335話 喧嘩か
「いやいや出来すぎだろ!?」
蘇生薬が50個出来た所で止める。
「何でこんなに出来るんだよ! 可笑しいだろ!」
「別に可笑しくはないと思うよ。ユウヒ君の調合レベルが高いから、沢山出来ても可笑しくないと思うよ」
「可笑しいだろ!? 蘇生薬って凄く貴重な物だろ!」
「確かに貴重な物ですが。昔にエリクサーを大量に作っていた人もいましたよ。流石に薬草だけで作ってはいませんでしたけど」
「エリクサーと蘇生薬を一緒にするなよ・・・」
「別にいいんじゃないの? 売るわけでもないでしょ」
「あたり前だ。こんなものを世に出すわけにはいかないだろ」
「別に蘇生薬は世に出しても、問題はないのですが」
「・・・気になったのだが。蘇生薬って売るといくらするんだ?」
「「白金貨1000以上」」
「高っ!?」
「それだけ価値があるからね。だって、人が死んでも生き返らせることが出来るからね」
「寿命で死んでしまった場合は、効果がないですが」
「効果があったら驚きだよ。とりあえず、ここまでにしておこう」
箱に蓋をして空間の中に入れる。調合セットを綺麗にして空間の中に入れる。テーブルの置いてある蘇生薬を空間の中にしまう。
「で、まだ時間があるけど。どうするの?」
「そうだな・・・。修羅のダンジョンに行こう」
「レベル上げですか?」
「レベル上げって言うより。アイテムを手に入れる」
俺達は立ち上がり転移魔法で修羅のダンジョンに行く。
転移魔法で地下95層の休憩所に着く。俺は空間からヴェールを出して頭に付けてから、2本のレイピアを出してベルトに通す。
「地下95層? ここでアイテムを手に入れるの?」
「そうだ。狙いはあの大鎌だな」
「欲しいですか? あの大鎌」
「欲しい。だってあれ、かっこいいじゃん」
「・・・確かにかっこいいですが。使いこなすのに時間がかかりますよ」
「確かに時間がかかりそうだ。じゃあアリアナ、強化してくれ」
アリアナは俺に強化してもらう。俺はそのままダークハイプリンセスの所に行く。
「よし、後ろはがら空きだな」
鞘からレイピアを取り出して、ダークハイプリンセスに近づいて首を切る。
「よし」
ダークハイプリンセスは消滅して、宝箱が出てくる。俺はレイピアを鞘に戻して、宝箱に近づいて開ける。
「魔石か」
空間に閉まって休憩所に戻る。
「お帰り~」
「大鎌は出ましたか?」
「魔石だった。もう1回行ってくる」
再びダークハイプリンセスがいる所に戻る。
「復活が早いな」
光魔法で槍を作り光の槍を投げ飛ばす。普通に避けられると思っていたが、そうでもなく光の槍はダークハイプリンセスの首に刺さる。ダークハイプリンセスは消滅して、宝箱が出てくる。
「・・・もしかして、槍にも気配遮断が付いてるのか? 付与した覚えがないんだが」
俺は宝箱に近づき宝箱を開ける。
「薬草が・・・・・・。1000枚。俺にエリクサーを作れと?」
薬草を空間にしまって、休憩所に戻る。
「何だこれ? 何で壁が壊れてるんだ?」
休憩所に入ったら壁は壊れてるし、床がボコボコになっている。
「喧嘩か・・・」
今度はどんな理由で喧嘩を始めたんだ? そもそもここで喧嘩しても大丈夫なのか?
そう考えていたら。前から剣や槍に斧か何かが飛んできて、全部俺の体だに突き刺さり後ろに倒れる。
「「ああああああああああああ!!」」
「ユウヒ君大丈夫!?」
「いま抜きますからねっ!」
2人がこっちに来て、剣や槍に斧か何かを抜く。抜き終わったら、アリアナが回復魔法で治す。
「意識があるから、すごく痛かった・・・」
「「ごめんさい・・・」」
2人は凄く落ち込んでいる。
「まぁそこまで落ち込んでるから、そこまで怒らないが。俺がいる時は本当に気を付けてくれよ。巻き添えく食らったら俺がすぐに死ぬ」
「「ハイ・・・」」
「で、喧嘩の理由どうせどっちかが馬鹿にしたんだろ」
2人は無言でうなずく。
「喧嘩を絶対にするな、っとは言わないが。もう少し周りを考えてくれ」
「周り? あ」
2人は周りを確認して驚いてる。
「クリスタルは壊れてないが、もし壊れたらどうする?」
「帰れなくなります」
「そうだろ。喧嘩して暴れるなら、本当に何もない所でやってくれ」
「「はい」」
「よし、じゃあ俺はもう一度行ってくる」
俺は自分の服を確認する。服に傷がなくなっていたので、ダークハイプリンセスの方に行く。




