から手をどかす。アリサは空間から2着の服を出す。それを受け取ってまた家の中に入って着替える。


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