362話 火山
俺達は地下10階層の休憩所に着いた後、地下2階層で手に入れてアイアンクラブの両手を茹でて食べた。
「まさか身が鉄の味がするとは・・・」
「クラブ食べてた時はこんな味だったの・・・?」
「そんな訳ないだろ。アイアンクラブだったから、鉄の味だったんだよ・・・」
「アイアンクラブじゃなければ、美味しいってことですか・・・?」
「そうだと思う。それよりこのハサミ、本当に鉄だな。売れたり出来るのか?」
「売れるけど。流石にもうそれは売れないと思うよ」
「・・・確かに売れそうにもないな。もう何かもう錆になってるし」
ただ茹でただけなのに、もう錆になってる。死んでるかなのか熱に弱いのか? 因みに身は全部食べた。
「腹も膨れたし。先に進むか」
片づけをして先に進む。
「火山!?」
階段を下りた先は火山だった。しかも中に入れる道がある。
「まさか火山に行くとはな。俺、生きていられるか?」
「溶岩に入らなければ大丈夫でしょ。それ以前にユウヒ君は不老不死だし」
「そうだった。不老不死だから死なないんだった。ただ物凄く痛いだけで済むんだった」
「いや、流石に長く浸かってると溶けると思いますよ」
「・・・あれ? それ確実に死ぬじゃん。自分から入らないようにしないと」
俺達は歩き出し火山の中に入って行く。
「火山の中に入ったけど・・・。この服のおかげで熱くない」
歩きだして先に進む。
「ねぇアリサ。火山ってダンジョン以外にあった?」
「確か獣人族の領土側に南の方に進むと、海の方に島がありますよ。そこに火山があります」
「その火山って噴火してるのか?」
「たまーにしてますよ。そのせいで獣人の領土に灰が飛んで来ます」
「ならその火山は活火山だな」
「「活火山?」」
「簡単い言うと、1万年以内に噴火したことがある火山のこと。因みにその灰は、火山灰だ」
「へぇ~。じゃあ今も活動してる火山なんだ。それっていつ活動が終わるの?」
「数100年は活動すから。まぁそう簡単には活動は終わらないな」
「・・・そんなに火山の寿命ってそんなに長いの?」
「長いよ。しかも火山の活動が終わったっと思ったら、急に噴火して活動が再開する火山もある」
「ユウヒ君がいた所は火山ってあったの?」
「ある。100を超える火山がある」
「・・・・・・よく住めるね」
「全員が火山の近くに住んでるわけじゃないが。確かによく住めるよな・・・」
「その100近くある火山って、噴火ってしないの?」
「何年か前に噴火した場所はあるが、今の所はそんなに噴火してないかな」
「そんなんいって・・・。今も噴火してるの?」
「確か近年で言うと、海の方に新しい火山が出来ていたな」
「海の方で良かったね」
「そうだな。で、前から魔物が来るけど」
前から複数のウルフがこっちにくる。俺は鞘からレイピアを抜いて構える。
「ラヴァウルフだね」
1体のラヴァウルフ真っすぐ俺の方に来る。ラヴァウルフは左に移動して俺の左腕を噛みつく。
「!!??」
ラヴァウルフは噛みついたのはいいが、牙が折れて後ろに転んで暴れる。他のラヴァウルフは暴れてるラヴァウルフに近づく。
「凄いな心配してるんだな」
「仲間思いですからね。心配するのは当然ですから」
「ねぇラヴァウルフがこっちに来たけど」
ラヴァウルフ達がこっちに来て、頭を下げたあと後ろを向いて走り去る。
「・・・・・・先に進むか」
俺達は先に進むことにする。
階段の前に着いて俺達は階段を下って行く。
「火山の次は今度は氷の洞窟か」
洞窟の中は凍ってる部分と凍ってない部分がある。
「今回はスケートが出来ないな」
「もう準備しちゃったよ」
「同じく」
修羅のダンジョンでスケートにはまってたからな。今回も滑れると思ってたんだな。
「スケートはまだ次回だな」
「その次回っていつになるんだろうね」
「さぁな。気長に待つか直に氷の洞窟にいくしかないな」
俺達は歩き出し、階段がある場所に目指す。




