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356話 つくづく規格外


 東港町から戻て来て、10月下旬。朝ご飯を食べ終わり片づけをして外に出る。


「果物成長魔法がレベルMAXになったし。果物を育てるか」

「育てるのはいいけど、何処に種を植えるの?」

「そうだな・・・。家の裏庭に植えているか」


 俺達は家の裏に行って、畑が当たらない所に穴を掘る。俺は果物の種創作でリンゴの種を作る。出来たら穴の中の植えて、水魔法で水を撒いて果物成長魔法を使う。すると、芽が出たと思ったらすぐに成長してあっという間に気になり実が出来る。


「・・・無駄な枝を切り落とす前に、あっという間に成長してる」

「凄いね・・・。ここまで大きくさせるのに何年も必要なのに・・・」

「生産者から見たら本当に怒りそうだね・・・」


「先ずは3つ収穫するか」


 俺は木に登りリンゴを採って空間の中にしまう。木から下りて空間からリンゴを取り出して2人に渡す。


「「いただきます」」


 2人はリンゴを食べる。


「「・・・・・・・」」


 無言で食べているが顔はイマイチって顔をしている。2人は全部食べ終わる。


「うん。・・・美味しかったよ」

「・・・同じく」

「金のリンゴを沢山食べるから、普通のリンゴ何て美味しくないのだろ」


「ごめんね・・・」

「ごめんなさい・・・」

「こればかりは仕方がないだろ。あの金のリンゴが異常に美味しいからな」


 空間からリンゴを取り出して食べる。


「・・・・・・何かものたりないな。やっぱり金のリンゴだな」

「残りのリンゴを収穫していい?」

「いいよ」


 2人は飛んでリンゴを収穫していく。収穫が終わったら下りてきて俺に渡してくる。受け取って空間の中にしまう。


「この木どうするか」

「残せばいいんじゃないですか」

「残してもいいが。これ枯れるだろ」


「大丈夫じゃない? 最初から最後まで魔力で出来てるから、勝手に魔素を吸って生きていくと思うよ」

「それもうリンゴの木に似せた別の何かだろ」


 待てよ。今収穫したリンゴはどうなってる?


 俺は空間からリンゴを取り出して鑑定をして見る。


〈リンゴ〉

 違う方法で栽培されたリンゴ。違いがあるとすればこのリンゴを食べると魔力が回復する。回復量は10%回復。


 これリンゴじゃねぇだろ・・・。果物の種創作で創作したからか? あるいは成長魔法で栽培したからか? どっちにしろこれはリンゴという名の違う何かだ。


「これのリンゴさぁ。食べると魔力が回復するんだけど」

「へぇー」

「そうですか」


「「――――――えっ?」」


 あっ2人も驚くのか。


「それ本当にリンゴ? 魔力草の間違えじゃないですか?」

「そうだよ。いくら何でも魔力が回復するリンゴ何て聞いたことないよ」

「あぁやっぱり聞いたことないのか。そうなると野菜も魔力が回復しそうだな」


「ユウヒ君ってつくづく規格外だよね」

「もう反論も出ないな・・・」

「そうなると野菜も食べると、魔力が回復しそうですね」


「あり得るな。この野菜と果物は売ったことはないが、今後とも売らずに行こう」

「そうですね。で、次は何を栽培するんですか?」

「次は金のリンゴだな」


「栽培できるの?」

「種はあるからな出来うと思うが。あの時回収していて良かったよ」


 俺は空間から金のリンゴの種を取り出す。リンゴの木から離れて所で地面に穴を掘り、金の種を植えて水魔法で水を撒く。果物成長魔法で金のリンゴの種を育てる。


「早いな~。確かに実になるには受粉が必要だったな。それを無視て実になるから凄いよな」


 俺は木に登り金のリンゴ採りながら空間にしまう。全部採れたら木から下りる。


「食べるか?」

「一応食べるよ」

「私も食べます」


 俺は空間から金のリンゴを3つ取り出す。2つは2人に渡す。


「「「いただきます」」」


 俺達は金のリンゴを食べる。


「やっぱりこれだな。さっき食べたリンゴより甘い」

「この味を覚えたら他のリンゴ何て食べられませんよ」

「そうだね。このリンゴより美味しいリンゴを食べてみたいよ」


「・・・白金のリンゴ」

「「あぁ~」」

「結局白金のリンゴは貰えなかったな」


「色々忙しかったらしいけど」

「今でも念話で愚痴みたいなことを言ってますよ。主に天使たちのことで」

「あぁルシさん関係のことか。その原因は俺だけど何かした方がいいか?」


「別にしなくてもいいじゃない。側近にしたのはメアリー様だし。何かあればユウヒ君に念話で話しかけてくると思うよ」

「そうか」


 栽培をするのをやめて。俺達は玄関がある方に移動して他のスキルのレベルを上げる。


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