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359話 精霊


 念話でアリナアは1体、アリサは2体。俺は1体殺し、これで5体になったので俺達は城下町に入る南門前で集合する。集合したらギルドカードを見せて入りギルドに向かう。ギルドに入って依頼を報告する。


「・・・お前ら本当に人族?」

「失礼な人ですね。ちゃんとした人族ですよ」

「人族ってここまで早く終わらせたことあったか? まぁいいや。確認するかその辺で待ってろ」


 5体のデザートアリゲーターの死体を複数人で持って、中の方に運んで行く。


「態度の悪い受付の人ですね」

「あんな態度を取ってると、いつか痛い目にあうぞ」

「今から痛い目に遭わせる?」


「何で今から痛い目に遭わせるんだよ・・・。話変わるけど。デザートアリゲーターを探してる時にさぁ、デザートカーバンクルを追いかけていたのを見たんだよ」

「デザートカーバンクルを追いかける人いたんだ」

「それって冒険者ですか?」


「いや。俺から見ると完全に冒険者じゃなかった、何か騎士みたいのと姫っぽい人がいた」

「・・・それでどうしたの? まさか、手伝ったと言わないよね?」

「見なかったことにした。関わると面倒になる。俺はもうやだよ、各国の王族と関わるのは」


「あぁ~、確かにここの王族と関わると。全王族のコンプリートだね」

「それは何か嫌ですね。ここだけは絶対に関わらないようにした方がいいですね」

「最も城に近づかず、あの依頼を受けなけれ問題はないけど」


「確認終わりましたよ~」


 それを聞いた俺達は受付の方に行く。


「デザートアリゲーターだと判明をしました。この魔道具にスキャンを」


 俺達はギルドカードを出して、1人づつ魔道具スキャンする。


「こちらが報酬です」


 カウンターの上には銀貨300枚置かれる。俺は空間から銀貨が入った袋を出して、銀貨を入れて袋を空間にしまう。


「では」


 俺達は受付から離れてギルドから出る。そのまま俺達は北門から出て、人目がつかない所に行って転移魔法で家の前に帰る。




 転移魔法で家の前に着く。


「・・・何かいるぞ!?」


 気配察知で家の裏に複数何かかがいる。


「行くぞ!」


 俺達はすぐに家の裏に行く。


「・・・・・・はい?」


 リンゴの木と金のリンゴに幽霊みたいのがたかってる。


「何だあの幽霊モドキは・・・? しかもかなりの数がいるな」

「幽霊モドキじゃないよ。あれは精霊だよ」

「妖精じゃなく精霊なのか? 何でここに精霊がいるんだよ。もしかして、メアリーさんが何かやったのか? 精霊がここに住むように」


「いや、メアリー様がそんなことしないと思うよ。多分あの木には尋常じゃないほどの魔力があるんだと思うよ」

「それと精霊と何が関係あるんだ?」

「精霊が生まれる条件はね、母体に魔素が一定の量を超えると勝手に生まれるんだよ。産まれた精霊はその母体から離れないし、こっちから追い払ったりしても勝手に戻って来るね。今回はリンゴの木と金のリンゴの木が母体だから、木からは離れないね」


「・・・なぁ人にも魔素って溜まったりするのか?」

「ほぼないけど、スキルがあれば人でも魔物でも魔素を吸収出来るよ。魔素を吸収して魔力に変換できるし、一定の量を超えると精霊も勝手に生まれるよ。生まれる精霊によっては一緒に戦ってくれるし」

「そ、そうなのか・・・」


 何か分からないな。結局魔素って何だ?


「まぁこの話は明日でいいじゃないですか? ユウヒさんが少し混乱してますよ」

「よく分かったな。確かに混乱してるよ」

「それもそっか。ごめんね、いきなりこんな話をして。この話は明日にしよっか」


 俺達は家の裏にあるドアを開けて中に入る。靴を脱いで玄関の方に置いて、晩御飯の準備を始める。


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