表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
342/500

328話 重力加速度耐性


 次の日。外に出て空間からヴェールを取りだして頭に付ける。


「ヴェールまで付けてるけど、今日は何するの?」

「今日は空を飛びまくる」

「飛びまくる? 飛びまくってどうるんですか?」


「ちょっと耐重力のスキルを取得したい」

「耐重力? それって、重力加速度耐性のこと?」

「多分それだ」


「そのスキルを取得するには、かなりの速度で空中を移動しないといけませんよ」

「だろうな」


 そうなると、戦闘機と同じ速度か? 戦闘機ってどれくらいの速度で、空中移動するか分からないけど。


「やる前に。もし俺が速度を落としていたら、受け止めてくれるか?」

「勿論受け止める」

「同じく」


「どうも。あと、エリクサーの準備はしてくれ。多分だが、魔力切れより内臓とかがズタボロになると思う・・・」

「そうなの?」

「内臓がズタボロになったことがあるんですか?」


「ない。斬られるが貫かれるくらいだな」

「あぁ~・・・、そうだね・・・」

「よし、行こうか」


 俺は風魔法で体を纏い空に飛ぶ。2人は浮遊魔法で飛ぶ。


「ここまで来たな。こう見ると俺の家って小さな」

「じゃあ一気に行こうか」

「いきなり一気に行くのか。・・・体が持つかな」


「ハッキリ言って。すぐに持たなくなると思いますよ」

「そうだよな・・・」

「先ずは人族の領土に行こうか」


 俺達は右を向いて、いきなり速く空中を移動する。


 こ、これなら・・・まだ・・・。


「まだ行けるね」

「そうですね。私は先に行きますね」

「じゃあ、私はユウヒ君の傍にいるよ」


 アリサは更に加速する。


「は、速い・・・!」 


 アリサについてくために、俺も更に加速する。


「おーいユウヒくーん。だいじょーぶー?」

「・・・・・・」

「あ、聞こえてないや。大丈夫かな?」


「そろそろ、人族の領土を超えるので。左に曲がりますよ」

「ッ!」


 アリサは左に曲がる。俺も左に曲がるが、バランスを崩し腕と足が曲がってはいけない方向に曲がる。


「――――――ッ!」

「ヤバッ!!」

「えっ?」


 私が見たときはもう、アリアナがユウヒさんを抱きかかえてました。


「アリサ! エリクサー!」

「分かってますよ!」


 私は空間からエリクサーを取り出して、蓋を開けてユウヒさんにかける。


「――――――ッハ! ハァ・・・ハァ・・・」

「大丈夫!?」

「大丈夫ですか!?」


 俺は縦に首を振る。


「そ、そうですか」

「よかった~~~」

「痛い、非常に痛い・・・。腕や足はあり得ない方向に曲がるわ、内臓はズタボロになった気がする・・・」


 風圧で押しつぶされるのってこんな感じか? いや、この程度じゃすまないよな。


「まだやる? 正直もうやめてほしいけど」

「まだやるよ。って言うかまだ始めてばかりだろ」

「じゃあ飛びながら帰りますね」


 俺は再度風魔法で体を風で纏う。


「よしいける」

「本当に?」

「本当だ。だから・・・早く下ろしてくれ、凄く恥ずかしい・・・」


 俺は顔を両手で覆う。


「・・・今度はアリアナが前に行ってください」

「え、やだ」

「いいから変わってください。私もうエリクサーがないんですよ」


「ユウヒ君から貰えばいいじゃん」

「今、ユウヒさんはこんな状態ですよ」

「・・・・・・ッチ」


 アリアナは俺を下ろしてくれる。


「アリサ。後で覚えていてね」

「嫌ですよ」


 アリアナは先に進む。


「じゃあ行きましょうか」

「お、おう・・・」


 俺達はアリアナについて行く。


「さっきよりマシになったが。まだキツイな」

「焦らなくてもいいですよ。焦るとまたさっきみたいになりますよ」

「分かってるよ」


「・・・もう少し飛ばすね」


 アリアナは更に加速する。俺達はアリアナについて行くために加速する。


「――――――ッ・・・」

「ユウヒさーん! 無理しなくていいんですよー!」

「分かって、る!」


「いやいや、分かってませんよね? 無理してますよね」

「そろそろ下りるよー!」


 アリアナは速度を落として下に下りる。俺達も速度を落として下に下りる。


「ハァ・・・ハァ・・・」

「ユウヒさん。無茶をし過ぎですよ」

「こ、こうでもしないと・・・、スキルを得られないだろ・・・」


「創ればいいのに」

「創るわけにはいかないだろ。作るとしたら、取得不可のものだけだよ」

「言うと思ったよ。で、まだやる?」


「やるよ。まだ時間があるんだろ」


 俺は空間からエリクサーを取り出して、蓋を開けて飲む。


「まずいぃぃぃぃ・・・」

「何で飲んだの? 薬は不味いものだって知ってるよね?」

「つい癖で・・・」


 エリクサーが入っていた容器は壊れる。


「そう言えば、アリサってもうないだっけ?」

「ないですよ」


 俺は空間から10本のエリクサーを出して、それをアリサに渡す。


「・・・イチゴ味にしてから渡してくれませんか?」

「飲まなければいいだろ。後作るのが面倒」

「そうですか・・・」


 アリサは受け取って、エリクサーを空間に入れる。


「よし、再開だ」


 再び空を飛びだす。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ