326話 私が悪かったです
アリアナとアリサはダンジョンの方に行くのか。街にはまだ魔物が残ってる、そっちから片付けるか。
弓を構えて弦を引いて、下にいる魔物に向けて放つ。矢は魔物の頭に当たり死んでいく。
ん? 何だあの4人は。他の冒険者や騎士達より気配が違う。もしかして、四天王か? 仮にそうなら関わりたくないな。
そう思いながら下にいる魔物を矢で殺す。
「ねぇアリアナ。何でユウヒと一緒にいるの?」
リゼットが戦いながら、私に聞いてくる。
「いきなり何言いだすの?」
「いきなりで悪かったわね。でも、気になるのよ」
「何か余裕で聞いてくるけど。私1人で先に行っていい?」
剣で魔物を殺しながら、リゼットに聞く。
「えっ、それは勘弁してほしいのだけど」
「じゃあ、喋ってないで。手を動かしてよ。じゃないと殺すよ」
剣の矛先をリゼットに向ける。
「ひぃ・・・! 私が悪かったです・・・」
「・・・」
私はそのまま、リゼットの後ろにいる魔物を殺しいく。
「えっ、ちょ!」
リゼットの後ろにいた魔物を殺す。
「もう少し周りを見たら?」
「・・・・・・うん」
「なにほっぺを赤くしてるの? 気持ち悪いからやめて」
「酷い! そこまで言わなくてもいいじゃん!」
「もう少し緊張感持ったら? ここ凄く危ない場所だよ」
「アンタに言われたくないわ!」
「ハイハイ・・・。先に進むよ」
私たちは街の北門から出て左に行が、魔物がうじゃうじゃいた。
「うぅっわー、かなりいるわね・・・」
「じゃあ戻れば?」
「ほんっっっとに辛辣に言うわね・・・」
「だって。一緒にいるのが嫌だから」
「そんな事言わないでよ。私は嬉しいのよ、アリアナと一緒に行動で出来て」
「はぁ・・・。早く終わらせたいから、ユウヒ君がこの辺の魔物を一掃してくれないか・・・」
「そんなうまい話が――――――」
すると、うじゃうじゃいる魔物に矢が降って。次々と魔物の頭に当たり死んでいく。
「――――――うっそ。こんな事ある?」
「・・・私の思いが通じた?」
「偶然でしょ」
「言ってみただけだよ。早く行こう」
私たちは先に進む。
「これで簡単に先に進めるだろ。街の方も大分片付いてきたし、アリサに念話してみるか」
俺は念話でアリサに話しかける。
「(アリサ。いまいいか?)」
「(休憩中なのでいいですよ)」
「(今アリアナとリゼットさんが、主に殺しに行ってる)」
「(えっ、ユウヒさんの所にアリアナがいるんですか? 私の方に来てほしかったんですが)」
リゼットさんは無視か。
「(俺の方を終われせて、後でアリサの方に合流しようとしてたんじゃないか?)」
「(そうでしょうか? まぁそれはいいとして。こっちは何とか半分は終わりましたよ。意外と冒険者と騎士団や部族が抑えてましたよ)」
「(じゃあアリサは必要なかったのか?)」
「(いえ、いくら強くても数が少ないので。手薄な所は私が行って主を殺しましたよ)」
「(主だけでじゃなく、他の魔物も殺してほしいと思ってるぞ)」
「(ちゃんと殺しましたよ。そろそろ休憩を終わらせます)」
「(分かった。俺とアリアナの方が終わったら、獣人族の領土に行く)」
「(来る前に終わってるかもしれませんよ)」
アリサとの念話を終わらせる。
「さて、アリアナとリゼットさんの方は・・・」
「終わったよ~」
下の方からアリアナとリゼットさんが来る。
「いや、なにリゼットさんまで来てるんだよ」
「いいじゃない。それより、援護ありがとね」
「どういたしまして。ここはもう平気だよな」
「えぇ、後はこっちが何とかするわ」
「それならいいや」
それにしても。何で普通に話しかけて来てるんだ?
「で、アンタたちはどうするの?」
「このまま獣人族の領土に行く」
「そっちもダンジョンモンスタースタンピードが起きての?」
「というより、全領土で起きてるぞ」
「ウソッ!? 全領土って。世界の危機じゃない!?」
「大丈夫だ。獣人族の領土以外、全部終わってる」
「えっ?」
「と言っても、ほとんどがアリアナとアリサが終わらせたんだが」
「異常じゃない?」
「否定はしないよ。という事で、俺達は獣人族の領土に行ってくる」
「えぇ。気を付けて」
アリアナは転移石を出して、獣人族の領土に転移する。




