336話 砕く?
アイテムを手に入れるのをやめて、家に帰って次の日。魔王城がある街に転移して行く。
「着いた」
俺達はギルドカード見せて中に入る。
「まだ半分くらいか?」
「まぁここが1番被害があったからね」
「でも、もう半分は直ってるんですね」
確かに早いな。まだ1週間しか経ってないような気がする。
「何度も襲われてるから、もう慣れてるんじゃないですか?」
「ここって何度も襲われてるのか?」
「過去に20回は」
「襲われ過ぎだろ!? よくここは滅びないな!」
「ここの魔族は人族やエルフ族と違って強いからね」
「そうじゃないと、今頃滅んでますからね」
魔族って凄いな。
「そうなると、獣人族とドワーフ族はどうなんだ? 魔族領土よりダンジョンが多いだろ」
「確かに多いけど。街から離れているからそこまで危険じゃないけど。すぐにDMSの主を倒さないと、後々危険になるね」
なるほど。
俺はギルドの方に行く。
「ところで。結局昨日は大鎌が出たんですか?」
「いや、出なかった。あの後20回戦ったが。全部魔石だった・・・」
「あぁ~、あんまり気にしなくていいと思うよ」
「時間はあるので、いつかは出ますよ」
「そうだな」
早く欲しいものだな。
「あーこのデカい岩を何とかしてくれ!」
後ろから大きな声が聞こえた。俺達は後ろを振り向く。
「あぁ~、あんな大きな岩あったな」
「確かにあったね」
「まだ撤去されてなかったのか」
「どうします?」
「見ちゃったものは仕方がない。手伝いに行く」
俺は瓦礫を撤去している魔族達の所に行く。
「んぁ? おいお嬢ちゃん。あぶねーからここから離れろ」
誰がお嬢ちゃんだ?
「あのデ大きい岩は撤去出来ないんですか?」
「みりゃ分かるだろ。あれを動かすには相当力がないと駄目だ」
「なら、あの大きい岩は砕いてもいいですか?」
「砕く?」
1人魔族が周りにいる他の魔族と顔を合わせる。すると。
「「「「ぶっははははははは!!」」」」
「砕く? あのデカい岩を砕くのか!? その細い腕でか?」
「無理無理出来るわけがねぇ!」
「お前人を笑わせる才能があるのか?」
「そうに違いねぇ!」
まぁそうだよな。どう見ても俺が砕ける訳がによな。
「ねぇユウヒ君が笑われてない?」
「どう見ても笑われてますね。ちょっとぶっ殺しに行きます」
ヤバい、アリサがこっちに来る。
「砕いても問題はないんですね」
「――――――あぁ別に問題はねぇぜ。まぁ無理だと思うがな!」
「じゃあお言葉に甘えて」
俺は大きい岩の方に行く。近くに着いたら右手を握り拳にして、大きな岩を殴る。すると、大きな岩に全体にヒビが入り。大きな岩は粉々になった。
「「「「・・・・・・」」」」
俺は後ろを振り向く。
「砕けるどころか粉々になりましたよ」
「「「「!! すみませんでしたー!」」」」
4人の魔族はその場で土下座する。
「あの、そんなところで土下座して痛くないんですか?」
「「「「全然痛くないです!」」」」
「そ、そうですか。で、これで作業が進みますか?」
「「「「進みます!」」」」
「そうですか。では、頑張ってください」
「「「「ハイ! ありがとうございました!」」」」
俺は2人の方に行く。
「ねぇユウヒ君。さっきバカにされてたよね」
「まぁ確かに馬鹿にされてたな。でも仕方がないだろ。こんな見た目何だから」
「でも、あの人たちは驚いていたので。良しとしますか」
良しとしなかったら、あの人達は今頃・・・。
「ギルドに行くか」
俺達は目的のギルドに行く。
ギルドに着いて中に入る。
「ほとんど冒険者がいないな」
「冒険者はほぼ出払っているのかな?」
「ここまでいない何て、久しぶりに見ましたよ」
俺達は依頼が貼ってある掲示板を見に行く。
「何にもないな・・・」
「そうだね。あるとしたら、Sランクの依頼だね」
「別にSランクの依頼でも問題はないと思いますよ」
「いや受けないよ。受けて成功したら目立つだろ」
「それもそうですね」
2人は依頼を見る。
他の依頼はないかな。
Bランク以下の依頼を見る。
「ほとんどないな。あ、オークの依頼が残ってる」
俺はオークの依頼書を取る。
「ユウヒ君これは~」
アリアナが依頼書を見せる。
「オーククイーンの討伐? 丁度いいな。オークも討伐依頼もあるし」
「じゃあこれでやろうか」
俺達は依頼書を持って受付の所に行く。
「すみません。これを受けたいんですが」
「・・・・・・」
「・・・あの聞こえてますか?」
「・・・あ! ハイ依頼ですね!」
あまりにも暇だったから、ボッ―っとしてたのか?
依頼書をカウンターの上に置く。俺達はギルドカードを出して見せて、依頼を受ける。
「場所は北側か。行くぞ」
俺達はギルドから出て北門に行く。




